ほっとWebHOME > 東京カメラ女子 > 作品を撮る②ー最終回ー
  • File22
  • 作品を撮る②ー最終回ー

カメラ初心者の女優・宮﨑香蓮が、写真部の報道カメラマンに
学びながらフォトコンテストを目指す人気連載!

これまで学んできたことを結集し、卒業試験に望む宮﨑香蓮ちゃん。
「東京タワーのある風景」をテーマに、あれやこれやと四苦八苦するものの、
なかなか思うイメージ通りの写真が撮れなかった前回。
果たして満足できる写真は撮れるのでしょうか?
固定概念を捨てて、
構図の可能性を攻めまくれ!

「どうも、写真部の藤原です。
前回は実際のフォトコンテスト受賞作品を見比べて、普通のスナップ写真との違いを感じてもらったうえで、撮影を行いました。」

「ところが、全然作品っぽく仕上がらないです…。どーして?」

「それは自分で気づいてもらうしかないのです。なぜならソレが卒業試験の課題なのだから…。」


前回は東京タワーの全景を遠くから撮影し、
徐々に近づきながらイロイロと構図を探ってみました。
今回は、近づくというよりも東京タワーから撮影をしてみようという作戦です。





というわけで来ました東京タワー。
残念ながら外装の工事中で、いたるところに作業安全用のネットがかけられています。



「おお!なんというタイミング…。これではせっかくの東京タワー様のお姿が、みすぼらしい感じに写ってしまうのです。」

「まぁ、工事中というのは通常のスタイルではなくて、今しか見られない姿と捉えることもできるよね。」

「なるほど! 今しか見られない姿ということは、時期を限定できる要素でもあるわけだから、四季の様子を写している写真みたいな撮り方をすれば、作品っぽくなるかも!」

「いやいや。こういう工事中の姿って、歴史的な資料としての価値はあるかもしれないけど、風景写真としては駄目でしょ!」





とはいえ、せっかく真下にいるので、
一応撮影をしてみる香蓮ちゃん。







ネットが目立たないようように、
露出を調整して、タワーはシルエットぽっくしてみたそう。







さらに東京タワーの内部へと突入する香蓮ちゃん。
東京タワーは商業施設となっている下のビル屋上から
最初の展望台までは階段で登ることができるのです。



「こうなったら、東京タワーの全景にこだわらずに、内部からの写真にチャレンジしてみようかと。固定概念を覆す、発想の転換なのです!」

「その考え方は、すごく素敵なことですが、私はアドバイス禁止なので、見ざる、言わざる、聞かざる…。」





真っ赤な格子に囲まれた階段でのショット。







真っ赤な鉄骨と青空で色のコントラストを意識した一枚。



「見ざる、言わざる、聞かざる…。むぐむぐ。」

「大丈夫。これだと何を撮りたいのか、メインの被写体やイメージがわからないって言いたいんですよね?」





手間の格子をボケさせて、
おくの鉄骨にピントをあわせた一枚。





今度は反対に手前の格子にピントをあわせたもの。



「いいたいことは伝わっていたみたいで、ちょっと安心しました。」

「ただ撮るだけでなく、いちおう考えながら撮ってますから。」

「でもさ、これってやっぱり作品と呼ぶには寂しいよね。
お次はどうするつもり?」





おもむろに眼下の街並みでシャッターを切る香蓮ちゃん。
なるほど東京タワーを影で表現した一枚ですね!



「おお! 考え方としては、ものすごくいい感じの目線ですよ!」

「もっと褒めてください。
私は褒められて伸びるタイプなので(笑)。」

「でも、作品と呼ぶにはまだちょっと…。
これで、シルエットはもう少し明瞭だったな〜。
はっ!いけない。NOアドバイスだった!」




上へ戻る