• 2016年
    (平成28年)
    02月24日
    (水曜日)


    横浜編


    ホンモノの東京新聞はこちらから


    さらば松尾編集長!4年にもおよぶ放浪の旅も遂に最終回!流れ流され辿り着いたのは”横浜”
    横浜にかけた「横幅」のポーズをする編集長。でもここ「桜木町」の駅前です…。 横浜にかけた「横幅」のポーズをする編集長。でもここ「桜木町」の駅前です…。 日本第一の都市は、客観的に言えばもちろん東京だろう。それでは、第二の都市はどこか。
     多くの人が「大阪」と言うだろう。もちろんそれはその通りではある。大阪府を大阪都にしようなどと言う人たちもいるが、これは東京に対する対抗意識をくすぐることに効果的なのだろうなあ。もし第二の都市が横浜だとすると、横浜都、神奈川都なんて案が出てくるのだろうか。いや、近い近い、東京に近すぎる。

     昼間の人口や事業所数、サービス業売上、商業販売額、世界的知名度では大阪に大きく水を空けられているが、やはり居住人口で言えば横浜は日本で2位の大都会である。神奈川県内の市町村では、面積も一番大きいらしい。私は神戸の出身なので、港町横浜には何かしら明文化できないい親しみやノスタルジーを感じる。そして、この「東京深聞」の最終回として、相応しい都市ではないだろうか。異論がある方、ごめんなさい。?

     駅前の雰囲気を撮影したいのだが、なんとなく横浜駅よりも桜木町の方が絵になるような気がしてやって来たじゃん。
    あ、「じゃん」は横浜弁の特徴と思われてるけど、違うんじゃん。静岡とか山梨のほうから流れ込んできて、横浜では昭和になってから使われ始めたんじゃん。
     話が逸れたじゃんか。やはり圧巻はランドマークタワーである。ここの低層階の、ランドマークホールと言ったかな、そのフリースペースのようなところで折り顔の個展を開いたことがある。場所柄、素晴らしく多くの人が鑑賞してくれたことを覚えている。できた当時に聞いた話だが、このビルには、太い構造体の中に金属の重りが無数にぶら下がっていて、地震で揺れた時にはその反対方向に重りが慣性で残る動きをするので、免震ができているのだという。私に教えた人が嘘つきかどうかはわからないので、人には言わないほうがいいかもしれない。
     軍港として発展した横須賀と違い、貿易港として発達した横浜はオシャ レな異国情緒に溢れた風景ですね。 軍港として発展した横須賀と違い、貿易港として発達した横浜はオシャ レな異国情緒に溢れた風景ですね。
    いちいちお店の外観や看板がオシャレ。不思議と普段は無視するチラシなんかにも興味を惹かれちゃいます。 いちいちお店の外観や看板がオシャレ。不思議と普段は無視するチラシなんかにも興味を惹かれちゃいます。
    “中華街”で迷子になったのはどっち?
    動き回る編集長に翻弄される取材班!
    横浜といえば“中華街”は外せないスポット!東西南北を守る四神の門のうち東の青龍門にてパチリ。 横浜といえば“中華街”は外せないスポット!東西南北を守る四神の門のうち東の青龍門にてパチリ。
     横浜と言えば中華街だろう。ここを押さえなければ、横浜に来た意味がないではないか。「いや、野毛山動物園だろう」というような異論がある方、ごめんなさい。 しかし、この中華街のキッチュさと言ったらどうだ、このギラギラとした欲望に忠実な発信力、派手さ、けたたましさ、香しさ。力強さという言葉より、エネルギッシュという言葉がニュアンスとしては当てはまると感じる。

    派手な衣装や看板、遠慮のない呼び込み、そしてこれでもかと言わんばかりの食品群の訴求力。ガラスの中の中にひしめくように吊り下げられた北京ダックだかなんだかのアヒルが「おらおらおらおら」と語りかけてくる。あちらこちらに「世界チャンピオンが作る料理」的な文言を見るが、同じチェーン店なのだろうか。全店舗にチャンピオンがいるのかは不明だが、これでも釣られる人はいるのだろうなあ。

     桜木町の駅前広場からランドマークを望む編集長。「改めてみると、やっぱり凄いね~。」うん、圧巻ですね。 桜木町の駅前広場からランドマークを望む編集長。「改めてみると、やっぱり凄いね~。」うん、圧巻ですね。
    野良の黒猫を発見。編集長が笑顔で接近を試みました。結果、近づいても逃げないけど、知らん顔されてます…。 野良の黒猫を発見。編集長が笑顔で接近を試みました。結果、近づいても逃げないけど、知らん顔されてます…。
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    02月24日
    (水曜日)

     交番の外観もチャイナ風なあしらいが。街の景観を損ねないよう配慮されています。 交番の外観もチャイナ風なあしらいが。街の景観を損ねないよう配慮されています。
    深聞では珍しい活気ある商店街の風景。派手派手な装飾を施した看板や建物は、いかにも中華街といった雰囲気です。 深聞では珍しい活気ある商店街の風景。派手派手な装飾を施した看板や建物は、いかにも中華街といった雰囲気です。
    いったい何の世界チャンピオンなのか?実は中国政府公認の中国料理協会が主催する4年に1回開かれる料理大会らしいです! いったい何の世界チャンピオンなのか?実は中国政府公認の中国料理協会が主催する4年に1回開かれる料理大会らしいです!

    テーマパーク的な楽しさに溢れる中華街に大満足!

    ベビースターのキャラクター「ベイちゃん(10才)」の前にて。ちなみに女の子のキャラクターは「ビーちゃん(8才)」なのだとか。 ベビースターのキャラクター「ベイちゃん(10才)」の前にて。ちなみに女の子のキャラクターは「ビーちゃん(8才)」なのだとか。


    関帝廟の前にて、にこやかにパチリ(通称「ニコパチ」)。関帝とは三国志の関羽のことです。 関帝廟の前にて、にこやかにパチリ(通称「ニコパチ」)。関帝とは三国志の関羽のことです。

     ベビースターラーメンのテーマパークのような店が開設されている。「ラーメン」とは名前が付いているが、縁があるのかはこれまた不明だ。キッチュというのはこの文化のためにあるような言葉ではないか。これだけ徹底すると、一つの美的価値すら生まれる可能性すら感じてしまう。元々、私自身が小学校の頃、神戸元町の中華街、「南京町」を勝手に下校時の通学路に決めていたので、この雰囲気自体に奇妙なノスタルジーを感じてしまうのだ。いつもいつも金物屋の飯田屋商店の息子、飯田耕平と二人で立ち寄って、店の中で食べていた「老祥記」の絶品の豚まんは、3個で50円だったのだ。旨かったなあ。
     神戸の中華街は細長くのびていて約150店舗ほどだが、この横浜の中華街はその3、4倍の規模があるので半日いても飽きないどころか、逆にいろんな意味で「お腹いっぱい」になるかもしれない。
    横浜の中華街の広大さは、神戸の中華街の4倍近いそうです。中華街大好きな編集長は、アチコチ好き勝手に移動中…。 横浜の中華街の広大さは、神戸の中華街の4倍近いそうです。中華街大好きな編集長は、アチコチ好き勝手に移動中…。

    戦艦三笠の前にてパチリ。脇を締めての敬礼が海軍式なのだとか。狭い艦内に合わせたスタイルが確立しているんですね。 戦艦三笠の前にてパチリ。脇を締めての敬礼が海軍式なのだとか。狭い艦内に合わせたスタイルが確立しているんですね。

    食べ放題の種類が142品!とても全種類制覇はできそうもないですね。看板をみているだけで満腹! 食べ放題の種類が142品!とても全種類制覇はできそうもないですね。看板をみているだけで満腹!
    館長は誰もが知っているあのお方。「お~い山田くん!座布団持ってきて」

    桜木町にある寄席「にぎわい座」。2010年より2代目館長に就任したのは、笑点でもおなじみの桂歌丸師匠! 桜木町にある寄席「にぎわい座」。2010年より2代目館長に就任したのは、笑点でもおなじみの桂歌丸師匠!

     閑話休題。みなとみらいや、桜木町方面がやはり一番繁華なところなのだろうか。横浜の寄席としてはもうすっかり確固たるポジションを確立している「にぎわい座」は、なかなか綺麗で芸人は演じやすく観客は見やすい、なかなかの小屋である。391席というから、キャパシティだけで考えれば新宿の紀伊国屋ホール、下北沢の本多劇場にも手が届こうかという、かなりの大きさの演芸場である。

     実は以前、ここでマジシャンのナポレオンズのお二人と私でマジックのショーをやったことがある。もちろん、お膳立てはナポレオンズが仕組んでくださったのだが、劇場を退出するときに、エレベーターで一緒になった年配のお客さんから、「いやあ、平成のアダチ龍光だねえ」とお褒めをいただいたのは密かな自慢である。
     いや、若い人にはわからないだろうなあ。失敬失敬。

     地下にある「野毛シャーレ」というフリースペースも、小さな落語会などでよく使われていて、ある若手の噺家さんになぜか二度続けて、ゲストで呼んでいただいて落語をやったことがある。なかなかに気持ちが良ござんした。またどなたか呼んでください。



     ちなみにシャーレとは、科学実験用のガラスの皿の通称で、ここで試験的に若い芸人が腕試しをする場所という意味が込められている、というのは私の勝手な想像なので、人に言わないほうがいい。

    編集長は「横好き落語会」と称して、本人も高座にあがっちゃうほど落語好きなんです。 編集長は「横好き落語会」と称して、本人も高座にあがっちゃうほど落語好きなんです。
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    生まれ変わった赤レンガ倉庫で、はしゃぎまくる編集長!そして伝説へ…
     赤レンガ倉庫へやってきた。1号館が大正に、2号館が明治に竣工というプチ不思議な由緒ある建物内には、洒落た雑貨やなかなか流行っているお洒落なファストフード的なものが多く軒を連ねているのだが、私が気になったのはアイススケートだ。  私は自慢ではないが、生まれてこのかたアイススケートで転んだことがない。なぜならば、履いたことも滑ったこともないからだ。せっかく取材で訪れたのだから、そこは突撃取材だ。  いや、今までそんな心境になったことがない私だが、最終回ということもあってつい躁状態になってしまったのだろう。果たして、ほんの2周程度だが、転ぶことなく回ってすんなりと退場することができた。カメラマンは私が転ぶ瞬間を心待ちにしていたのだろうと勘ぐっているのだが、それは残念だったな。


     編集長、人生の初のアイススケートに挑戦!こけろ!すっころべ!なんて心にも思ってもいませんよ(笑)。 編集長、人生の初のアイススケートに挑戦!こけろ!すっころべ!なんて心にも思ってもいませんよ(笑)。
    商業施設として蘇った赤レンガ倉庫。撮影時期の影響で、ちょっとクリスマスっぽい雰囲気なのは、勘弁してください。 商業施設として蘇った赤レンガ倉庫。撮影時期の影響で、ちょっとクリスマスっぽい雰囲気なのは、勘弁してください。

     意外と滑れてしまう編集長。顔だけ疾走感に溢れていますけど、風が強いだけでほとんど止まっています(笑) 意外と滑れてしまう編集長。顔だけ疾走感に溢れていますけど、風が強いだけでほとんど止まっています(笑)
    かつては撮影のメッカだった赤レンガ倉庫。40代の人にとっては「あぶない刑事」のエンディングシーンでお馴染みですよね。 かつては撮影のメッカだった赤レンガ倉庫。40代の人にとっては「あぶない刑事」のエンディングシーンでお馴染みですよね。 こけろ!と念じるスタッフの呪いを全身に受けつつ、よろけながらも壁にしがみつき難を逃れる編集長。惜しいっ! こけろ!と念じるスタッフの呪いを全身に受けつつ、よろけながらも壁にしがみつき難を逃れる編集長。惜しいっ!
     4年間の長きに渡る連載、お疲れ様でした。最後は編集長のあざとい笑顔でお別れです!ありがとうございました。 4年間の長きに渡る連載、お疲れ様でした。最後は編集長のあざとい笑顔でお別れです!ありがとうございました。

    松尾貴史無責任編集 東京深聞」は、今回で最終回です。次回からは「泉麻人絶対責任編集 東京深聞」がスタートします。
    ※「松尾貴史無責任編集 東京深聞」は、今回で最終回です。
     次回からは「泉麻人絶対責任編集 東京深聞」がスタートします。

    スポット情報

    【横浜赤レンガ倉庫】
     横浜市 中区新港一丁目1番1号
     
     スケートリンク情報:
     アートリンクin横浜赤レンガ倉庫
    「氷上のフルーツポンチ」
     毎年12月初旬?2月中旬まで開園。
     大人:500円(高校生以上)
     小人:400円(小・中学生)
     幼児:300円(3歳以上)
     貸靴料:500円
     コインロッカー:100円





    編集長松尾貴史
    松尾貴史

     1960年神戸市生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、研究室勤務のかたわら、ナレーターとしてデビュー。テレビ、ラジオ、映画、舞台、エッセイ、イラスト、カレー店など、分野にこだわらず活動。著書に「接客主義」「ネタになる統計データ」など。最新刊は「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」を編み直した「超常現象・都市伝説」(PHP研究所)。