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  • 2014年
    (平成26年)
    12月24日
    (水曜日)

    松尾貴史無責任編集東京深聞
    練馬区編
    ホンモノの東京新聞はこちらから

    松尾編集長、練馬区を練り歩く!…駄洒落かよ!

    練馬東部の駅前に降り立つ松尾編集長。 練馬東部の駅前に降り立つ松尾編集長。

     


     練馬区といえば、故・立川談志師匠の自宅兼仕事場があるところだ。去年、テレビのリフォーム番組で扱われるという話を聞いたので、テレビ局の放送のスケジュールに合わせて改装などしたら工事にムラが出てはいけないので、ご家族にはどうか慎重にと進言申し上げたのだが、後に立川志らくさんが住むことになったようで、一安心。いや、そんなことを言いながら、私は行ったことがないのだが。
     練馬区にも、なかなか縁がない。そういう区があるということは知っていたが、知人では作家の吉川潮さんが住んでいるぐらいだろうか。お目にかかるのはいつも落語会か神楽坂の鰻屋なので、練馬には行かない。
     20年程前になるだろうか。練馬の光が丘団地にある400人ぐらい入れるホールで、クリスマスイベントをしたことがある。私の他には、えのきどいちろうさん、中沢新一さん、みうらじゅんさん、酒井順子さん、高城剛さん、山田五郎さんらがいた。ほかのメンバーは忘れてしまったが、名の知れた人ばかり10人程いたと思う。皆それぞれで人が集まるような人たちがこれだけ出ているのに、主催者がどうにも宣伝を怠っていたようで、当日の観客数は40人ほどだった。
     それ以来、私の中では「人がイベントに参加しない街」というイメージができてしまった。


    食事ができるところを探索中“あめちゃん”“の言葉に惹かれる編集長。まぁ、大阪らしいキーワードですよね。 食事ができるところを探索中“あめちゃん”“の言葉に惹かれる編集長。まぁ、大阪らしいキーワードですよね。

    斬新な送り仮名の振り方に、思わず二度見した編集長。
    斬新な送り仮名の振り方に、思わず二度見した編集長。


      もちろん、そんなことはないのだろうけれど、それからというもの、練馬区での仕事に縁がないもので、私の中での統計はサンプル数が増えないままになっているのだ。

    北町商店街のアーケード看板。練馬だからウマのキャラクターなんでしょうかね? 北町商店街のアーケード看板。練馬だからウマのキャラクターなんでしょうかね?

    もはや人を通す気がないと思われる歩道。違法駐輪対策なんでしょうけど、車いすの人はどうしたら… もはや人を通す気がないと思われる歩道。違法駐輪対策なんでしょうけど、車いすの人はどうしたら…
     

    なぜかタヌキをモチーフとしたアーケード看板も。片目が剥げているのも愛嬌。なぜかタヌキをモチーフとしたアーケード看板も。片目が剥げているのも愛嬌。
    駅から少し入り組んだ場所にあった明治100年記念として建てられた正観音菩薩。なんとなくお参りを。駅から少し入り組んだ場所にあった明治100年記念として建てられた正観音菩薩。なんとなくお参りを。

    ついついお賽銭を投げたくなるのは、日本人ならではの習性でしょうかね。 ついついお賽銭を投げたくなるのは、日本人ならではの習性でしょうかね。



     

     
     
     
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    腹が減っては戦はできぬ!と、まずは腹ごしらえ。   頭の中がカレーに支配されてしまった編集長。念願のカレーを前に、ちょっと変なテンションに…頭の中がカレーに支配されてしまった編集長。念願のカレーを前に、ちょっと変なテンションに…
    丁寧に作られたカレーは、はじめの予想以上に美味しかったため、店先で改めて感謝の意を込めた合掌。ごちそうさまでした。
    丁寧に作られたカレーは、はじめの予想以上に美味しかったため、店先で改めて感謝の意を込めた合掌。ごちそうさまでした。
     さて、この練馬区のどこを歩くか、担当のT君に一任することにした。まずは「東武練馬」駅の「魔法使いサリー」の案内板前で待ち合わせだ。この近くに、カツカレーが名物の店があるというので、私の中ではカツカレーは縁起アイテム、非科学を信じない私も縁起は担ぐので、緊張しながら暖簾をくぐってみた。靴を脱いで小上がりに座り、即座に出てきたお茶を飲みつつ、メニューで確認したカツカレーを注文してみた。その刹那、店員さんの顔がにわかに曇り、
    「すいません、今日カツカレーないんですー」
     ううむ、それは残念、目当てだったのでごめんなさいと謝り、そのまま店を出てウロウロする事5分間。

    担当Tが選んだマトンとキーマカレーのセット。主食はナンをセレクト。
    担当Tが選んだマトンとキーマカレーのセット。主食はナンをセレクト。
      「CoCo壱番屋」の向かいのビルの二階にインド料理屋「カトマンズ・ダイニング」を発見。カトマンズといえばネパールだ。オシャマンべといえばユリトールだ。つまらないことを考えながらチキン・グリーンカリーを、担当君はマトン・キーマを注文。これが、なかなか丁寧な作りで好みの味だった。やはり希望を捨ててはいけない。付け合わせに、なぜか焼きそばが出てきた。私のカレーがライスを食べ終わっても少し余っていたので、それに混ぜてみたらこれも相性が良かった。こうやって食べる人も意外に多いのかもしれない。


    なぜか、ランチセットでは、ライスを選ぼうがナンを選ぼうが、焼きそばがついてきた。
    なぜか、ランチセットでは、ライスを選ぼうがナンを選ぼうが、焼きそばがついてきた。

     

     

    東武練馬駅の看板には、魔法使いサリーちゃんが!実は駅毎にキャラクターが違うらしいです。
    東武練馬駅の看板には、魔法使いサリーちゃんが!実は駅毎にキャラクターが違うらしいです。
     

    練馬区が“アニメの街”って知ってましたか?

       実は、練馬は区を上げて「アニメの街」として区興しをしている。以前は「大泉サロン」という、女性版の「トキワ荘」のようなところもあったらしい。そういえば、担当くんとカメラマンと待ち合わせした「東武練馬」駅の改札付近で、「おう、久しぶり」と声をかけてきたおじさんがいたが、「前にどこで会いましたか」と聞くと、「ほら、内田春菊とか、岩谷テンホーとか、タナカカツキとか、居酒屋で一緒に飲んだじゃないか」とおっしゃる。なるほど、漫画文化の街だなあ、しかしその飲み会は四半世紀前で、私がそのおじさんを思い出すことはなかったが。
     区内には「魔法使いサリー」「マジンガーZ」「銀河鉄道999」「Dr.スランプ・アラレちゃん」「ドラゴンボール」「セーラームーン」「ワンピース」「ふたりはプリキュア」などで知られる東映アニメーションもあった。そして、アニメーションとは切っても切れない関係なのが、ニッカー絵の具だ。その工場が、この地にあるというのでお邪魔してみた。
      江古田の駅は「のだめカンタービレ」主人公たちが通う音大があるからかな?
    江古田の駅は「のだめカンタービレ」主人公たちが通う音大があるからかな? 大泉学園の駅には「日本アニメ発祥の地へようこそ」のタペストリー。
    大泉学園の駅には「日本アニメ発祥の地へようこそ」のタペストリー。
    大泉学園の駅構内では銀河鉄道999の車掌さんがお出迎えしてくれるのです。等身大って、意外と大きい。
    大泉学園の駅構内では銀河鉄道999の車掌さんがお出迎えしてくれるのです。等身大って、意外と大きい。
    銀河鉄道999の車両が到着!さすがアニメの街。
    銀河鉄道999の車両が到着!さすがアニメの街。
     

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    入り口には、近所の方の憩いの場として活用されている「えのぐ屋デッキ」が。喫煙スペースみたいです。
    入り口には、近所の方の憩いの場として活用されている「えのぐ屋デッキ」が。喫煙スペースみたいです。
    工場の中には、たくさんの種類の顔料。これらを配合して、様々な色が作り出されるんですね。
    工場の中には、たくさんの種類の顔料。これらを配合して、様々な色が作り出されるんですね。
      アニメ背景の聖地?ニッカー絵具の工場へ潜入!
       工場の前には、近隣の皆さんの憩いの場になるようにと、小屋というか四阿のような感じのスペースが設けられていて、ご近所の奥様達と思しきご婦人が談笑している。「日本のアニメーションのほとんどがこちらの絵の具で制作されている」という予備知識から想像していたよりも親しみやすい雰囲気で、建物にはアニメーション的なキャラクターが描かれている。
     スタジオジブリの作品ももちろんこちらの絵の具が使われているらしく、

      宮崎駿さんや高畑勲監督の要望に合わせて調合された絵の具などもあるというような話を、「もののけ姫」の原画が飾られている社長室で聞かせていただいた。古くは、手塚治虫さんの要望で、ブラックの3.5という品番が作られた。3と4の中間色で、「鉄腕アトム」の黒いブーツの色として使うためだったとか。「ジャングル大帝」では、独特の黄色がかったくすんだ色を表現するためにセルリアンブルーを調合したらしい。
      ニッカー絵具の本社工場に到着!絵具メーカーらしく、壁にはたくさんのペイントが。
    ニッカー絵具の本社工場に到着!絵具メーカーらしく、壁にはたくさんのペイントが。

    いわゆる黄色の顔料が詰められた袋のなか。目が痛いほど、かっちりとした黄色です。
    いわゆる黄色の顔料が詰められた袋のなか。目が痛いほど、かっちりとした黄色です。

    先ほどの顔料を、この液体状の糊で練り上げて作られるのだそう。
    先ほどの顔料を、この液体状の糊で練り上げて作られるのだそう。
      絵具を練るローラーは、紙一枚も通らないほどの隙間。そこを少しづつ絵具が通り抜けていく。
    絵具を練るローラーは、紙一枚も通らないほどの隙間。そこを少しづつ絵具が通り抜けていく。


    いままで納品された絵具の最終仕上がりをチェックした見本。すべて保管されていてるのだとか。
    いままで納品された絵具の最終仕上がりをチェックした見本。すべて保管されていてるのだとか。




      まだらになっているのは、混ぜ合わせた顔料の比重が違うため。これらが均一になるまで、練り上げの作業が続きます。
    まだらになっているのは、混ぜ合わせた顔料の比重が違うため。これらが均一になるまで、練り上げの作業が続きます。


    絵具を練り上げるローラーを、ひたすら眺める編集長。口が開いちゃってますよ。
    絵具を練り上げるローラーを、ひたすら眺める編集長。口が開いちゃってますよ。



     
     
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    社長と夢の対談が実現!モノクロ版の鉄腕アトムのブーツの色が生まれた秘話を伺いました。
    社長と夢の対談が実現!モノクロ版の鉄腕アトムのブーツの色が生まれた秘話を伺いました。
      絵具を詰め込むまえの、チューブを発見!これ面白い!と編集長がいうと…
    絵具を詰め込むまえの、チューブを発見!これ面白い!と編集長がいうと…

    わざわざ、絵具を入れない状態でパッケージをしてくれました。
    わざわざ、絵具を入れない状態でパッケージをしてくれました。
    納品する絵具の色見本一覧。すべては、この色相に調整されるそうです。
    納品する絵具の色見本一覧。すべては、この色相に調整されるそうです。
    実は江古田にも訪れていた編集長。特に面白いネタが見つからなかったため割愛だそうです…
    実は江古田にも訪れていた編集長。特に面白いネタが見つからなかったため割愛だそうです…
    スポット情報

    ■ニッカー絵具株式会社
    東京都練馬区北町2-32-5
    03-3931-4211
    http://nicker-enogu.com

     



     色合いの調合は人間の感覚で確認するしかないアナログな行程で、職人の経験とセンスが求められる。同じ材料を同じ分量混ぜたとしても、産地や、気温、湿度などの影響で同じ色合いにならないことがままあるという。また、白に使われるチタンは金属で比重が重いが、黒に使われるカーボンは軽い。混ぜてしまっても、比重によって上に出てくる色も変わってくるのだそうだ。
    黒に使われる牛骨が狂牛病の影響でなぜか禁止されてしまい、相当のご苦労があったようだ。

    ニッカー絵具の隠れたヒット商品「マーブリング」。名前のとおり、絵具でマーブル模様を転写できる優れもの。
    ニッカー絵具の隠れたヒット商品「マーブリング」。名前のとおり、絵具でマーブル模様を転写できる優れもの。

    当然ながら、編集長も早速トライ!特殊な水溶液に、マーブリング用インクを垂らしています。
    当然ながら、編集長も早速トライ!特殊な水溶液に、マーブリング用インクを垂らしています。

     
     また、原料が使用禁止になってしまうと、それに代わる材料や工程を見つけていかなくてはならないという。
     工場内では、印刷機のようなローラーが大量の絵の具を曲芸のように上面に保って伸ばしている。ミキサーで攪拌するだけでなく、ローラーで0.0数ミリのダマも残さないようにする工程を、飽きずにいつまでもいつまでも見つめている私だった。
     はっ、漫画といえば、私の大好きな「臨死!江古田ちゃん」の江古田も練馬区ではないか!

    インクを垂らした水面を、串で縦横に線を引いて模様をつくっています。以外と思い切りが足りない編集長…
    インクを垂らした水面を、串で縦横に線を引いて模様をつくっています。以外と思い切りが足りない編集長…

    は転写したいものを水面に浮かべて、そ~っと引き上げるだけ。紙だけでなく、石など立体物でもOKです!
    後は転写したいものを水面に浮かべて、そ~っと引き上げるだけ。紙だけでなく、石など立体物でもOKです!
    松尾貴史   編集長松尾貴史

    1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。


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