鍋屋横丁(なべやよこちょう)
東京メトロ丸ノ内線新中野駅下車
鍋屋横丁 マップ
異国の文化も共存

 鍋屋横丁の周辺には閑静な住宅街が広がり、住民が「住みやすい街」と口をそろえる。ここで生まれ育った和菓子店・むさしの玉屋の粟野明さんは「昔はこの近くに都電の停留所があり、商店街はいつも人混みでごった返すほど。夜遅くまで人通りが絶えませんでした」という。粟野さんは20年ほど前、「鍋屋横丁の名物になるものを作りたい」と鍋の形の「鍋横最中」を発売した。手間暇惜しまず作られたあんこの上品な甘さは口の中でとろけるようだ。ほかにも店内には周辺の地名にちなんだ名がつけられたお菓子が並び、街への愛情が伝わってくる。

 のんびりした雰囲気が心地よい商店街周辺を歩いてみると、ふとあることに気が付いた。外国文化に出合える場所が多いのだ。青梅街道沿いにある慈眼寺には、タイ様式の仏舎利塔がそびえる。同じ通りのガラタバザールはトルコやイランなどの織物・キリムの専門店でエキゾチックな美しいランプも目を引く。インドカレーのボビさん、タイやインド、ネパールの雑貨を扱うレッドホットママなど個性的な店も多い。横丁には、かつて遠方から妙法寺の参拝客が集まったという。今も遠くからたくさんの人と物が集まっているようだ。(池沢なつ)

(電話)

★むさしの玉屋 03(3381)7012  ★ガラタバザール(6715)7200  ★ボビさん(3384)8827  ★レッドホットママ(6808)9163  ★ミルクロール(3381)5541

2011年12月17日(土曜日)掲載分

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