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  • 2015年
    (平成27年)
    3月25日
    (水曜日)

    松尾貴史無責任編集東京深聞
    足立区編
    ホンモノの東京新聞はこちらから
    粋な姉ちゃん立ち小便!? 寅さんの街「葛飾区」は帝釈天を参拝!
    柴又の地に降り立つ松尾編集長。ポーズはもちろん「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又~」な男性をイメージ。
    柴又の地に降り立つ松尾編集長。ポーズはもちろん「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又~」な男性をイメージ。
    23区徘徊シリーズも残す所、あと2区。今回は葛飾区を訪れた。
     荒川区の外側にあるという点では、23区唯一の区だ。そのこと自体にどんな意味がと問われれば、荒川区役所に聞いてくださいというしかないのだが。葛飾という地名には歴史由緒があるそうで、千葉県の市川あたりと同じく下総の国だったらしい。

     葛飾区は、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でお馴染みである。お馴染みといっても、私には馴染みがない。「こち亀」を読んだことも、テレビのアニメーションでも見たことがなく、勿論それは故意にではなく、たまたまの運命のいたずらなのだけれども。だからと言っては何だが、私にとっての葛飾区の印象は、「男はつらいよ」の寅さんのみなのだ。
     故・金正日総書記も大好きだったというこの映画シリーズは、元々はフジテレビの白黒ドラマでやっていたそうだ。後年知って驚いたのだが、さくら役は長山藍子さんで、映画館に移ってから倍賞千恵子さんになったのだそうだ。資料映像で見たことがあるが、森川信のおいちゃんがよかった。頑固な江戸っ子らしくて清潔感があってフラがあって。そうだ、学生時代に「フーテン」の意味を広辞苑で調べて仰け反ったことがあったなあ。私の好きなセリフは、「おう、相変わらず馬鹿か!」である。

    偉大な作品を作り上げる人は、やっぱり人格者だった
     監督の山田洋次さんには数回お目にかかったが、最初の時は20年ほど前、歌舞伎座の脇の蕎麦屋でだった。目が合ったような気がして会釈目礼したら、目をそらされてしまったが、目つきの悪い青年に無作法な挨拶をされて気を害されたのか、それともご自分と違う人に挨拶したのだろうと思われたのか。あちらが先にお立ちになり勘定というところで、

      奥に座っている私の席までこられた。「さっき挨拶をしてくださったのだと思いますが、私にではないと思って失礼なことになってごめんなさい」
     巨匠なのに、わざわざこちらまで来てくださって、そういう一言を若造に言えるというのはよほどの人格者だと感じ入った次第。


      柴又といったら、誰もが思い浮かべる人「寅さん」の銅像が、駅前でお出迎えしてくれます。「瘋癲(ふうてん)」とは、元々は精神疾患を表すのだそうで……。そこから無職の人という意味合いをもち、60~70年代に和風ヒッピーの俗称として「フーテン」となったようです。柴又といったら、誰もが思い浮かべる人「寅さん」の銅像が、駅前でお出迎えしてくれます。「瘋癲(ふうてん)」とは、元々は精神疾患を表すのだそうで……。そこから無職の人という意味合いをもち、60~70年代に和風ヒッピーの俗称として「フーテン」となったようです。

    いやいややっぱり「こち亀」だって、葛飾を語るうえでははずせないでしょ!しっかり土産コーナーには鎮座してました。いやいややっぱり「こち亀」だって、葛飾を語るうえでははずせないでしょ!しっかり土産コーナーには鎮座してました。
    両さんと寅さんと、地井さんの奇跡のコラボレーション。「ちい散歩」は「深聞」の良きライバル番組でした!「ゆうゆう散歩」も面白いです。
    両さんと寅さんと、地井さんの奇跡のコラボレーション。「ちい散歩」は「深聞」の良きライバル番組でした!「ゆうゆう散歩」も面白いです。

    寅さん顔負けの口上で、客を引き寄せるお姉ちゃん

     
     映画の中で寅さんが仁義を切るときにいう「帝釈天で産湯を使い……」の帝釈天に行くのが王道だろうと、やって来てしまった。

      それは王道は大事だろう。柴又駅に到着後、銅像の寅さんというか渥美清さんというか、とにかくご一緒に記念撮影。
    駅前の寅さん像と一緒にパチリ。なぜ人は、同じポーズをしたがるのか? 永遠のテーマともいえる疑問です。
    駅前の寅さん像と一緒にパチリ。なぜ人は、同じポーズをしたがるのか? 永遠のテーマともいえる疑問です。
     
     

     
       
     
     
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    3月25日
    (水曜日)

    銅像にむかって“あっちむいてホイ”をしかける編集長……。絶対勝てる勝負しか挑まないという、編集長の人柄が現れています。
    銅像にむかって“あっちむいてホイ”をしかける編集長……。絶対勝てる勝負しか挑まないという、編集長の人柄が現れています。
      強引にたわしを触らされる編集長。じつはこういうのは嫌いではないのか、ちょっとたわしになびく編集長。
    強引にたわしを触らされる編集長。じつはこういうのは嫌いではないのか、ちょっとたわしになびく編集長。すぐ近くで土産物店の店員さんが大声を張り上げて、しきりに客を呼び止めている。
     そうだ、ここは観光地なのだ。ちらりと見れば、金ピカのメッキが施されたウンチの形の置物をすすめている。触るだけでも「金運」が上がると、「触れ触れここを触れ」とすこぶる粘り強い。
      「金運」にかけた「金のうんこ」のお土産。「洒落のわかる人限定」という注意書きがありました(笑)
    「金運」にかけた「金のうんこ」のお土産。「洒落のわかる人限定」という注意書きがありました(笑)「うんこはいやよ」と逃げようとしたら、「じゃあこっちを触ってみて!たわしよ、たわし!本物のたわし!」と、特産品であるらしい“たわし”の毛先を半ば強引にたわしの、いやわたしの手を掴んで触らせるのだ。つい買ってしまいそうになってしまったではないか。
    撮影時には、いくつかのテレビ番組のスタッフと遭遇!
      「腹減っちゃったから、軽くいっちゃう?」と寅さんばりに軽口を叩きながら取材陣を巧みに取り込もうとする悪い大人。
    「腹減っちゃったから、軽くいっちゃう?」と寅さんばりに軽口を叩きながら取材陣を巧みに取り込もうとする悪い大人。 鰻が焼きあがるまでに、軽く一杯。昼間に飲むお酒は、なんでこんなに美味しいのでしょう?
    鰻が焼きあがるまでに、軽く一杯。昼間に飲むお酒は、なんでこんなに美味しいのでしょう? 鰻を頬張る瞬間をパチリ!鰻を食べると、やっぱり元気が出る気がするのは、日本人の証拠なのですかね
    鰻を頬張る瞬間をパチリ!鰻を食べると、やっぱり元気が出る気がするのは、日本人の証拠なのですかね
    参道に入ったあたりで、楽しそうな「おもちゃ博物館」を発見したが休館。なぜ私はいつもこうなのだろうと頭ではなく腹を抱える。空腹だ。
     その下にある駄菓子屋でおもちゃやら昭和風のUFOキャッチャーの原型のようなゲームで遊んで、参道に売られているダルマなどを物色しつつ帝釈天へ向かう。
    非常に面白そうなのに休館していた「おもちゃ博物館」の前で佇む編集長。何度みたって、開いてないですって。 非常に面白そうなのに休館していた「おもちゃ博物館」の前で佇む編集長。何度みたって、開いてないですって。
       お参り前に腹ごしらえということで、帝釈天の参道にある老舗の川魚料理の店「川千家」で鯉の洗い、うな重の「竹」を頂く。洗いはやはり芥子酢味噌が合うなあ。上方落語の「青菜」に登場する鯉の洗いは、現在は山葵と醤油につけて食べる描写が多いが、その昔はどうだったのだろう。駄菓子や懐かしい玩具が揃う「柴又ハイカラ横町」。これは絶対覗くべきでしょ! 駄菓子や懐かしい玩具が揃う「柴又ハイカラ横町」。これは絶対覗くべきでしょ!店内にはなぜか梅宮辰夫さんの人形が……。思わず挨拶する編集長。これって売り物?単なるディスプレイ? 店内にはなぜか梅宮辰夫さんの人形が……。思わず挨拶する編集長。これって売り物?単なるディスプレイ?
     
    無邪気におもちゃを選ぶ編集長。確かにこの空間は、誰もが子供に返ってしまう雰囲気がありました。 無邪気におもちゃを選ぶ編集長。確かにこの空間は、誰もが子供に返ってしまう雰囲気がありました。
      ガチャガチャやコインゲームを見ると、やらずにはいられない編集長。それ、ぜったい元とれてないですよね……。 ガチャガチャやコインゲームを見ると、やらずにはいられない編集長。それ、ぜったい元とれてないですよね……。

     

     

    参道には縁起物のお土産として人気なダルマが、文字通り山積みされたお店がたくさん。地震がきたら、確実に全部歩道側へ崩れ落ちちゃうのでは?余計な心配をしてしまいます。参道には縁起物のお土産として人気なダルマが、文字通り山積みされたお店がたくさん。地震がきたら、確実に全部歩道側へ崩れ落ちちゃうのでは?余計な心配をしてしまいます。

           

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    3月25日
    (水曜日)

    帝釈天の表門の前にて。小さいながらも厳かな雰囲気を醸し出しています。
    帝釈天の表門の前にて。小さいながらも厳かな雰囲気を醸し出しています。
       さて、帝釈天に到着。歴史を感じさせるが、大きさが程よく、粋な佇まいに感じた。御神籤の自動販売機の前で遊びに興じている少年少女は、個性的な前掛けを着用しているが、保育園か幼稚園の方針なのだろうか。
     古びた名刹の質感は良いものだなあと脇を入れば、いきなり近代的なデザインの壁面とガラスが現れて、面喰らってしまった。お参り前には、ちゃんと手水舎で身を清めましょう。寒い時期は水が冷たくて、いかにも清められた感じがしました。
    お参り前には、ちゃんと手水舎で身を清めましょう。寒い時期は水が冷たくて、いかにも清められた感じがしました。
    厳かな本堂の裏側は、なんとも近代的なガラスの通路。見えないところで近代化が進んでいました(笑)
    厳かな本堂の裏側は、なんとも近代的なガラスの通路。見えないところで近代化が進んでいました(笑)
    帝釈天さまにお参りする編集長。この直前には、某テレビ番組の収録が行われていました。更には、別の番組のスタッフにもインタビューされそうになった(笑)テレビに大人気なスポットです。 帝釈天さまにお参りする編集長。この直前には、某テレビ番組の収録が行われていました。更には、別の番組のスタッフにもインタビューされそうになった(笑)テレビに大人気なスポットです。
      境内で走り回っていた子どもたち。お揃いの前掛けは、保育園の制服なのでしょうか?個人的にはかわいらしくって微笑ましいです。
    境内で走り回っていた子どもたち。お揃いの前掛けは、保育園の制服なのでしょうか?個人的にはかわいらしくって微笑ましいです。
     
    「矢切の私」と思っていた人、意外と多いよね?    少し歩くと荒川がある。荒川区の回に続いて、またこの土手に来てしまった。反対岸だが、吉例なので大嫌いな金八の物真似をここでもやってしまい後悔。 広い場所に出ていきなり情緒が不安定になった私は、なぜか突然踊りたくなった。しかし、少々腰も痛かったので控えめに河川敷ダンス。

    前回につづき「なんですか~」なモノマネ。表情に悪意を感じるのは私だけでしょうか……。
    前回につづき「なんですか~」なモノマネ。表情に悪意を感じるのは私だけでしょうか……。
    河川敷にて謎の舞を踊る編集長。突然広い場所にでると、情緒不安定でこうなってしまうのだとか。
    河川敷にて謎の舞を踊る編集長。突然広い場所にでると、情緒不安定でこうなってしまうのだとか。


     
         


     
     
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    (平成27年)
    3月25日
    (水曜日)

    公園利用時の注意書きに、一際大きく書かれた「蚊にさされないように注意しましょう」の言葉。河川敷なんだから蚊が入るいるのは当たり前ですよね?
    公園利用時の注意書きに、一際大きく書かれた「蚊にさされないように注意しましょう」の言葉。河川敷なんだから蚊がいるのは当たり前ですよね?現存する“矢切の渡し”の前にきたものの、想像していたものより、かなり残念なものだった模様……
    現存する“矢切の渡し”の前にきたものの、想像していたものより、かなり残念なものだった模様……
       夏頃貼り足されたであろう、「蚊にさされないように注意しましょう」の注意書きが。なるほど、ロケーション撮影をするときは許可を取らなければいけないのか。それほどよく使われる場所だということなのだろうな。
     簡易トイレが公衆トイレ代わりに置いてあったが、これは公的なものなのか、それとも個人が商売のために置いているのか。大変に個性的な塗装というかペンキ絵が施されている。
     近くにあった四角柱の道標、今とは感覚が違うのだろう、進行方向に従って見えるところに地名が書かれているのではなく、その面が向いている方向の地名が記されている。帝釈天側から見れば、「柴又」と書いてあって、その裏側、川岸に向いている面に「矢切」と書いてある。ここはかの有名な、「矢切の渡し」だったのだ。
     案内板に画鋲が穴ポコチーズのように付けられているが、大人は200円で渡してもらえるらしい。そして、またしてもこの日は「休航」だった。仕方がないので演歌「矢切の渡し」を、酷いこぶし回しで歌いながら、山本亭の日本庭園をショートカットしつつ、この地を離れ、いよいよ23区最後となる江戸川区に突入するのだった。
    北千住駅に到着。編集長の街ブラは、むしろココからが本番!
    “矢切の渡し”の前で「矢切の渡し」を歌う編集長。音声が伝えられないのが残念。意外と本気で唄っているんですよ。
     

    トイレに入りたいけど、アカデミックな塗装にちょっと躊躇している編集長。中は普通だから大丈夫!
    トイレに入りたいけど、アカデミックな塗装にちょっと躊躇している編集長。中は普通だから大丈夫!「矢切」から見た状態の道標。今とは進行方向の表し方が逆なのはなぜでしょう?

    「矢切」から見た状態の道標。今とは進行方向の表し方が逆なのはなぜでしょう?

     
    スポット情報

    ■川千家(鰻と川魚)
    東京都葛飾区柴又7-6-16
    03-3657-4151

    ■山本亭
    東京都葛飾区柴又7丁目19-32
    03-3657-8577

    ■柴又ハイカラ横丁
    東京都葛飾区柴又7-3-12
    03-3673-9627


    <緊急予告!>

    北千住駅に到着。編集長の街ブラは、むしろココからが本番!

    ついに次回「江戸川区」で23区を制覇し、最終回を迎えます。
    連載開始からまる3年。毎月1区を紹介していくのだから、本来ならは2年でお釣りがくるはずだったのに、
    なぜか3年かかりました。これもひとえに松尾編集長の原稿の遅さのおかげです。
    とはいいつつも、東京新聞の配達エリアは23区に留まりませんので、松尾編集長の旅はまだまだ続きます。


    次は都下をはじめ、関東の主要都市を巡ることが決定しました!
    そこで、皆さんからオススメのスポットやお店の情報を募集します。
    松尾編集長が行ったら楽しめそうなスポットや、そこへいったら必ず行くべきお店など、みなさんの声を聞かせてください。
    情報はエリア毎に設けた掲示板にお願いします。
    気軽に書き込みしてください。お待ちしております。


    http://hotweb.tokyo-np.co.jp/deep/board/index.html

    松尾貴史   編集長松尾貴史

    1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。

     

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