• 2012年
    (平成24年)
    09月12日
    (水曜日)


    文京区

    ホンモノの東京新聞はこちらから


    折り紙で遊ぶ編集長 折り紙で遊ぶ編集長

     文京区と聞けば、私の頭の中では「音羽」と続く。新宿区と聞けばいまだに「牛込局区内」であり、港区では「赤坂五丁目」なのだ。これはきっと放送局がプレゼントなどの応募宛先を頻繁にテレビの中で言っていたので、染み付いているのだろう。「牛込局区内」は昔曙橋にあった頃のフジテレビの宛先で、「赤坂五丁目」は今も変わらずTBSのそれだ。しかし、文京区の「音羽」は、出版社がニュースやワイドショーで頻繁に取り上げられた時、一気に染み付いたのである。
     文京区には出版社が多い。実際にその割合を知るわけではないけれども、大手の出版社はほとんどが文京区にあるような気がするほどだ。ぼんやりと想像するに、江戸時代、この辺りは武家屋敷が多く、その広大な敷地を大学などの教育機関や大病院などが一斉にできて、顔を見て話すか書簡や印刷物という情報のやり取りしかできない時代には、それらのそばに拠点を構えることが当然のことだったのだろう。もちろん、文人たちも多く集まるようになってさらに「文の京」として発展していったのだと想像できる。実際、夏目漱石や森鴎外も、この辺りをウロウロしていらっしゃったのだろう

    まずは孔子さまへの挨拶から!
     象徴的な場所が、ここ「湯島聖堂」である。である、などと言っても、私は今回訪れるまで、ここが孔子廟だということを知らなかった。孔子の霊廟なのですね。しかし、国有財産で文化庁などの所管なので、お参りしている人たちの賽銭と言うのか浄財と言うのか、この拝殿のようなところの前におかれた箱に投入されたお金は国庫に入るのだろうか。



    絵馬を拝見する編集長 絵馬を拝見する編集長

     でかい孔子さんに挨拶をして、祈願にられた皆さんの願いが記された絵馬を拝見することにした。もちろん、学問成就をお願いするのだろうけれども、どこか孔子に対する態度と菅原道真に対する態度に、質の違いのようなものを感じた。何だろうこのチューリップに配電図のような文様は。ちゃんと文字で書かれているものもある。
    「住所 根なし草 氏名 平成の関孝和」、別の絵馬には「住所 here 氏名 Who am I?」と書かれている。……なめとんか。

    様々な絵馬が・・・ 様々な絵馬が・・・


    大きな孔子銅像でした 大きな孔子銅像でした

    湯島聖堂の大成殿で学業成就のお参り 湯島聖堂の大成殿で学業成就のお参り

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    折リンピックが絶賛開催中!?
    おりがみ会館にて小林館長の折り紙で実演で楽しく勉強

     かねてから一度行ってみたいと思っていたところが、そう遠くないところにあった。「おりがみ会館」である。常に、様々な展示が、季節や時流に合わせて企画されているようだ。スカイツリー、龍、オリンピック、恐竜、人形浄瑠璃、七福神などの縁起物などなど。私達が子供の頃に触れていた折り紙とは隔世の感がある。発達、進化、多様化が目覚ましい。紙を作る技術は世界に誇れるものがある日本は、もっとこの文化を大切にしていただきたいものである。それでなくとも高齢化が深刻な問題になっているのだから、安上がりで場所も取らず、指先を動かしてボケ防止、子供達とのコミュニケーションの手段としてももってこいの折り紙を、日本の国技にしよう。

    折リンピック!開催中でした

    展示物を楽しむ編集長

    そうなると、このおりがみ会館は国技館だ。そして、私は書きながら着地点を見出していない。残念なことである。
     小林館長に、様々な折り紙の実演とべらんめえの解説で楽しく勉強させていただいた後は、全く対極にあるであろう「日本サッカーミュージアム」へ。前の道路にも「サッカー通り」という名前がついている。湯島幼稚園の壁にはハイハイをしている赤ちゃんがサッカーボールで遊んでいるところから、活発な少年に育っていき、オリンピックとワールドカップでダブル優勝するところまでのイメージ画が、類人猿からクロマニヨン人を経て現代人に進化する様子を描いたイラストレーションのように描かれている。ここはサッカーの街なのだ!



    小林館長との記念撮影

    折り紙工房にて説明を受ける

    サッカー通りにてキックする編集長

    壁画はやはりサッカー

    日本サッカーミュージアム前にて

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    なんとなく円陣に加わってみる!
    円陣に加わる編集長

     選手たちの円陣にも加わり気合を入れてはみたものの、いかんせん、私はサッカーにそれほどの思い入れはないので、軽く流して見させていただいたけれど、好きな人には垂涎の展示が凝縮されているので、是非ムードに浸っていただきたい。3Dの試合映像は迫力があったなあ。




    館内では様々な展示がされていました
    館内では様々な展示がされていました

    迫力の試合映像を楽しむ。
    迫力の試合映像を楽しむ

    堂々として佇まいの編集長
    堂々として佇まいの編集長

     ありゃ、いつも第三京浜を通る時に見ていた工場の本社は、ここにあるのか。0.03ミリの恩恵に、皆さん感謝せれ。この辺りは大学病院も多いので、医療器具の会社も多いのだな。コンドームが医療器具かどうかは知らねども。

    オカモト株式会社の本社がありました
    オカモト株式会社の本社がありました

    0.03ミリです
    0.03ミリです

    雑貨店「かねやす」のシャッター
    雑貨店「かねやす」のシャッター

    交差点に「かねやす」発見。店頭に「本郷もかねやすまでは江戸の内」と誇らしげに書かれている。「江戸」というと、本来はここまでだった、という主張がなかなかのプライドを見せてくれている。

    説明文を読む編集長
    説明文を読む編集長

     その向かい側あたりに、「ホテル機山館」の案内看板が。懐かしいなあ。泊まったことはないけれど。デビュー当時、その頃の事務所の社長と上京して、有楽町のニッポン放送で仕事をした帰り、「社長、今日はどこに泊まるんですか」「え~、ジンギスカンやったかな」「変わったホテルの名前ですね」「あ、ちゃうちゃう、カサブランカ」「全然違いますやんか。チェックインしたんでしょう?」「あ、マッチがあった」「見せてください……、機山館やないですか」「似てるやないかい!」という会話をした記憶が蘇ってきたのだ。

    デビュー当時の懐かしい記憶が
    デビュー当時の懐かしい記憶が

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    金魚と珈琲を楽しむ編集長
    珈琲 金魚坂の外観
    珈琲 金魚坂の外観

     金魚坂と呼ばれている小道に、メルヘン調の建物が。「珈琲 金魚坂」である。ここで三百年もの間、金魚を扱い続けている老舗が経営している。入るといきなりリアルな表情の人形に脅かされ、「あーびっくりしたあ」と呟きながらコーヒーをいただく。多分七代目、とおっしゃる女将さんに言われや歴史をうかがい、古地図で「吉田」さん(江戸時代の屋号)を発見し、釣果なしの釣り堀体験をさせていただくことができた。貴重なお話をありがとうございます。 江戸時代の金魚番付
    江戸時代の金魚番付




    人形にびっくりした編集長
    人形にびっくりした編集長

       文京区に来れば懐かしい赤門の前で祈念写真をおさえておかないと、と、学問に始まり学問に終わる、文京区だった。赤門、懐かしいなあ。昔、よくここをくぐっている人を「すごく勉強が好きなのだろうなあ」と眺めたものである。



    店内にはたくさんの金魚が
    店内にはたくさんの金魚が

    女将の吉田さんにお話を伺う
    女将の吉田さんにお話を伺う

    釣り堀も併設されてます 釣り堀も併設されてます
    赤門前で記念撮影をとる編集長
    古地図で現在地を確認する
    古地図で現在地を確認する

    スポット情報

    ● 史跡 湯島聖堂
    文京区湯島1-4-25
    TEL 03-3251-4606
    http://www.seido.or.jp/


    ●おりがみ会館
    文京区湯島1-7-14
    TEL 03-3811-4025
    http://www.origamikaikan.co.jp/


    ●日本サッカーミュージアム
    文京区サッカー通り(本郷3-10-15)JFAハウス
    TEL 03-3830-2002
    http://www.11plus.jp/


    ●金魚坂
    文京区本郷5-3-15
    TEL 03-3815-7088
    http://www.kingyozaka.com/


    編集長松尾貴史
    松尾貴史

     1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。