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  • 光と影を撮る(日光東照宮編)

カメラ初心者の女優・宮﨑香蓮が、写真部の報道カメラマンに
学びながらフォトコンテストを目指す人気連載!

新聞社の総力をあげて "究極のカメラ女子" を作り上げる
"KCJ(究極のカメラ女子)プロジェクト"。

前回、ミニチュアを利用した構図の特訓で、
脱初心者への道を確実に歩んでいた宮﨑香蓮ちゃん。
今回は"光と影のコントラスト"をテーマに、
栃木県は日光を訪れます。
初夏の強い日差しのなかで、
"光と影"のコントラストを学ぼう!

「どーも。写真部の藤原です。
今回は日光は東照宮に伺いました!」

「おはこんばんちは。宮﨑香蓮です!
日光東照宮って、初めて訪れるのでとっても楽しみ。」

「ここは煌びやかな建物がたくさんあるので、今回のテーマにうってつけなポイントなんだ。建物の輝きや木漏れ日など、光のキラキラ感だけでなく、日陰のしっとりした質感にも意識を広げてみましょう!」

「ふむふむ。つまり光のコントラストを意識するわけですね。」





というわけで、東照宮を巡ってみましょう!
ここは修学旅行生や海外からの観光客も多く、
歴史的、文化的にも価値の高い史跡ですので、
くれぐれも撮影マナーには気をつけましょう。



「五重塔に表門! なんかこれだけでも、重厚感がありますね。」

「そりゃそうだ!なんたってここは8棟の国宝に、34棟の重要文化財がある、国内随一の史跡スポットだからね~。」

「なんか藤原さん、いつもよりテンション高くないですか?」

「いやいや、こんだけ凄い建築物を一挙に見られる機会なんて、そんなにないよ? そこはテンションあげていかないと!」





結局、いつものように枕が長くなりましたが、
ようやく撮影開始です!







日向と日陰で光量の差が大きいため、
露出を合わせるのがなかなか難しい……。



「以前に雑司が谷の鬼子母神で撮影したときにも思ったんですけど、基本的に神社仏閣って木に覆われているじゃないですか……。薄暗いところから撮ると、空や日が当たっている場所が白く飛んじゃんですよ。反対に空を青く撮ると、建物が真っ暗になっちゃうし。むずかしくないですか?」

「だから練習しに来たんでしょ!
そこを踏まえて構図を選んでいくのが今回のテーマなの!」

「おぉ~! なるほど~。」





まずは、香蓮ちゃんお得意の
"フレーム効果"を利用した一枚。



「これはもういうこと無し!
光のコントラストもよく効いていて、いい感じですね。」

「気づけば、毎回必ず撮っているお気に入りの構図なんです!」



お次は、表門をくぐる前にある五重塔を撮影をしてみましょう。






被写体を大きく中央に配置し、
左右の樹木でシンメトリーな構図を意識して。







五重塔を左2/3に配置した構図。







木漏れ日を入れ込んで、コントラストを意識したもの。







さらに木漏れ日を被写体のメインに据えたもの。
光の透過を意識したと思われます。



「コントラストの表現は、どこに焦点を合わせるかってことが重要なんだよね。それはピントの話しだけでなく、どこの色合いを見せたいのか? 」

「一応、 五重の塔の煌びやかさはパキッと光らせて、木漏れ日はちょっと柔らかい雰囲気にしようと撮ってみました。」

「光から伸びる筋を強調するなら、もう少し絞ってもよかったかな? 光芒(こうぼう)とか光条なんて呼ぶんだけど、絞れば絞るほど光の筋がきれいに伸びるんだ。」





確認のために、改めて木漏れ日だけを撮影してみよう。







同じ構図で、さらに絞って撮影してみると…。



「本当だ!絞って撮った方が、光芒がきれいに現れました!」

「光の筋の本数は、細かくいえば"絞り羽根"の枚数によるんだよね。でも、この話はまたの機会に。今回はとりあえず、絞れば絞るほど光芒がはっきり映るということを覚えておきましょう。」



久しぶりに新しいテクニックを身に着けた香蓮ちゃん。
テレテレッテッテッテー♪ 勇者香蓮ちゃんのレベルがひとつ上がった!






さて、ちょっと落ち付いて
"参道パワーストリート"とも呼ばれる上神道をパチリ。
奥行きを上手に表現した一枚です。







石灯籠の奥行きをもう少し強調するため、
あえて塀との隙間をフォーカスした構図。



「メインの参道を撮るのではなく、あえて狭い範囲で遠近感を強調しようとする姿勢は二重丸です! 」

「なんか、今回の私は飛躍的に伸びちゃう予感がします。
藤原さんを追い抜く日も近づいてきた?」

「調子に乗らないの!」

「藤原さん、その表情気に入ったから、言ってるだけでしょ?」

「うん。」