• 2013年
    (平成25年)
    09月20日
    (金曜日)


    世田谷区編PartⅡ
    ホンモノの東京新聞はこちらから


    本日の編集長:馬事公苑正門前より 本日の編集長:馬事公苑正門前より前号に引き続き、世田谷だ。広いしね。多いしね。地元だしね。ごめんなさいね。
    世田谷区で最近大きな話題となったのが、「世田谷ナンバー」だ。地元の名前が入ったナンバープレートに、通常なら住民は喜ぶのだろうなあと思っていたら、 「居住地域が特定されてストーカー被害に遭うかもしれない」などの理由で反対する人たちも現れた。特定と言っても、90万人という、島根県全体や鳥取県全 体よりも多い人口でそれを言い出すのはどうだろうかとも思うが、アンケートの取り方がどうだとか、なかなかの拘りもあるようで、「知れた世田谷という有名 な地名を今さら売り込む必要はない」という、セレブリティの集まる街ならではの「奥ゆかしい」軋轢なのかもしれない。
    余談だけれども、先日、この反対運動をしている中心人物からメールをもらった。最初は匿名だったので、すこぶる不審だったのだが、そのこと自体を返信で責 めると正体を明かされた。何と、面識があった。以前何度か行ったことのある区内の飲食店の経営者だった。長文で説明されたのだけれども、やはり理解ができ なかった。私の読解力が無さ過ぎるのかも知れないが、いまだにその真意は謎だ。将来、区長選にでも出る布石なのかな、などと勘ぐってしまった。

    お馴染み過ぎの馬事公苑を散策する編集長。
     今回は馬事公苑からスタートすることにした。いや、されたわけだが、ここはしょっちゅう花見に来たり、イベントを見に来たり、散歩をしたり、馴染みが深すぎて、ただただ歩き回っただけになってしまった。
    なぜ「公園」ではなく「公苑」なのかが気になったが、手元にあった資料によれば、植物がある場合は「園」で、動物がメインの場合は「苑」だというような記 述があった。そうだったのか、馬事公苑。しかし、ならば動物園は動物苑でなければならないではないか。おまけに「苑」にはクサカンムリが付いているぞ。気 になる所だが、掘り下げても実りが無さそうなので、思考停止をしながら歩いてみる。

    ちなみにこの遊具、全長2m位有ります
    編集長の必死の形相、TVではなかなか見られません
    すこぶる広い敷地なので、普段入り込まない場所にも足を踏み入れてみた。「ポニー広場」というエリアを発見。看板にポニーの生首かと思うようなオブジェがあって、いささかワイルドな演出に肝を冷やした。すぐ下のカラフルなレタリングとのギャップもご愛嬌だ。


    看板はワイルドですが、中には可愛らしいポニーがおりますのでご安心を


    往年のスターもご来場されております

    昔ながらの中華そば。たまに食べたくなるんですよね~。 馬にひかれちゃうと大変ですので・・・

    逆さまのティッシュペーパー。重力に逆らっているので抜きにくいです。 売店のソフトクリームで小休憩

  • 2013年
    (平成25年)
    09月20日
    (金曜日)

    東京農業大学の博物館。
    お酒も有ればニワトリもおり。
    博物館前に佇むニワトリ。何となく拝みたくなります

    農大卒業生達の日本酒が美しく陳列。展示の仕方にもこだわりが感じられます

    童心に返って、様々な無邪気さを発揮して悪ふざけをした後、馬事公苑に隣接している、東京農業大学「食と農」の博物館へ。ここも、時折訪れては冷やかして いるので馴染みがある。今回は、カレーに合う米「?哩米」を特別販売していた。インディカ米の表面のパラパラ感と、ジャポニカ米の中身のモチモチ感を併せ 持つ優れもので、本当にカレーに合う。日本の農業技術は大したものだ。
    駒沢給水所正門前に到着。閉まっているので記念撮影をした。...移動。
    こちらの品種、しっぽの長さなんと6m!

    駒沢給水所。休日の為中には入れませんでした…

    物販スペースにておにぎりを試食中

    カレー用とかチャーハン用とか。国産米です
    ※こちらは期間限定販売の為、常設販売はしておりません

    編集長思い出の地、桜新町のとんかつ店より。
    とんかつ屋の大将と1枚。サザエさん通りのど真ん中に有り

     そうか、腹が減ったので何もする気が起きなかったのだ。というわけで、桜新町のとんかつ屋さんで腹ごしらえ。J党のI幹事長も贔屓だそうで、よく来られ るそうだが、そんなことは気にせずにとんかつを食らった。もう何も入らないという所まで食ってしまったので、もう動けない。
    しばし、雑談。

    シンプルなとんかつかと思いきや、薄切り肉を重ねたミルフィーユカツです

     桜新町と言えば、デビュー当時に関西から東京に仕事で来始めた頃、ホテル代も出ない(本当は出ているのだが、事務所が私に渡さなかったという説もまことしやかに私が語っている)ラジオの仕事で週に4日間東京に泊まらなくてはならず、しかたなく構成を担当していた作家の北吉洋一さんの桜新町のマンションに、「三匹の猫の世話をする」ことを条件に居候をさせてもらっていた。バーでキープしているボトルも全部飲ませてくれたなあ。ありがとう、北吉さん。
    おいしいとんかつに舌鼓の編集長(とんかつ 味の丸信さん)

  • 2013年
    (平成25年)
    09月20日
    (金曜日)

    クリエイティブな学校のギャラリーに魅せられて…。
    館内ワークショップを見学。自分でスノードーム作れちゃいます

     思い出話はもう良いですよと担当者に言われ、不承不承、三宿に移動してみた。最近話題の「世田谷ものづくり学校」に、断りを入れて潜入。元々廃校になっ た小学校の使い道を探していてこのような有効利用に到達したそうだが、ずいぶんと大人の私もわくわくするような希望がわいて来る素晴らしいスペースだっ た。
    スノードーム美術館のワークショップに乱入して少々ではない邪魔をしてしまったり、家具屋さんというか木工作業をしている職人さんの邪魔をしてしまったり、とにかく邪魔をしたわけだ。




    編集長の表現をお借りすると、ファンシーなビルだそうです。
    館内に有る映画スペース。地域の住民向けに作品上映中です

    様々なベンチャーや自由な発想と意欲で独創的なセンスを試したいという人たちが多いようで、入居希望者も「待ち」が出ているとか。退屈しない。ギャラリー やライブ会場としても使えるスペースもあるので、いつかここでおもろいことをやってみせると、心に誓って表明はせず、退散。 編集長の表現をお借りすると、ファンシーなビルだそうです。
    スノードーム美術館。かの著名人も後援に名を連ねております 編集長の表現をお借りすると、ファンシーなビルだそうです。
    小学校の水道って、そういえばこの蛇口でしたよね・・・!?
    ちなみに撮影は真冬です。
    世田谷ものづくり学校正門前。小学校の跡地を利用して作られたと


    編集長の表現をお借りすると、ファンシーなビルだそうです。
    おしゃれな学校で創作意欲をかき立てられております


    編集長の昔のお住まい。是非探してみては…!?
    ガチャガチャが有ればやらない訳には行きません・・・
    世田谷区の最後は、行きつけの居酒屋さんで仲間と一杯!
    夜の帳が降りようとする時間となり、いや本当はまだまだ驚くほど明るいが、この後は必ず夜が来るという頃合いとなり、さて世田谷で夜が面白いと言えば、前回徘徊した下北沢や三軒茶屋か、小田急線の経堂駅ということになる。迷わず、経堂の駅周辺にやって来た。ここは珠玉のカレー「ガラムマサラ」(最近、駅のすぐ南側に移転)や、「美登利寿司」(他の駅近くにある行列ができる激安ではなく、昭和2年からある老舗)、ラーメン「まことや」など、名店も多い。近年できたコルティのせいで、なんとなく経堂駅が成城学園のようになってしまっているが、バスロータリー側から入って、その建物内を一番反対の端まで歩いて抜けて小さめの出口から出ると、至近にあるレンタカー屋の前から細い路地を北側に入って割りとすぐに、階段を数段下りる半地下のような店がある。はっきりとした看板は出ていないが、毎日のように落語会やミニコンサート、朗読会、トークショー、地域振興イベント、交流会などが開かれ、
    編集長の昔のお住まい。是非探してみては…!?
    「さばのゆ」さん入口。地域のイベント情報盛り沢山です!!
    連日落語家、漫才師、ミュージシャン、役者、ライター、活弁師、浪曲師、水産会社社員、歌手、近隣の飲食店店主、芸術家(高名な人形作家や東京藝大の仏像の権威など多彩)が集結しては、垣根もハードルもなく融合したり化学反応を起こしたりしている居酒屋風のスペース「さばのゆ」なのだ。
    ちなみに撮影は真冬です。
    地方を応援する新聞を制作する「エクサピーゴ」さん。
    ちゃんとロケのスケジュールを入れて頂いております
    ちなみに撮影は真冬です。
    「さばのゆ」大将の須田さん。前日にお願いしてお店を開けて頂きました
  • 2013年
    (平成25年)
    09月20日
    (金曜日)

    編集長仲良しの落語家さん。お隣の笑顔の方がご本人です

    私も、ここでの落語会の「?落し」で、落語を一席やらかした縁もあるし、トークショーや「モンティ・パイソン関西弁朗読会」などは、もうすでに何度も参加させてもらっている。 落語家の桂吉坊さん。こちらのお店で落語会を開いております

    経堂の居酒屋さんから、復興支援の輪を。
    福島、宮城の缶詰を東京に運んで販売されたそう。敬意を表します

     この店の店主は、コメディのプロデューサー兼ライターで、モンティ・パイソンに日本一詳しい人(著書多数)でもある須田泰成さんだ。この2年あまりは、東日本大震災の被災地支援で心血を注いでいる静かな熱血漢で、宮城県の木の屋石巻水産の工場の復旧にも尽力し、津波で流され埋もれた泥だらけの缶詰を運んで経堂界隈で洗って売って応援を続けた中心人物で、新聞記事やテレビ番組などでも目にしたことがある人も多いのではないだろうか。その心温まる交流を描いた絵本「きぼうのかんづめ」の著者(作画は宗誠二郎さん、ビーナイス刊)でもある。
    実は、私もこの活動に少々関わっている。この店で飲んでいたのが縁で、被災する前の木の屋の社員・鈴木さん、松友さんらと仲良くなり、私のプロデュースで辛口のクジラ肉のカレーを出そうということになった。何度も試作品を造って、「よし、これで売り出そう」というタイミングが、2011年の3月の頭だったのだ。その直後に津波ですべてが流され、缶詰工場も再生の目処が当初は立たなかったので、缶詰ではなく、九州の会社に依頼してレトルトで販売して売り上げを支援に回そうということで、現在も続けている。もしご興味がある方は、「石巻鯨カレー」で検索をしてみてください。
     支援の輪は、この経堂界隈の人々に、池に小石を投げ込んだようにあっという間に広がって、大きな力となった。この街が素敵なのは、お仕着せのマニュアルよりも、その時、その場の雰囲気や状況で、自然とそこだけのルールができていく予測できない快適さがあるところだろうか。それも、普段何気なく飲んでいる時にも自ずと現れる。
    今日も気がつけば、友人の星子さんと落語家の桂吉坊さんがいつの間にか私を挟んで飲み始めている。びっくりした。彼らは、現れる所現れる所が賑わう、世田谷のざしきわらしなのだった。  今夜はもう私をさがさないでください。 店長さんの著作「きぼうのかんづめ。」復興支援にまつわる実話を絵本にされたとの事

    編集長の一声で沢山の方にお集まり頂きました

    お店の中で売られている缶詰も、復興支援の一環なんです

    石巻鯨カレーをご試食。酒好きにはたまりません!!

    スポット情報

    ■JRA馬事公苑
    〒158-8523
    東京都世田谷区上用賀2-1-1 03-3429-5101(代表)

    ■東京農業大学「食と農」の博物館
    〒158-0098
    東京都世田谷区上用賀2-4-28
    03-5477-4033

    ■とんかつ 味の丸信
    東京都世田谷区桜新町1-13-5  
    ?03-3428-3924

    ■IID世田谷ものづくり学校
    〒154-0001
    東京都世田谷区池尻2-4-5
    03-5481-9011

    ■東京さばのゆ
    〒156-0052
    東京都世田谷区経堂2-6-6 1F

    03-579 96138(コナモン食う 黒いサバ)
    ※今回も松尾編集長の地元という事で、「責任編集版」としてお送りしました。

    編集長松尾貴史
    松尾貴史

     1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。