• 2013年
    (平成25年)
    11月14日
    (木曜日)


    渋谷区編PartⅠ

    ホンモノの東京新聞はこちらから


    本日の編集長:渋谷駅モヤイ像前にて。 本日の編集長:渋谷駅モヤイ像前にて。FIFAワールドカップの日本代表が出場を決めた夜の渋谷は、「DJポリス」なるお喋りお巡りさんの仕切りで混乱を起こさず平穏裏に騒ぎが収束したと、連 日ニュースや情報番組でも取り上げられていたが、ここ渋谷は、何かあれば若者が騒ぎ始めるという街のキャラクターが定着している。
    担当者やカメラマンとはハチ公前で待ち合わせをしたのだけれども、このコラムの性質上、ハチ公よりもモヤイだろうと思い立ち、ぐるりと駅を回ってモヤイさ んの所へやって来た。ご存知の通り、モアイではなく、モヤイなのである。
    伊豆諸島の新島で採れるコーガ石という石があって、軽くて彫り易いので、どんどんオブジェが作られた。この「モヤイ像」もその一つだ。新島の人が考案し て、今から30年以上前に新島が東京都に編入されて100周年になったのを記念して、渋谷区に贈られたものだそうだ。なぜ渋谷区に贈られたのかは謎だ。
    「モヤイ」はもちろん、イースター島のモアイをもじっているけれど、舫(もや)い結びの「舫う」という言葉が、人々のつながりをも意味することから、「こりゃいいねえ」ということになったようだ。
    しかし、イースター島のモアイと似ているようでもあり、何やら古代のヨーロッパ人の鼻っ柱を思わせる彫りの深さもあり、ウェーヴのかかった長髪も謎のままで、何ともしどけない思いで見てしまうのは私だけだろうか。

    渋谷の歩道橋。
    ステッカーやら落書きやらが気になる編集長。
     さて、すぐ前にある国道246号線を渡ろうと大きな歩道橋に上がる。歩道橋の欄干というか手すりの先に、フィギュアショップの棚のような物があったので 手を伸ばそうとしたら、それは走行する自動車などへ向けた案内板の裏面だった。商品のように見えたのは、べたべたと無遠慮に貼られまくったステッカー類 だった。中にはチラシや、ただの落書きもある。渋谷は、ここまで行儀の悪い阿呆が集結しているのかと暗澹たる気持ちになってしまった。現代風の千社札とも 言えなくもないが、このマーキングの習性、犬の縄張り意識の合理的理由から考えると、あまりにも頭が悪い顕示欲による意味のない行動ではないか。

    渋谷の街の落書きの多さといったらもう…。 セルリアンタワーの裏手に、マスコミで良く取り上げられるのか自分から売り込んでいるのかは知らないが、有名な焼肉店がある。有名人が来ていることをペラペラと喋るので、TVにとっては重宝な店なのかも知れない。値段も含め結構な高級店なのに、客の回転に躍起で遠くの皿を片付けたい時に客に手伝わせるので居心地が悪く、ずいぶん前から行かなくなってしまった。

    松尾編集長、渋谷センター街の帽子専門店で帽子を購入!!


    恒例のガチャガチャで、今話題の「ふなっしー」ゲット!

    今回はこんな所にもお邪魔しちゃいました! 今回はこんな所にもお邪魔しちゃいました!

    ここにはあまり捨てる気にならないかもしれません。。。 ここにはあまり捨てる気にならないかもしれません。。。

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    11月14日
    (木曜日)

    渋谷区総合センター。
    意外と知られていないですが色々やっております。
    指はさしていますが、開館前ですので星は見えておりません。。。

     そんなことは全然関係なく、この辺りに近年できた渋谷区文化総合センターに足を伸ばしてみた。一階というか半地下の広場のような所に大きな石の彫刻がど んと安置されている。少しへこんだ大福餅のような格好だが、その存在感の唐突さは、作者の意図する所なのだろうなあ。にもかかわらず、作品を鑑賞するのに 一番ベストな方向に、客に行列を作らせる時にガイドとして使うポールのような物に縛り付けた「作品に登らないでください」という立て札が設置されている。 作品の意義として、一番邪魔であり、台無しなことなのだが、靴を履いたまま上に登られて汚れたり、滑って落ちて怪我でもされたりすると責任問題になるの で、一応表示はしておいたというアリバイ作りのような処置だ。とにかく、作品にとって一番不幸な状況にされてしまっているのが悲しい。きっと、高名な作家 による物なんだろうなあ。

    作品よりも注意書きに目が…。

    この建物内にある大和田伝承ホールでは良質な落語会なども催されていて、貴重な場なのでチェックされることをお勧めする。近くは、12月4日、桂吉坊による「吉坊ノ会」がある。毎回質の高い高座に定評がある。今回はゲストに、寄席でおなじみのペペ桜井氏のギター漫談が渋谷で聴けるという貴重なコラボレーションが見られるようだ。
    何だか面白いので遠目で撮影してみました。

    ギリギリ触ってはおりません。

    こちらにも注意書きが。どうしても登って欲しくないんでしょうね。

     この同じ建物の上に、プラネタリウムもあったのか。渋谷と言えばプラネタリウム、という伝統を、東急文化会館からこのコスモプラネタリウム渋谷に受け継いだのだな。時間外だったので鑑賞はできなかったが、いつかは何してみようと緩やかに思った次第。
    移転直前のたばこと塩の博物館にて。
    ピースのデザインの版下。改めて見ると歴史を感じます。

     私が仕事で良く行くのはNHKだ。その手前にある、公園通りの名所、たばこと塩の博物館は、ずいぶん昔から気になっていた。このコラムの特性上(こればっかり)、こういうちゃんとした名所は似つかわしくないのだけれども、「もう移転だ」と脅されたので慌てて寄ってみた。

    近年、色々と持て囃され過ぎている塩はともかくも、各方面から目の敵にされているタバコという物について、その文化は大変に質が高く、歴史も奥が深く、全 く吸わないよ、家族にも嗜む者がいないよ、という人も、是非、下町に移転してからでも良いので足を運んでほしいと真剣に思った。アニメ映画に喫煙シーンが あるからと糾弾されるような時代だからこそ、健康には悪いかも知れないが、煙の向こうにどんな大きな世界があったのかということを知らない手はないだろう。

    昔のタバコのCM!?皆さんご存知ですか?

    やり取りしているようですが、展示ですので店主はおりません…。

    さすがにしょっぱいので舐めてはおりません。

    タバコのポスターやらデザインやら。こうして眺めると壮観です。

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    11月14日
    (木曜日)

    昼にくじらを食し、センター街から原宿へ!?
    何故か神妙な面持ちの編集長。くじらの影響でしょうか。

    さて、昼食タイムだ。渋谷に古くから名物として存在する「くじらや」で、刺身定食にさえずりやらステーキやらを追加して有難うございます。鯨を食うという 食文化にも難癖を付ける者がいるけれども、大きなお世話だ。私は食べるよ、ありがたく頂いて感謝をして、無駄にしないのだ。軍事目的で脂だけ取って捨てて いたアメリカなんぞに文句を言われる筋合いはない。調査捕鯨なんて誤摩化しめいたことはやめて、増え続けて小魚を減らし続ける鯨をバランス感覚で真っ正面 から「ちゃんと」捕って頂こうではないか、と居酒屋のノリで力説し

    ながら、爪楊枝を加えてセンター街あたりへ。あてもなく渋谷をぶらぶらすると、やはりこの汚い下品な落書き群に遭遇してしまう。これで何かを表現した気になっているイマジネーションの乏しさを気の毒に思いながら、足はいつの間にか原宿方向へ。

    「ニコニコ本社」というビルを発見、おお、「ニコニコ海苔か」と思うはずもなく、ニコ動でビルが持てるのかと、いや、賃貸なのか所有なのかは知らないが、とにかくこんな場所があることに驚愕。
    合成写真の様な感じですが、ちゃんと現場で撮影しております。
    合成写真の様な感じですが、ちゃんと現場で撮影しております。

    くじら刺身定食。ランチはお得です
    くじら刺身定食。ランチはお得です。

    一体なんて書いてあるんでしょうか。。。
    一体なんて書いてあるんでしょうか。。。
    ニコニコ本社で青カレー、最後は元ご近所の刀剣博物館へ。
    食べるのに、かなり躊躇しております…。

    真っ青なブルーカレー。ブルーハワイの着色料で色付けしているそうです。
    真っ青なブルーカレー。ブルーハワイの着色料で色付けしているそうです。
    ニコニコカフェには何故か流しそうめんが流れておりました。。
    ニコニコカフェには何故か流しそうめんが流れておりました。。。
    こちらはきれいな掲示板。掲示板番長もご納得。
    こちらはきれいな掲示板。掲示板番長もご納得。
  • 2013年
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    11月14日
    (木曜日)

    編集長、お味の方は如何でしょうか…。

    グッズ売り場にて。編集長は、恐らく顔真似をしております

     青いカレーをメニューに見つけたからには、絶対に美味くはないだろうと予測しつつも、こんなネタは押さえずにはいられない性分として、一口だけでも食べ てみたけれど、自分の舌がこんなにスタートレック的な色合いになるとは予想だにせず大後悔。トイレで口を濯ごうとしたら、鏡にはニコ動の画面上を流れるコ メント群が……。参りました。

    2階カフェには、生中継で使用されるセットが。ここから放送されているそう。

    武士の顔マネで気合十分。

    時代によって、刃の形状が違ったりするらしいです。

     何一つ、グッズは買わなかったけれども、これは修学旅行生の地元への良い土産になるなあとひとりごちて、参宮橋の刀剣博物館へ。なぜ、唐突に刀剣博物館 かって?よくわからない。25年ほど前に、このすぐ近くに住んでいたからかも知れない。そして、至近距離にある刀剣博物館とはどういう施設なのか、中を覗 いてみたいが怖くて近寄れなかった、そんな四半世紀前のエントロピーが、まだ残っていたのかも知れない。
    そして、やはり刀は怖かった。

    ほんの少し、アルコールが欲しくなった。

    ほんの少しでなくても良い、まとまった量でも良いのだ。この後の徘徊に関しては、次回。
    ニコニコ本社は1階が本社、2階がカフェ、3階がグッズショップになっております。

    こんな所も、編集長が来ればある意味ディープスポットですよね。

    スポット情報

    ■渋谷区文化総合センター・大和田
    コスモプラネタリウム渋谷
    〒150-0031
    渋谷区桜丘町23番21号
    TEL:03-3464-2131

    ■JT たばこと塩の博物館
    〒150-0041 東京都渋谷区神南1-16-8 
    TEL:03-3476-2041
    ※2013年9月1日(日)を持って、渋谷での営業は終了しました。2015年春頃、墨田区にリニューアルオープン予定です。

    ■元祖くじらや
    〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-22(渋谷109横)
    TEL:03-3461-9145

    ■ニコニコ本社 ニコニコカフェ
    東京都渋谷区神宮前1-15-2 ニコニコ本社ビル

    ■刀剣博物館
    〒150-0053
    東京都渋谷区代々木4丁目25-10
    TEL:03-3379-1386


    編集長松尾貴史
    松尾貴史

     1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。