• 2015年
    (平成27年)
    10月14日
    (水曜日)


    川崎市編

    ホンモノの東京新聞はこちらから


    今回は東京深聞、京浜工業地帯の中心地「川崎」を制覇!
    川崎駅に降り立つ松尾編集長。 川崎駅に降り立つ編集長。諸々の事情により写真が地味なのはご愛嬌。
      川崎といえば京浜工業地帯。移動の道中、車窓からみえる工場たちひとしきり萌え。

     うちの父は九人兄弟で、彼が島根県から神戸へ家出してきてから兄弟がバラバラになっているのを自分の生活が安定してから探し歩き、広島、尼崎、名古屋、横須賀と次々と居所を突き止めたのだという。  そのうちの一人が川崎市にいて、私は神戸に住んでいる頃から、その地名には馴染みはあった。

     しかし、自分が東京で暮らすようになるまで実際に川崎へ行った事がなく、子供の頃、川崎とはどんなところかを父に聞いたとき、「アマ(尼崎)みたいなとこや」とだけ聞かされた私は、勝手に「ホルモン焼きの街だ」とイメージしてしまっていた。そして、尼崎市自体、ホルモン焼きの街で
    はない。
     14歳の時に神戸から隣の西宮に引っ越して、今でも実家がある。その西宮から、武庫川を越えたところに尼崎市はあるのだが、今住んでいる世田谷区から多摩川を越えたところにある川崎市は、個人的な話ではあるけれど、私の中では「尼崎のようなところ」なのだ。加えて、私がなぜ世田谷に住んでいるかといえば、何となく西宮に似ているから、というのが最大の理由なのだ。

     これは私の中では完結していて、実に隙がない。客観的には穴だらけだろうけれども。
    かつてのイメージを一新する新たなる川崎駅前
     忘れていたが、川崎市は政令指定都市である。この日本においては都道府県庁所在地以外で最大の人口で、唯一百万人を超えている(約147万人)。そして、政令指定都市の中で面積は最小だ。JR、小田急、京王、東急など、鉄道などの交通網も充実している大都会、利便性から東京都心のベッドタウンとしての機能を果たしている。
     1日の平均乗車人員20万人(JR東日本では秋葉原駅に次いで10位だとか)の川崎駅に接している商業施設「ラゾーナ」の二階の天井に、バランスの悪いレイアウトで「ここは2階です」と大書きされているのだが、これは美観を損ねるなあというのは私の主観だけれど、この空間をデザインした人は忌々しいと思っているのではないか。

    川崎駅の改札を出ると「ここは2階です」の文字。 川崎駅の改札を出ると「ここは2階です」の文字。近年は線路の高架化が進んでいるため、改札が2階だったり3階だったりすることが多い。
     ここを別の階と勘違いして違う店に入り込んだり、別の電車に乗り込んだり、いらないものを買い込んだり、災害時にパニックになったりということが続出して、こういう混乱はこりごりだとこの案内が足されたのか、それとも誰か「偉い人」が視察した時に、「ここは何階かね」と訊いたことで慌てて足したのかはわからないが、何か必要を感じる出来事でもない限りこういうことは起きない。

     建物や乗り物など、いろいろな公共の空間でうるさ過ぎる「注意アナウンス」がどんどん増え続けるのも、こういうことの延長なのだろうなあ。

    駅から繋がっている「ラゾーナ川崎プラザ」の広場 駅から繋がっている「ラゾーナ川崎プラザ」の広場にて。いきなり現れた空間の広さで、なぜかうろたえる編集長。「うぉ~日差しが~」
    仲見世通りのガードに飾られた、ラッパ飲みするおっさんの像 仲見世通りのガードに飾られた、ラッパ飲みするおっさんの像。飲み屋街というほど、飲み屋が多い印象もなかったのですけど…


     仲見世通りという飲食店街の入り口に門があり、その上に瓶から直接ラッパ飲みをしているおっさんの像が乗っかっている。酒飲みを表しているのだろうけれ ど、いいのか。そして、彼は迎えているのか、それともこういう人を迎えたいというメッセージなのか。入りはしなかったが、趣向を凝らした居酒屋の看板の前 でふざけて、露天商などの雰囲気でアジアを感じ、チッタデッラあたりまでぶらぶらと。
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    川崎のイタリア街&コリアン街を練り歩く
     イタリアの街並みを再現したそうだが、なぜなのかは不明。川崎とイタリアのどこかが姉妹都市、友好都市なのか。  この中にあるコンサート会場で15年ほど前だったか、パンクバンドのTHE STAR CLUBのライブを見に行ったことが一度だけあるが、夜直行したので周りの雰囲気に印象がなかった。


    チッタデッラの噴水広場。これから噴水のアトラクションが始まるということで、しばし待つことに。 チッタデッラの噴水広場。これから噴水のアトラクションが始まるということで、しばし待つことに。だまだ雰囲気あります。

     明るいところで見ると、どこかのテーマパークの一部のように見えなくもない。広場で噴水のアトラクションのようなものがあるとアナウンスが流れていたのでしばらく待っていたのだが、いざ始まってみると吹き上がった水しぶきに下から色のついた光を当てる趣向で、昼間だったのでその良さがわからず残念。水はよく上がっていたよ。

    噴水のアトラクションが始まったときの編集長。なんて分かりやすい表情なんでしょう。 噴水のアトラクションが始まったときの編集長。なんて分かりやすい表情なんでしょう。
    「帰ってきた怪獣酒場」の看板で、バルタン星人と対峙する編集長 「帰ってきた怪獣酒場」の看板で、バルタン星人と対峙する編集長。ウルトラマンらしき顔真似をしているところに注目。特に口元にこだわりがあるらしい。
    撮影時は真夏ということもあり、チッタデッラには日傘とミストの噴射装置がいたるところに設置されていた 撮影時は真夏ということもあり、チッタデッラには日傘とミストの噴射装置がいたるところに設置されていた。きめ細やかなサービスに感激。「これぞオアシスだ!」
     コリアンタウンがあるというので、ぶらぶらそぞろ歩きながら目指すのだが、担当のT君、どうも道に迷ったらしい。  すこぶる広い通りを行くだけだったのだけれど、その街に目印が乏しかったのだろうか。 「コンクリート通り、コンクリート通り」とつぶやくので私もそれを探していたのだけれど、発見した通りには「セメント通り」の文字が……。

    セメント通りの看板 コンクリートじゃなくて、セメント通り。イメージとしては同じじゃないですか?ギリギリセーフな間違いじゃないですかね?
     一応入り口にはコリアンタウンの門があるのだけれど、つや消しで青とグレーを混ぜたような中間色で、見過ごすところだった。あまり盛り上がってはいない様子、また機会があれば夜にでも、と可能性の低いことを言いつつまた近隣をうろつくことにした。
     「おはいり」という文字についつられて入りかけたが我に返った、ここは住居なのか店なのか。いや店だろうけれど、そういう意思表示が乏しく、すこぶる入り辛い。きっと地元の人の社交場になっているのだろう。のだろうなあ。

    迷子ののち、無事にコリアンタウンへ到着。 迷子ののち、無事にコリアンタウンへ到着。いや、ホント目印になるものが少ないので、完全に方向を見失ってしまいました…面目ない。

    「おはいり」の看板に引き寄せられるものの、すごく入りにくい状態に気づき、我に返る直前の編集長。 「おはいり」の看板に引き寄せられるものの、すごく入りにくい状態に気づき、我に返る直前の編集長。自転車の置き方からして、お店は廃業されているような…


    川崎といったら川崎大師は外せない?!
    ダルマがびっしりと敷き詰められる 壮観というか何というか…これだけダルマがびっしりと敷き詰められると、やっぱりちょっと怖い。「こえ~。ダルマこえ~」と編集長。

    「川崎大師」は外せないスポット 川崎大師へお参り。誰がなんと言おうと、川崎といったら「川崎大師」は外せないスポットだと思うのです!
     川崎大師の仲見世通り入り口で「大の字」を表現する編集長。 川崎大師の仲見世通り入り口で「大の字」を表現する編集長。ゴル◯松本さんに怒られそうなネタです。
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    (水曜日)

     広い通り沿いに、「時計屋さんのお米ハウス」を発見。時計電池交換と米、手作りおにぎりが売りのようだが、この組み合わせの必然はなんだったのだろうか。ひょっとすると、時計屋の跡取りが米屋に入り婿になって、実家の時計店が閉店してしまったので場所をとらない形で時計屋を存続、などと妄想は広がる。 

     鉄道模型を買い取ったり預かったりしてくれるという質屋を発見。防犯ポスターの「息子はサギ!?」の文字に意味なくハッとさせられる。
     カウンターバー「ブルレーディー」はピンクレディー全盛の頃に命名したのだろうか。しかし、「青い女」って……。

    「息子はサギ!?」のコピーはインパクト絶大。
    「息子はサギ!?」のコピーはインパクト絶大。「見破れ!!オレオレ」とありますけど、いまは「振り込め詐欺」で統一。途中「母さん助けて詐欺」とか、微妙なネーミングもありましたけどね…
     コーヒー&ランチ「スリーライク」はおそらく店主の名前が三好さんだろう。
     ごみ捨て場の「不法投棄スッキリするのはあなただけ!」という川柳風の注意書きについ苦笑した。不法投棄するような自分のことしか考えないような輩に、スッキリするなどとメリットを教えてやってどうするのだ。「防止より助長を招く標語かな」。
     「川崎といえば、川崎大師だ」と言って聞かないT君に引っ張られて行ってみたが、大師仲見世のだるまの数に情緒が不安定になった。呆け封じの飴が売られているのは何故なのだろう。ここの大師さんは呆け除けのご利益があるのだろうか。漫才師は絶対に来てはならない。多分。

     「スリーライク」の看板 「スリーライク」は三好さんのお店?いやいや、3つの好きが揃っているお店かも?。「コーヒー、タバコ、カレー」をこよなく愛す店主とかね。
    なんともすっきりしない不法投棄の看板。 なんともすっきりしない不法投棄の看板。何よりも隣の傾いた道路標識が気になって仕方がないのですが…


     ピンクレディーへの対抗心から? ピンクレディーへの対抗心から?しかし、なんとも憂鬱な女性しか出てこなさそうに思えるのは、私だけでしょうか…
    夢見がちな人たちの楽園?!「夢見ヶ崎動物公園」
     幸区に「夢見ヶ崎動物公園」という聞きなれないスポットがあるという。「幸い」に「夢見」という現実逃避は大好きなのでちょっと足を延ばして行ってみた。敷地の入り口にゲートがあり、「ようこそ夢見ヶ崎動物公園」とあるが、裏へ回ってみると「またね」と見送ってくれるものの、表との掃除の落差はご愛嬌。  動物園内に「タケノコ掘り禁止」と注意書きが。つまり、この表示は「取れるぞお」ということを宣伝してしまっているのでタケノコ好きに親切でもある。入場無料で、空いているのに何故か色々楽しめる。結構な種類の動物もいて、これは穴場だと思うのだが、T君は短時間に4箇所蚊に刺されたとか。そういえば、今年はデング熱の話題がとんと聞かれないが、昨年のあの騒ぎは国民の目を他所へ向けるための何かだったのではとまたもや妄想が湧いてきた。


    フラミンゴの前でお決まりの一本足ポーズ。 フラミンゴの前でお決まりの一本足ポーズ。担当編集者としてはもう少しひねりのある写真が欲しいと思うこの頃。
     しかし、こういう施設を無料でどこのどなたが解説して資金を提供しておられるのかが気になったのだが、ひっそりとこういう表示があった。「この施設は宝くじの普及宣伝事業として整備されたものです(川崎市)」だと。なるほどではあるけれど、あまり効果的なアピールになっていないような気もする。
     出産直後でぐったりのレッサーパンダや上空をカラスが舞うフラミンゴ、以外と見やすいペンギンなどを観覧して帰ろうとすると、動きがないガラス張りの窓の中に、大きなリクガメが。飼育員さんが通りかかったので、「亀は万年と言いますが、この亀は何歳ですか」と聞いたら、「55歳です」と。ううう、私と同い年の亀に初めて会った。いや、同い年の人間以外の動物自体初めてだ。急に親近感と焦りのような気持ちが湧いてきたので、そそくさとこの場を離れることにした。ないものだ。

    編集長と同い年の亀。編集長と同い年の亀。この姿をみて、何故か焦りが生じたらしく、編集長は足速い去っていきました…
    「夢見ヶ崎動物公園」に到着!
    「夢見ヶ崎動物公園」に到着! 入園料が無料の割に、かなりしっかりした設備。




    園内にはいたるところに写真撮影用の看板が。見つけると必ず写真を強要する編集長。。
    園内にはいたるところに写真撮影用の看板が。見つけると必ず写真を強要する編集長。そんなに紙面では使えないですよ。

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    恒例の全国カレー行脚は、まだまだ続く
    深聞では恒例のカレー行脚。 深聞では恒例のカレー行脚。今回はインドレストラン「ネイナ」さんへ突入!


     賑やかなところへ戻り、なかなかの佇まいのインドレストラン「ネイナ」に入る。店主の娘さんの名前だそうだ。なかなかの盛況ぶりで、片言の店員さんが要領良く席の案内をし、要領良く注文を聞いて、正確な通し方をしてくれた。
    オーソドックスにカレー2種を選べるランチメニュー。 オーソドックスにカレー2種を選べるランチメニュー。写真はバターチキンとキーマのセット。
     よくあるインドレストランにも見えるが、味もなかなかのものだった。  私はバターチキンカレーを注文。ナンを食べるときに勢いがつきすぎて、自分の指を強く噛んでしまったのは秘密だ。激痛が走ったのだから。もう。
    カレーというだけで、この至福の表情。 カレーというだけで、この至福の表情。とりあえずカレーを食べさえておけば撮影は順調といえるかも。この後、勢いつきすぎて自分の指を噛んだことは内緒なんですって。
    航空マニアも納得できる、羽田空港の絶景ポイント
     川崎市には空港がない。しかし、対岸の大田区にある羽田から離着陸する飛行機を間近で見られる撮影スポットがある。何としても抑えたかったのだが、私たちがついた頃にはなかなか大きく見える位置を通ってくれる便がなかったのが残念だ。
     そして、一番大きく見えるまで近くに来てくれた飛行機が通過した瞬間には、「もっとあっちのほうがいいかも!」と少し場所を移動しようとしてカメラを構えていなかった瞬間だったのは内密に。

    港がオレを呼んでるぜ的なイメージカット。 港がオレを呼んでるぜ的なイメージカット。海をとりたいのか、飛行機をとりたいのか、何だがわからない写真に…
    本日、一番近くを飛行した飛行機を見送りながら、取材終了。 本日、一番近くを飛行した飛行機を見送りながら、取材終了。最良のシャッターチャンスを逃したのが残念…。
    最初に飛行に大興奮の編集長。 羽田空港の対面に位置する公園から、飛行を望む。最初に飛行に大興奮の編集長。

    スポット情報

    【川崎大師】
    神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

    【夢見ヶ崎動物公園】
    神奈川県川崎市幸区南加瀬1-2-1 044-588-4030
    9:00?16:00

    【ネイナ インドレストラン】
    神奈川県川崎市幸区中幸4-49
    044-541-1234
    11:00?15:00/17:00?23:00(L.O. 22:00)

    【浮島町公演】
    神奈川県川崎市川崎区浮島町12-7

     


    編集長松尾貴史
    松尾貴史

     1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。