東京ほっとコラム



連鎖に含まれた子ども

2013/04 行事・風物詩(23区エリア / 杉並区)

落ち着きなく前を歩く小学生の男児が身をひゅっとかがめて手早くタンポポの茎を折って、ふっ!と綿毛を吹き飛ばした。
あ! 昨日写真を撮ったばかりの完璧な綿毛で、今日の観察を楽しみにしていたのに予想外だ。
男児は用済みになった茎をぽいと歩道に捨てて父親のもとに駆けていった。
今日も遊歩道、「桃園川緑道」を歩いて阿佐ヶ谷まで所用に出掛けた。街はコンクリートに舗装された道ばかり。
この遊歩道脇の花壇は、規模こそこぢんまりしているものの、季節を感じさせてくれる貴重な場所で、地域住人やボランティア団体による色取り取りの草花に足を止めて見入ることも多い。
さて、先程のポイ捨て現場を見れば、同じような綿毛のついたタンポポがほんの一日で明らかに増えており、彼が折ったのが昨日のタンポポかなんてわからなかった。
かつては自分も茎を折ったはずで、子供らの仕業も飛散の連鎖に含まれているのかもしれない。

(東京都 萩原優佳)


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やっぱり踊りはやめられない!踊りを見るのもやめられない!

2012/06 行事・風物詩(23区エリア / 杉並区)

東京高円寺阿波踊りは毎年8月の最終土曜・日曜に行われる。阿波踊りのすごいところは、老若男女が踊るというところだ。総勢1万人!男踊りや女踊りもあり、色鮮やかな衣装も様々で、心弾むリズム。最近は隊形が変わったり、止まってポーズを見せたり。ずっと見ていても飽きるということがない。
好きな掛け声は「ヤットサー、ヤットサー」、そして「やっぱり踊りはやめられない!」である。
私自身は踊ろうと思ったことはない。というのも体育館や空き地で阿波踊りのハードな練習をしているのを見ているのだ。大勢の観衆の前で自信を持って踊れるようになるにはかなりの練習が必要なのである。
知り合いには「TVで見れば十分」という人達が多い。しかし少し無理に誘って行くと、皆大喜びする。やはり踊りというのは生で見て熱い思いを共有するに限ると思う。まだ見たことがないという方、是非とも一度は見に行っていただきたい。

(東京都 菊川 真澄)


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高円寺人情商店街

2012/05 場所、風景(23区エリア / 杉並区)

憧れの東京で進学するに当たり、心配は1人暮らしをする居場所だった。誰1人知り合いの居ない大都会でまず母親と向かったのは地図帳で調べていた新宿駅から快速中央線で直ぐの高円寺駅。庶民的で住み易い学生街と耳にしていたからだ。北口を降りて商店街を歩くと直ぐに小ぢんまりした不動産屋があり早速アパートを探し始めた。学生寮などない時代だった。当時はその商店街を高円寺人情商店街と呼んでいたかは定かではない。お惣菜屋にラーメン屋、定食屋、八百屋に魚屋と店構えは小さいながらも人で活気に満ちていた。田舎者の私にとって見るもの聞くもの全て新鮮に映った。母親はとにかく娘の身が心配で、アパートより下宿の方が大家さんが居て安心と不動産屋主と3人で物件を見て回り、やっとS宅に決まった。当座は新宿駅と高円寺駅の往復で1日が終了、ことさらホッとするのが夕刻の灯りの点いた高円寺商店街。出来立てのお惣菜を4畳半で頬張ったっけ。

(新潟県 佐藤妙子)


2012/06/20掲載


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私のお気に入りの公園

2011/08 場所、風景(23区エリア / 杉並区)

私にはお気に入りの公園がある。それは「蚕糸の森公園」。
昔、農林水産省の蚕糸試験場があったという。
入り口を入るとすぐ、大きなクワが茂っているのが目に入る。ヒマラヤスギやアカマツ、ケヤキ、イチョウなどの大木がうっそうと茂っていて夏でも涼しい。その他ムクゲやロウバイ、キンモクセイ、クチナシなど可愛らしい花を咲かせてくれる木々も植えられている。
時折広場でフリーマーケットが開催されている。大空の下での買い物は楽しい。しかしこうした自然の中にいると、その美しさに圧倒され、物欲があまりなくなってしまう。
子供達はカラフルな遊具で歓声を上げて遊んでいる。2011年3月11日の大震災以来、普通の日常生活が、いかにかけがえのない大切なものかを知った。そういえばここは災害が起きた時の避難場所になっている。いかめしい門構えに圧倒されてしまうが、入場は無料である。素敵な公園なので、是非足を運んでいただきたい。

(東京都 菊川 真澄)


2011/10/05掲載


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東京高円寺阿波踊り

2011/06 レジャー・観光、名所(23区エリア / 杉並区)

阿波踊りと言えば徳島だ。
しかし、東京高円寺の阿波踊りも素晴らしい。

「踊る阿呆に観る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」という阿波踊り独特の楽しいフレーズがあるが、正にその通り。
観る阿呆から踊る阿呆になり、益々そう感じる。

今年は震災の影響があり、節電のため日中の開催となる予定だ。夏の暑さに負けないほどの熱気に包まれる高円寺の元気は、日本の元気に繋がると思う。踊る阿呆としても、繋げたいと思う。

踊る側と観る側の双方が楽しく元気になれる高円寺のフェスティバルを是非!

(東京都 谷口 珠望)


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