団子坂(だんござか)
東京メトロ千代田線千駄木駅、南北線本駒込駅、都営三田線白山駅下車
団子坂 マップ
文豪が愛した風景

 幕末から明治時代にかけて華やかな菊人形が並び、見物客でにぎわった団子坂を見上げる菊見煎餅総本店は100年以上の歴史を刻む老舗だ。名物・菊見せんべいは独特の四角形。江戸っ子好みのしょうゆ味と堅焼きを初代から守り続けている。5代目店主の天野善之さんは「子供のころ、雪が積もると板を持って滑って遊びました」と語る。坂は確かに急勾配だ。

 団子坂の脇から住宅地に入ると、伊勢五本店がある。店内には全国50蔵から集められたお酒がズラリ。店長の南保武史さんは「日本のお酒しか置いていません。地酒・地ビールにも力を入れてます」。得意客の8割が和食系飲食店だということにも信頼と自信がうかがえる。

 坂の上に昨年開館した森?外記念館に立ち寄る。多くの展示品の中に見つけた?外のデスマスクはリアルだ。千駄木は夏目漱石や高村光太郎など多くの文人が好んで住んでいた歴史ある街であることを知り、1階のモリキネカフェへ。?外がドイツで飲んでいたかもしれないというロンネフェルト社の紅茶で一服すると、当時の文化の薫りにあふれた千駄木の光景がまぶたの裏に浮かんできた。(はやしひろ)

(電話)

★あめ細工吉原 03(6323)3319  ★伊勢五本店(3821)4557  ★エスプレッソファクトリー(3823)8320  ★菊見煎餅総本店(3821)1215  ★パリットフワット(5814)2339  ★モカロ(3822)3282  ★利さく(5834)7292

2013年08月03日(土曜日)掲載分

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