日本橋(にほんばし)
◆日本橋(中央区)
東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅、銀座線・半蔵門線三越前駅、都営浅草線日本橋駅、JR総武線新日本橋駅下車

日本橋マップ
 

 五街道の起点、日本橋に立つと、自分が日本の真ん中にいるような気分に。上を見上げれば高速道路。でもそのすき間からはちゃんと青空がのぞく。日本橋の美しい姿をじっくり見るために、隣の西河岸橋へ。ここからは石造二連アーチの全景をとらえられる。
 かつての日本橋の姿を探しに、江戸時代から続く骨董(こっとう)店海老屋美術店=電話 03(3241)6543=へ。店内には日本橋の魚河岸を描いた浮世絵が飾られ、絵と現在の場所を照らし合わせるのはなんとも面白い。「なかなか手に入ら ないが、日本橋関係の品を集めている」と、生まれも育ちも日本橋という店長三宅正洋さん=写真下。「江戸時代、長崎のオランダ人が将軍にあいさつする時に 本橋に泊まっていた。この店の前もオランダ人がたくさん歩いていたのでしょうね」。店内には1843(天保14)年輸入のティーカップなど珍しい品も。


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 日本橋三井タワーの前を通り、三井記念美術館=電話03(5777)8600=へ。隣のミュージアムカフェ=電話03(3548)1050=で、窓からのぞくと外側に石の飾りがちらっと見える。重要文化財である三井本館の建物を内側から見る格好だ。

次は貨幣博物館=電話03(3277)3037=へ。古代から現代までの貨幣が展示され、本物そっくりの1億円の札束を手にとれるコーナーでは、その重さにびっくり。


時代を超えた「粋」 見て食べて

 日本橋を越え、洋食の老舗たいめいけん=電話03(3271)2465=の5階、凧(たこ)の博物館=電話03(3275)2704=へ。色鮮やかな江戸凧をはじめ、国内外の凧が所狭しと並ぶ。模型のような立体的な凧に、思わず「本当に飛ぶの?」と目を丸くすると、「もちろん、全部飛びますよ」とスタッフの福岡正巳さん=写真右。



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 最後は、昨年リニューアルオープンした丸善・日本橋店へ。お目当ては3階のMARUZEN(マルゼン) cafe(カフェ)= 電話03(6202)0013。ハヤシライスは丸善の創業者早矢仕有的(はやしゆうてき)が生みの親といわれ、今もファンが多い。ハヤシライスに卵がのっ たハヤシオムライス(1200円、写真左)は、ソースの甘酸っぱさとふわふわの卵の相性がぴったり。柱にレンガをあしらった店内は落ち着いて本を選べ、本 好きにはたまらない。地下一階の文具コーナーには万年筆がずらり。丸善オリジナルの万年筆は縦書きの日本語が書きやすいように作られているとか。

どこへ行っても「粋」という言葉がぴったりな日本橋。歩いても歩いても、まだまだ歩き足らず、再訪の日が待ち遠しい。(池沢なつ)