東京ほっとコラム



池袋演芸場

2018/09 レジャー・観光、名所(23区エリア / 豊島区)

 JR池袋駅は改札を出ると方向感覚を失う。改札は地下一階だ。こういうときは地上に出るに限る。「東武」という文字を横に見て階段を上り、駅舎を出て右、大塚方面に進む。その先に立ち並ぶ看板の間に見える寄席文字が池袋演芸場だ。一階の窓口で切符を買い、階段で客席に下りる。
 はじめて寄席に入るときには勇気がいった。作法がわからない。寄席は演劇と違っていつ入ってもいいのだという。それでも開演に遅れた時は演者の十五分の噺が終わるのを待ち、拍手を合図に中に入る。客席は百に満たない。噺家の息づかいが聞こえそうだ。昔、町内にあったという寄席はこんなだったろうか。満席はめったになく、いつ行ってもすわれる。小さな寄席なので噺家はネタおろしをここで行うことが多いのだという。
 最後のトリは噺を終えると幕が降りるまで高座から客に頭を下げている。ハネ太鼓が鳴っても噺の余韻に席を立ちがたい。

(神奈川県 朝尾幸次郎)

東池袋・大勝軒に飾られた絵

2013/11 味・グルメ(23区エリア / 豊島区)

東池袋・大勝軒と言えば山岸一雄さんが考案したつけ麺の元祖のお店として全国に有名です。
1961年創業で絶えず行列の絶えない大勝軒、2007年に再開発の為に一旦閉店した際はテレビでも報道され、行列を撮影する為に取材のヘリコプターが飛ぶほど。
2008年に現在の場所に移転し、再オープンしました。店内には創業当時の写真や旧店舗の街区表示板などが飾られています。その中でも厨房奥に飾られているのが、旧店舗でも飾られていた5匹の猫の絵で、創業者である山岸さんにも深い思い出のある絵だとか。
ここ東池袋・大勝軒にはそんな歴史を感じ、守り抜かれている味を味わえる店。ぜひ、つけ麺が出来上がるのを待ちながら、絵の中の猫たちが見てきた大勝軒に思いを馳せてみてください。

(千葉県 並木 章)

サンシャイン発~豊島区池袋の魅力

2012/05 場所、風景(23区エリア / 豊島区)

東京スカイツリーの開業に明日への希望や祈りの気持ちが高ぶります。昔、同じような光景を見たことを思い出しました。池袋、サンシャインビル。文芸座というレトロな映画館に足を運ぶ度にビルが少しずつ積み上がっていきました。サンシャインビル自体も60階からの展望に加え、水族館、レストラン、ショッピング街といったコンテンツを備え、魅了されました。今はナンジャタウンも加わり、充実しています。
今や、都会の一大スポットとなった池袋。渋谷のハチ公ほどは有名でないけれど「いけふくろう」の前で待ち合わせをするカップル達の風景は今も昔も変わりません。池袋駅に同居する西武、東武の百貨店も魅力です。是非、池袋に来てください。

(東京都 横山 正秀)

毎日いきたくなる店

2010/12 味・グルメ(23区エリア / 豊島区)

池袋・東京芸術劇場の裏、グルメ通りにひっそりとたたずむ「キッチンABC」。上には大人気ラーメン店「中本」がある。お世辞でもキレイとは言えないが、何か風情を感じる店だ。店内は一昔前の定食屋のような雰囲気をイメージしてほしい。
私がたまたまそこの前を通ると、キッチンABCに手招きされたかのように自然と店内に足を運んだ。これが私とキッチンABCとの出会いだ。
注文すると、早すぎず、遅すぎずというタイミングで料理がでてくる。そして、一口食べてみると、とにかくうまい!この一言に尽きる。ごはんとスープもついてくるのでどんどん食べるスピードが上がる。さらに、14時から17時の間は無料でコーヒーかグリーンティーを飲むことができる。
味・ボリューム・値段・サービスどれをとっても満点である。また、料理には「今月のおすすめ」というメニューがあり、月替わりに変わっていく。これもまた魅力の一つである。

(東京都 青木 宣康)

味わう本場

2010/12 味・グルメ(23区エリア / 豊島区)

「オススメの東京・豊島区」知音食堂(チインショクドウ)について。四川料理のお店。店員さんは、皆中国人。気さくで穏やかな笑顔を振りまいてくれる。学生時代、中国へ一年間の語学留学へ行ったことのある私は、所謂、懐かしさを覚えて行ったお店なのだが。何しろ、池袋の北口と言えば、リトルチャイナと銘打って間違いない。
そんな中の、私の一押しのお店が知音食堂(チインショクドウ)である。俗に、本場本場と言うけれど、このお店ほど「本場」を痛感した場所は無い。
店の雰囲気もさることながら、味が正真正銘の「本場」である。オススメの東京に加えたい訳は、ここにある。そう、「中国四千年の歴史」を、日本=東京で堪能出来る、もしくは、堪能すべき数少ない場所が、豊島区池袋駅北口傍に存在するという事実である。

(東京都 下瀬 文)

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