落合(おちあい)
◆東京メトロ東西線落合駅、都営大江戸線、西武新宿線中井駅下車

落合マップ
田舎町の風情 今も

 江戸時代はホタル舞う農村だった落合。明治以降、宅地化しても郊外の風情をとどめ、大正から昭和初期には多くの作家や芸術家が暮らしていた。

 落合駅から中井駅までの一帯は、いまも路地が入り組む住宅街。所々に商店や銭湯が現れ、どこか田舎町に迷い込んだような散策が楽しめる。

 早稲田通りには、1本80円で団子を売る和菓子屋があった。「地元の皆さんに気軽に味わってほしい」と戦後3代にわたり地域で愛される菓子を作り続けている甲州屋の志村浩一さんは言う。

 最勝寺の裏手では、小さな帽子工房を見つけた。中にはオブジェのような帽子がズラリ。「帽子が似合わない方はいません。お気軽に相談に来てください」と父の工房を継いだ市瀬晶子さん。最近では還暦祝いなどの注文も増えているという。

 妙正寺川沿いを下ると、ギャラリーを併設する染色工房の二葉苑がある。「この辺りは今も100軒ほどが工房を営む大正以来の染色の街。職人もみなさまの声に刺激され新作を生み出しています」とマネジャーの小林慶子さん。

 二つの川が落ち合う街に、いまも脈々と創作の心が受け継がれている。(武居智子)



(電話)
★目白学園(管理部・出土品資料室担当) 03(5996)3115 ★林芙美子記念館(5996)9207 ★ASPEN (3954)4228 ★ふ らっとひとやすみ (5983)5330
 ★二葉苑 (3368)8133 ★器スタジオTRY (3360)3155 ★アトリエアキコ (3368)6225 ★Cafe傳 (3368)4263 ★洋菓子工房KENZO (5330)6626
 ★甲州屋 (3368)5235

2009年8月29日(土曜日)掲載分

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