目白(めじろ)
◆目白(豊島区)
JR山手線目白駅下車

目白マップ
 

 本日開通の地下鉄副都心線。目白駅の東側には雑司が谷駅が開業したが、今回は目白駅の西側を歩こう。
  目白通りに出ると右手に和菓子の老舗志むら=電話03(3953)3388=がある。看板商品は昭和20年代から 変わらぬ製法の九十九餅(つくももち)。卵を練り込んだ求肥(ぎゅうひ)を香り高いきな粉といただく素朴な和菓子。「目白はごみごみしていなくて変化が少 ない街。副都心線開通で人の流れは変わるでしょうね。でも目白はこのままがいいかな」と店員の志村友子さん。親子3代で通うお客さんもいるそうで「地元の お客さまは、みんなゆったりしてます」と言う。


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 さらに歩けばパリのお菓子屋さんのような外観のエーグル・ドゥース=電話03(5988)0330。フランスで4年間 修業を積んだシェフの寺井則彦さんが「理想の集大成に」と開いた洋菓子店。ショーケースには宝石のような色とりどりのケーキが並び、見つめるお客さんの顔 はうっとり。「駅から離れているので、わざわざ来て良かったと思ってもらえる店にしたい」と寺井さん=写真(右)。「近所に住むフランス人のお客さまにも 日常的に使ってもらえる。どんな評論家に褒められるよりもうれしい」


ゆったりと上質な時が流れる街

  ランチは20年以上愛され続けるレストランカザミドリ=電話03(3954)9228=で。秋篠宮さまと紀子さまも学習院大学の学生時代にデートでいらっしゃったとか。人気は日替わりのBランチ(同左、1050円)。夜はアワビやウニなど自慢の魚介を使った料理もお薦め。

 目白庭園も立ち寄りたいスポット。池の脇に数寄屋建築の赤鳥庵(せきちょうあん)を配した回遊式の日本庭園は静けさに包まれている。目白通りを一本入る と、ひっそりたたずむ貝の小鳥=電話03(5996)1193。オーナー遠藤久美さんが厳選した海外の木のおもちゃや絵本がぎっしり詰まった宝箱のような お店=同右下。「静かな場所で絵本やおもちゃが好きな人に選んでもらいたい」と遠藤さん。





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 散策に疲れたらカフェアコリット=電話03(5982)5993=へ。マスターの高梨洋一さんがネルドリップで入れるコーヒーと、夫人の昭子さんの手作りケーキを求めて常連客でにぎわう。昭子さんは「『街に愛される喫茶店になりたい』という思いが、この街ならかなう気がしたの」と笑顔を見せた。
 ゆったり上質な時の流れを感じた一日。独特な目白時間を味わってはいかが。(吉田美穂)