東京ほっとコラム



電脳街の人情

2013/06 レジャー・観光、名所(23区エリア / 千代田区)

大学2年生の時に、勢い余って始めた秋葉原のメイド喫茶でのアルバイト。
メイド喫茶の人間関係はドロドロ、なんてコントを見ていたせいか、バイトを始めてすぐの頃は想像以上に温かく下町気質なアキバのメイド文化に拍子抜けした記憶がある。例えば、他店のメイドと外ですれ違った時は「お疲れ様でーす。」と声を掛け合う。中央通りを注意して歩くと、違う制服のメイド同士が挨拶を交わしながらすれ違って行くのが分かる。同じアキバで働く仲間意識がそうさせるのか、時にはフィギュアショップや居酒屋の店員までもが労いの言葉を掛け合う光景は、考えてみれば少し不思議な感じである。
アキバ系、メイド喫茶。ここ何年かで急激に浸透したとは言え、まだ少し受け入れがたいかもしれない。けれど、そこには人々の純粋な「好き」があり、ドラマもあり、他の文化と寸分違わず確かに血が通っているのである。秋葉原という街が、改めて気付かせてくれた。

(千葉県 福地 可南子)


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

青春の一頁

2012/06 生活、暮らし、趣味(23区エリア / 千代田区)

東京でOLをしていたころの話です。
何よりも楽しみだったのは、週末の神保町巡りでした。ビルひとつ分もある新書店に驚嘆し、軒を連ねる古書店に感動しました。一日いても飽きることはなく、二階建ての本屋さんしか見たことがなかった私には、神保町こそがもっとも東京らしい場所に感じたものです。
新古書店のほかにも、魅了してやまないものが神保町にはありました。それは、「岩波ホール」です。年に何度か、ほの暗い照明の下の座席に身を沈め、流行に左右されない作品を観ました。
難解で首をかしげながら映画館を出たこともありました。心を激しく揺さぶられ、上映期間内に再び足を運んだこともありました。
当時を振り返れば、ずいぶんと背伸びをして映画を観ていたように思えます。けれど、娯楽大作ではない映画は、私に未知の世界をたくさん教えてくれました。
東京に滞在していた時期は短いものでした。けれど、実り多い青春のひとときでした。

(宮城県 水野明日香)


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

「寅さんは 旅に出たまま 帰らない」

2012/05 レジャー・観光、名所(23区エリア / 千代田区)

平成7年1月17日に発生したあの「阪神・淡路大震災」の被災地の現場がロケ地になったのが最終回だった「男はつらいよ」シリーズをずっと見てきた私は、昭和史を、この映画とともにだぶらせて生きてきたみたいです。
それほど、この映画が持つインパクトに強い思い入れがありましたが、いまもふと、シリーズのひとこまを想い出しては、あのころはよかったと懐かしんでいます。
ロマンスを教えてくれたシーン、生きて行く希望をもらったシーンなど、私にとって寅さんは、そしてあの映画は「夢をはぐくむおもちゃ箱」だったのです。
不世出の喜劇俳優ともいわれた寅さんを若かりしころ、たまたま都内で見かけたことがありました。すぐに分かる人懐こい風貌で、とっさに声をかけると、気軽に応じ握手もさせていただいた。
きさくで、フランクな人柄がいまも頭から離れません。上京の折はきまって柴又へ足を運びます。逢えないと知りつつも。

(奈良県 渡辺勇三)


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

郷土ゆかりを歩く

2012/03 その他(23区エリア / 千代田区)

東京暮らし半世紀以上で東京人を誇示していたが、縁あって生まれ故郷石川県出身者の会の仕事をする事になった。そこで江戸東京は何処も地方大名藩邸跡で区画されている事実を確認。石川(加賀藩)はいかにと。先ずは江戸城皇居周辺へ。前田利家上屋敷が和田倉門辺り、東御苑内天守台や清水門を中心に石垣が、やはり財政豊かだった前田藩の寄与が大きかった事を知る。勤務先が麹町で近くの紀尾井町は地名自体に旧藩の頭文字となってはいるが、我が石川の場合は下屋敷だった板橋区に金沢や加賀の地名などが残されている。江戸城天守閣復元再建の動きもあるが、徳川と特別に親密であったと云う前田、いずれも脈脈と両家当主(他藩も多く存在)が継承されている事は喜ばしい。
現在「石川県人」としての東京人ではあるが、首都圏3千万人は9割近くが地方のDNAを持った人達ではなかろうか。東京こそが地方なのかもしれない。

(東京都 西  喬)


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

海外旅行行く前に

2012/02 場所、風景(23区エリア / 千代田区)

皇居はよく海外からの観光客がきてますし、おそらく地方からの旅行者の方もいらっしゃっているでしょう。こんなにいい景色で時代を感じさせる景色が身近にありながら、皇居の魅力を知らないまま過ごしている方もいると思います。もったいないもったいないモッタイナイ。高いお金だして海外旅行行くくらいなら、ぜひ皇居を一周してみては??私がおすすめなのは半蔵門から桜田門までの道です。高い位置にある半蔵門から低い位置にある桜田門まで歩けば、眺めよしです。
そしてそのまま晴海通りにはいれば、銀ブラも楽しめます☆

(東京都 小林義直)


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check