東京ほっとコラム


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時雨西行に会いに行く

2012/05 場所、風景(23区エリア / 葛飾区)

西行といえば、まずは桜。花の下にて春死なむと詠み、その歌のままに逝った人生を見習うべく、エンディングノートを考えてはみるものの、現実には今日の悩みで手いっぱい。こんなに頑張っているのに、うまくいかない人生。どんよりした気分の毎日。どうせ私なんか、と腐っていた頃に出会ったのが時雨西行という花菖蒲でした。最寄駅は京成の堀切菖蒲園駅。ちょっと懐かしい商店街の雰囲気を楽しみながらブラブラ歩いて、堀切菖蒲園まで矢印を辿ります。おススメは晴天よりも曇り空の日。けっして派手ではないけれど、背筋を伸ばして咲いている花の美しさが際立って見えます。長唄の時雨西行からの命名かと思いをはせつつ、この花のように滅入らないで私も咲こうと…。他にも酔美人、堀切の夢、業平など凝った名前が付いているので、お気に入りの花を見つけては?6月初め~が見頃だそうです。アヤメと菖蒲の違いを知りたい方も、ぜひどうぞ。入場無料です。

(東京都 滝 とも子)


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水元公園の紅葉

2011/11 場所、風景(23区エリア / 葛飾区)

水元公園は都内23区で最大の公園です。徳川吉宗の時代に旧利根川による洪水から江戸の町を守るための遊水地として作られ、灌漑用水の水源としても利用されたことから「水元」の名が残りました。
約三百年後、豊かな水と木々と自然の生き物による広々とした公園になっています。私は四季折々ここを訪れ、水辺や林を散策し、カワセミやカイツムリの番いを観察できる「かわせみの里」、公園の歴史や水彩画等が展示されている「グリーンプラザ」に寄り、「中央広場」でお弁当を食べます。
三年前、私はここで家内に小さなプレゼントを渡しました。家内は離婚したばかり、私は会社を退職し離婚調停中の身で将来のことは何も決めていませんでしたが、家内はそのプレゼントを大変喜んでくれました。
秋が深まった今、紅葉も素晴らしい水元公園です。

(東京都 児玉俊史)


2011/12/07掲載


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美しい旋律が聞こえてきそうな風景

2011/02 場所、風景(23区エリア / 葛飾区)

葛飾区の西端に位置する四ツ木地域。この地域の荒川沿いに、東四ツ木避難橋という歩行者専用橋がある。この橋を渡った先にある荒川の中土手から見えるのは、雄大な自然ならぬ雄大な都心の風景。建設中の東京スカイツリーも東京タワーも東京都庁も、天気がよければ富士山まで一望できるのだ。
オススメは晴れた日の夕暮れ時。夕焼けのグラデーションに彩られた空を背景にすると、その美しさは倍増する。
もしこの場所を訪れる機会があるならば、1つ知っておいてほしいことがある。それは、首都高にかかるかつしかハープ橋と対岸で東京スカイツリーと並ぶすみだ清掃工場の煙突の存在。かつしかハープ橋は文字通りハープを、煙突は縦笛を、両者は偶然にも楽器をモチーフに建てられているのだ。それを知って美しい風景を眺めると、まるで空から心地よい音楽が流れてきそう。目の前の荒川のゆったりとした流れが、また絶妙なリズムを生んでくれるのである。

(東京都 大澤範之)


2011/04/06掲載


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親水公園の醍醐味

2010/07 場所、風景(23区エリア / 葛飾区)

私の好きなスポットは葛飾区四ツ木から埼玉県八潮市との県境の足立区本木に至る、曳舟川親水公園です。
国道6号線と曳舟川通りの分岐点が出発点で、終点まで歩くと6時間ほどかかりますが、所々にスポットがあるので、寄り道をしながら行くと、さらに楽しめます。親水公園沿いには「葛飾区郷土と天文の博物館」と「足立区郷土博物館」があり、歴史が好きな方にぴったりなスポットがあり、葛飾区にはプラネタリウムもあるので、小休止するにもお勧めです。夏には水浴びができるスポットもあるので、暑いときに水を被ると気持ちいいです。
さらに北上すると、こち亀の両さんでおなじみの亀有に行きます。ここで親水公園から離れ、駅前周辺を散策するのもよいでしょう。足立区に入ると、親水公園の様相が変わり、葛飾区側とは違った雰囲気が味わえ、花畑運河を越えると、いよいよ終点になります。ここで曳舟川(葛西用水)の本来の姿を見ることができます。

(東京都 五十嵐 登)


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何となく好きな町

2009/12 場所、風景(23区エリア / 葛飾区)

「男はつらいよ」に「こち亀」。葛飾といえば、誰もがこの2つの名前を挙げるだろう。もちろん私もこれらのファンであるが、葛飾の魅力はこれだけではない。
「生まれも育ちも葛飾・宝町」の下町っ子の私にとって、都会はまさに憧れ。「将来はおしゃれな街で暮らしたい」と幼い頃からずっと夢見ていた。しかし、最近「下町も悪くないなぁ」と思っている。
趣味で続けているウォーキング。自宅から足立区の北千住まで、暇を見つけては歩く。途中に、「荒川の土手」がある。土手など、いかにも下町・・・。向こう側には、高層ビルが立ち並び、都会の景色が広がっている。上を見上げれば、空が限りなく広がっている。土手の向こう側の景色と空をぼんやりと眺めることが、私は何となく好きになった。

(東京都 清水美穂)


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