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東京ほっとコラム



ぬくもりを味わう

2013/03 人(23区エリア / 世田谷区)

上京して、千歳烏山の街に降り立った私はすぐに「ここに住もう」と決心した。街を歩いているだけで、不思議なほど元気になれたからだ。
街の中心にある公園では、毎週末にフリーマーケットやお祭りが催されている。人々が集まり、まるで街全体が知り合いのよう。今の社会で忘れてはならない人々のふれあいが残る。
お休みの日は、公民館の図書館で本を借りて、「今日はどのカフェで読もう」と考えながら街を探索。探索するたびに、また新しい隠れた名店を見つけられるのも千歳烏山の魅力だろう。毎朝起きると近くの保育園から朝の合唱が始まり、爽やかな風が通り抜ける。近所の古着屋さん、美容室のお姉さん、交番のおまわりさん・・・みんなが通りに出て、「おはよう」と声をかけ合う姿に心が温まる日々。
会社で疲れた日も、大家のおばあちゃんや保育園の園長さんが「おかえり」と微笑みかけてくれた。
365日、この街は人々の優しさで包まれている。

(東京都 流石 香織)


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水面は輝く

2012/05 レジャー・観光、名所(23区エリア / 世田谷区)

先日二子玉川駅を通過したあたりで、ある光景を目にしました。
二子玉川駅は渋谷駅と中央林間駅を結ぶ東急田園都市線沿線にある急行電車の止まる駅で、この駅までが東京都、隣の駅からは神奈川県という境の駅です。
わたし、このあたりの眺めが好きで、いつも目を凝らします。
この日も多摩川は太陽の光を受けて眩しいくらいきらきらと輝いていました。お昼の時間だったこともあり、川崎側河川敷ではバーベキューを楽しむ人たちであふれかえっていました。
「ひしめいている」という表現がぴったりで、河原ののんびりとしたイメージとは対極的でしたが、とてもエネルギッシュでパワーを感じました。
多摩川の車窓からの眺めは沿線や最寄り駅によって様々な表情があり、それぞれの風景を味わうのがわたしの楽しみ方です。

(神奈川県 金沢淳子)


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想い出の街 

2012/05 場所、風景(23区エリア / 世田谷区)

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい店が立ち並ぶ街、下北沢。
この街を知ったのは、わたしが20代の頃だった。電車の沿線、もしくは当時住んでいた近くにあったのがこの街だった。
学生の頃はよく中古の服屋やジュエリーショップ、当時趣味だった古い雑貨物の店等に通っていた。その当時の自分の格好は、ジーンズとシャツだったから、ほとんど下北沢で買ったものだった。
社会人になり、心地いい音楽の流れる喫茶店に歩いて通っていた。日曜の夕方はいつもそうだった。そこで、音楽を聴きながら読書していた。
この街は、歩きながらでもお店が楽しめて、自分の欲しいもの、買いたくなるものが見つかる。歩いてみて、退屈したことがない。
全てが新鮮に見えて驚きの日々だった。
それがわたしの想い出の中で今も蘇る。

(岩手県 中村厚子)


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楽しい散歩道

2012/01 場所、風景(23区エリア / 世田谷区)

世田谷区上用賀にちょっと風変わりな交番がある。広大な馬事公苑の南西角の馬事公苑裏という交差点にあるこの交番はつい最近改装された。それまではごく普通のどこにでもある、警官が留守勝ちな交番というイメージしかなかった。暫く閉鎖されていたので人員整理で廃止になったのかと思っていたら再登場してきた。しかも立派になって。その立派になり方が凄い。正面に立って交番を眺めると何と正面玄関を蹄鉄が跨るように覆っているのである。馬事公苑ならではのデザインである。
用賀駅の方角に歩を進めながら足元に視線を落とすと、レンガ造りの歩道の数メートル置きに蹄鉄を図柄にしたレンガが埋め込まれている。注意して足元を見ていると電車の図柄が現れ、矢印が用賀駅の方角を示していて、馬の絵のレンガの矢印は馬事公苑の方向を示していることが分かった。
馬事公苑から用賀駅までの用賀中町通りは交番から足元のレンガまで楽しめる散歩道である。

(東京都 上野俊彦)


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成城のこどもたち

2011/11 生活、暮らし、趣味(23区エリア / 世田谷区)

私の住む世田谷区成城にある公立小学校では6年生の大多数が中学受験の季節を迎えます。もちろん、全国どの地域、どの小学校でも何人かの児童は私立中学を受験するのでしょうが、教育熱心な土地柄なのか、ここではひときわその割合が多いと聞きます。年が明ければ受験ムード一色、私立受験の集中する2月初めの数日は登校してくる子がまばら・・という状態だそうです。
わが子も十数年前に経験しましたが、塾通い、学校選び、願書提出、健康管理など様々なサポート。模試や学校の成績に一喜一憂し、本人以上に親の方が気疲れした記憶があります。今年も多くの子供たちがそれぞれの目標に挑戦するのでしょう。親子二人三脚の中学受験、納得の行く道となりますように・・すっかり大きくなった背中にランドセルをしょった子供たちを朝夕の通学路に眺めつつ、そう思います。

(東京都 馬場由佳里)


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