六町(ろくちょう)(足立区)
◆つくばエクスプレス六町駅下車

六町マップ
TX開業で進化中

 2005年夏のつくばエクスプレス(TX)開業以降、開発が続く六町駅周辺は区画整理事業の真っ最中。駅を出ると空き地と真新しい建物が目につく。

 六町は明治になるまで一面の田畑で、主に綾瀬川沿いに人が暮らした。古くからの民家の周囲には古木や巨木がこんもりと木陰をつくり、今も農村の面影が残る。田んぼの間を走る水路の一つだった吉右衛門堀は児童公園の名前となった。

 六町周辺一帯が宅地化したのは昭和40年代。「昭和44年に、ここに越してきた」という渡藤製菓の渡辺敏明さんは、店の奥で家族そろって毎日、きな粉を 使った和菓子「御家宝」を手作りしている。オイルショックのころ、地価が安かったこのあたりにお店を構えたところは多いという。

 天日干しが特徴の富士見あられも家族の汗の結晶だ。斉藤夫妻はどちらも山形県出身。妻のミヤ子さんの実家で作るもち米を、店主の良仁さんが昔ながらの石臼で愛情を込めてつく。

 行列のできるバウムクーヘンや、手作りパン、おむすび…。隠れた実力店がそろう。急速に変ぼうを遂げつつある街。それでも、店主のひたむきな姿勢がある限り、街の味は変わらないだろう。(大川陽子)



(電話)
★蕎麦遊膳 松鈴 03(3883)9863 ★田中そば店 (3883)4342 ★渡藤製菓 (3883)3209 ★島田屋製菓 (3883)0632 ★ロココ (3883)8008
 ★ライスショップスズキ おむすび村 (3858)2303 ★富士見あられ 斉藤米菓(3885)0496

2009年5月23日(土曜日)掲載分

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