御茶ノ水(おちゃのみず)
◆御茶ノ水(千代田区、文京区)
JR、東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅下車

御茶ノ水マップ
 

 JR御茶ノ水駅を出ると線路沿いに茗渓(めいけい)通りがある。一見するとよくある商店街のようだが、実は名店も数多い。

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  この通りと同じ名前を持つのが山の本と絵の専門店、茗渓堂=電話03(3291)2811。12年前までは普通の書店だったが、書籍の売り上げが伸び悩む 中、もともと力を入れていた山岳関連の本に絞ったそう。店内には地方の出版社発行のものやサイン本、絶版になったものまでマニア垂ぜんの希少本が並ぶ。
茜草壺=電話03(3291)2088=で昼食。もともとは喫茶店だったが、店主の田中元典さんが 小田原で出合ったアジの干物のおいしさに感動し、魚料理を始めたそう。焼けるまでの20分間をじっと待ち、自慢のアジの開き定食(1207円、写真右)に 舌鼓。「大学も多くが移転して今は学生街からオフィス街に変化していますね」と田中さんは言う。





個性集う知的フィールド

 明大通りにはたくさんの楽器店が並び、思い思いに楽器を手に取る客の姿を見かける。クロサワバイオリン=電話03(3292)0821=では月に一度のペースで全くの初心者向けにチェロの無料体験レッスンを実施中。年配の受講者も多いという。「楽器を見たい人にとっては御茶ノ水に来ること自体が一大イベント。日本全国から集まります」と店長の野本潔さん=同(左)





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  最後は昭和30年創業の画廊喫茶ミロ=電話03(3291)3088=へ。御年89歳の大ママ、長谷川吉(よし)さん と娘の京子さんが切り盛りする=同右。「学生時代に来ていたお客さんが『変わらないね』って言ってくれる。それが続けるってこと」と吉さん。ここでは時間 もゆったり流れる。個性的な専門店がわんさか集まるまさに知的フィールド。いろんな好奇心を刺激してくれる。(吉田美穂)