東京ほっとコラム



東京の海

2017/05 場所、風景(23区エリア / 港区)

落語で好きな演目のひとつが「芝浜」。その舞台はどの辺りだろうか、と探してみました。
田町駅北東にある本芝公園辺りのようで、東側に走る線路が当時の浜。そこで魚屋の勝五郎は財布を拾ったのかもしれない。
現代の海がある東へ移動し、海岸通りまで出て、浦島橋交叉点を右折したところにあるのが「パーク芝浦」。海のすぐ隣に立つビルで、テラスから東京湾を見ていると飽きない。
岸壁にはタグボート、海上には貨物船やクルーズ船がゆっくり通過する。対岸は晴海の倉庫と豊海のビル、左手にはスカイツリー。高い建物があっても、海岸から見る空は広くて大きい。
このビルの1階に「湾岸食堂」があり、海を見ながら食事ができる。
日替わりランチやカレー、うどんがあり、セルフの惣菜やサラダもある。
そこで、海を見ながら食べるとほっと落ち着く。僕らの生命は海から生まれたからだろうか。ここは「東京の海」という感じがする。

(栃木県 須永 晃仁)


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自動車ショールームのある通り

2017/02 場所、風景(23区エリア / 港区)

銀座線「青山一丁目」駅を降りると、青山通りと外苑東通りの交差点に自動車会社「ホンダ」があります。この数年青山通りは多くの自動車のショールームや販売店が軒を連ねるようになりました。「ホンダ」から渋谷方面へ向かうと左側に「ベントレー」と「ランボールギーニ」を扱う「コーンズ」。銀杏並木の近くに同じく「フェラーリ」のショールーム、伊藤忠商事の近くには「レクサス」、その向かいに「テスラ」、外苑前の近くには「BMW」があります。また少し歩いて地下鉄「表参道」駅の近くには「ポルシェ」があります。このように十数分あることであらゆる車を眺めることができるようになりました。かって、私が子供のころ、まあ半世紀前ですが日産自動車の販売店が現在の国連大学の近くあったのを思うと隔世の感があります。良くも悪くも日本が豊かになった証しでもあります。

(東京都 内藤秀一)


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オススメの東京・港区(赤坂見附界隈を歩く)

2016/04 場所、風景(23区エリア / 港区)

花見の喧噪も終わった雨上がりの午後、赤坂見附界隈を歩いた。地下鉄の赤坂見附駅を降り青山通りに出る。首都高速の向こうには赤坂の代名詞だった巨大ホテルが新たな高層の複合施設に変貌、誇らしげに5月開業を待つ。青山通りを渋谷方面に歩く。赤坂は坂の多い街。歩くというよりも坂を上るという表現がふさわしい。夕焼け空の下で永田町方面から青山通りを見ると坂が赤く見えるという。これも赤坂といわれる所以か。間もなく山門脇の八重の桜が満開の豊川稲荷が出迎える。静かな境内の大きなイチョウの樹の柔らかな緑葉が目にまぶしい。秋の黄金色が楽しみな巨木である。豊川稲荷前の交差点に立てば赤坂御用地巽門の緑茂れる大木が目の前に迫る。御用地脇の弾正坂を下り紀之国坂に。紀之国坂は赤坂見附交差点から四谷方面へと続く長い坂道。マンサクの花を愛でながら上りきれば壮麗な迎賓館。前庭の松と芝生の緑が心和ませる。美しい日本がそこにある。

(埼玉県 橋本大樹)


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朝の美術館

2014/10 場所、風景(23区エリア / 港区)

好きな展覧会があると、よく足を運ぶのが国立新美術館。仕事が休みでも朝早く出て六本木駅に着くと、オープンテラスなカフェや、ビルの合間にあるカフェで朝お茶をしてから美術館に向かいたくなる。でも我慢。ゆったりと絵画を楽しむ為にミッドタウンをさっと通り抜け、開館よりかなり早くチケットを購入し列に並ぶ。朝一番はご年配の方が割と多く、子供を送り出して家事を済ませて出てきた自分にちょっとだけ感心する。六本木の真ん中なのに、まだ空気が澄んでいそうな、そんな朝の時間に大好きな絵画を見て回れるのは、とても贅沢なひと時だ。歩いても静かな美術館の中、控えめな人々のささやき、目の前には海外から大切に届いた何十年何百年も前の絵画。東京にいるとこんな素晴らしい芸術にもすぐに出会える。そうしていつもとても気持ちの良い思いのまま美術館を後にする。今度はカフェに寄る。明日は又仕事。甘いものでも食べて帰ろう。

(千葉県 杉山佳代)


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海外ライクな公園IN東京

2013/05 場所、風景(23区エリア / 港区)

生まれも育ちもずっと東京だとふと、東京にいるみたいじゃない!と錯覚させられるような場所を見つけに行きたいと思う時がある。そしてその場所は渋谷区にある代々木公園だ。
原宿駅からすぐ入ったところにあるのだが、週末は特にごった返す場所柄、あまり期待はしていなかったのだが…
まず広さと緑の多さに驚く。すぐそこが駅前とは思えない。そして目の前には大きな噴水も出現してきた。
ダンスをしている若者、ピクニックを楽しむ親子や、木陰で読書をしている人、上半身裸で日向ぼっこをしている外国人。
そんな外国人や自由に過ごしている人々を見てか、私はこの場所が日本を飛び出してまるでN.Y.のセントラルパークなんじゃないかとも錯覚してきた。都内にある公園がこんな気分にさせるなんて。東京ならではかもしれない。

(東京都 山本 美幸)


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