西麻布(にしあざぶ)
◆霞町(港区西麻布)
東京メトロ日比谷線広尾・六本木駅、都営大江戸線六本木駅下車

西麻布マップ
 

 外苑西通りの1本西側の通りは飲食店がずらり立ち並ぶ。平日の昼間は人通りも少なく静かだ。
ミネラルウオーター専門店のアクアストア= 電話03(5466)0080=は15カ国50種類の水を販売。好みや体質、ライフスタイルに合った水のアドバイスもしてくれる。今春から日本初のアクア ソムリエの講座「アクアデミア」を開講。講師も務める山中亜希さん=写真下=は「西麻布という情報発信地にあって流行に敏感な人たちの水への関心は高い。 水は生命に根ざしたモノなので知っていて損はありません」と語る。



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 実はこの通り、「ビストロ通り」と呼ばれたそう。創業34年のビストロ・ド・ラ・シテ=電話 03(3406)5475=のオーナー関根進さんは「20年ほど前、ビストロが5軒ほどあり、そう呼ばれ始めたんだね。当時は飲食店も少なかったけど、今 は新しい店も多く、入れ替わりも激しい」という。当初から変わらぬ趣ある店内でランチコース(1500円から、同左下)をいただく。どの料理も野菜がたく さん添えられボリュームたっぷり。
その先にはパネッテリア・ダノイ=電話03(3498)4288。特に北海道産の小麦と天然酵母を使ったカンパーニュはほどよい酸味で外国人客にも人気とか。

心もホクホク 食の流行発信地

 西麻布といえば食のトレンドを生み出す街。 1985年に開店したレストラン ル・スフレ=電話 03(5474)0909=もその一つ。フワフワのスフレは15分待っても食べる価値がある一品。「当時、地中海通りやビストロ通りなど、西麻布はヨー ロッパグルメのイメージがあり、スフレが初めての人でも受け入れてくれるのではと思って」とシェフの永井春男さん。
「霞町」という町名は、霞ケ関が江 戸御用地になるのに伴って代地を受け、桜田町と一緒に移ってきた霞山稲荷(現在の桜田神社)が由来だそうだ。六本木ヒルズの足元、テレ朝通り沿いに桜田神 社はひっそりとたたずんでいる。



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 六本木通りから入った細い路地沿いにある和菓子の青柳=電話03(3400)4598=は職人気質のご主人矢島清光さ ん=同(右)=とおかみの和子さんが守り抜いてきた店。東京五輪の年に六本木通りの北側が広がり、こちらに移転。「その時3分の2が廃業した。戦前からの 店は数軒になっちゃったね」と清光さん。名物「西麻布もなか」は「霞町という町名に思い入れがあったから、西麻布とつけるのは複雑だったわ」と和子さんは言う。