東京ほっとコラム



落語寄席「お江戸広小路亭」

2019/02 レジャー・観光、名所(23区エリア / 台東区)

落語寄席「お江戸広小路亭」は上野松坂屋の対面に位置し、中央通りと春日通りが交差する角地にあり、落語芸術協会による定席が主に催されています。落語が中心ですが、漫才や奇術など4時間半ほど楽しむことが出来ます。上野公園で遊んだ後やアメ横での買い物の後に寄ってみると、笑いだけでなく何か新しい発見ができるスポットです。寄席は江戸時代から大衆演芸の興行場ですが、今の建物もレトロな基本設計となっています。入り口では本日出演者の名前と写真が貼ってあり、昭和30年代の初期を思い出します。出演者の中でも落語家は、熟練の真打だけでなく、若手の前座や二つ目の新鮮な噺を聞くことができ、特にお年寄りは孫のような噺家が一生懸命に芸をしていることに癒されることでしょう。「笑いは百薬の長」です。健康は良い食事・適度な運動などで促進されますが、笑いは安上りで一番の健康薬です。是非、「お江戸広小路亭」にお立ち寄り下さい。(了)

(東京都 保坂 剛)

隅田川を満喫

2018/10 レジャー・観光、名所(23区エリア / 台東区)

 隅田川を満喫してみたいと友人から頼まれた。少し工夫をしてみようと考えた。
日の出桟橋から浅草行の平べったい水上バスに乗る。橋の下をくぐる水上からの景色はなかなかのものであった。45分で浅草に着いた。定番の浅草の仲見世を冷かして、お参りとおみくじを引いた。凶と出たが、凶は30%あるとのこと。ご愛嬌と考えることにした。
浅草からそぞろ歩き、駒形のどぜう本店で昼食をとる。通でない私は、丸のままは少し苦手だ。「どぜう」をここまで料理に高めた江戸っ子に敬意を払う。
 ついでに、発祥の店と言われる長命寺の桜もちを味わう。塩漬けの桜の葉三枚で包んでいるとは贅沢な。葉を食べるかどうかは、通であるかとは関係ないようだ。
足を延ばして、樋口一葉記念館で文学に浸る。少しは高尚な観光になったかも。
お腹も心にも贅沢をさせた。観光とは組み合わせの妙に尽きる。
友人と楽しいひと時を過ごすことが出来た。

(宮城県 飯岡 智)

谷根千ではなく谷根三

2018/05 場所、風景(23区エリア / 台東区)

娘が住んでいる付近の地図を眺めていたら、近くに神社があるのを見つけた。そこで、初詣には地元の神様に挨拶しておこうと、今年の正月に孫と娘、それに私たち夫婦で初詣に行った。その社は小野照先神社といって、芸事・学問が御神徳とあった。富士塚もあり、風情のある佇まいだった。後で調べると、あの寅さんこと淳美清さんが無名の頃、ここで願掛けして有名になったという都市伝説があるそうだ。
このあと私たちは娘と別れ、近くにある子育て地蔵で有名な入谷鬼子母神へ孫の健やかな成長を祈りに行った。たまたまそこで下谷七福神の御朱印を目にしたので、急遽御朱印帳を買い、七福神詣出をすることにした。JR鶯谷駅から三ノ輪まで2時間弱のスタンプラリー宜しく下町散歩と相成った。孫が歩けるようになったら一緒にまた来ようと夢は尽きない。下谷から根岸、入谷、三ノ輪へと、私は勝手にこの界隈を谷根千よろしく谷根三と名付けた。

(埼玉県 田苗忠勝)

歩くだけでいい、隅田川。

2017/08 場所、風景(23区エリア / 台東区)

心のざわつきが治まる、下町のパワースポット。
隅田川を眉間に皺を寄せながら歩いていたら、海の匂いがした。日曜日の15時、蔵前の駒形から隅田川沿いを歩く。
人通りは昼間でも少ない。日差しが強いせいかもしれない。ジョギングに勤しむランナーは、私など気にしてはいないだろう。井上陽水の「少年時代」を口ずさむ。眉間に入れていた力は緩やかに抜けていく。
職場と自分の部屋への往復が続いていた。金曜日が終わり土日を迎え、青空を見るとここにきたくなる。
隅田川は、確かに潮の匂いがする。日常に身を置いてるはずなのに、旅に出たような解放感に包まれる。仕事は楽しい。ただ、楽しいだけじゃない。鎧を身につけ、滲む涙をこらえながら弱さを見せぬよう闘う、平日の5日間。
カモメが頭上を飛び回り、港で聴くような鳴き声を響かせる。明日からはもっと上手くいく。上に、上に。今週も、ただ勇気付けられるため、隅田川を行く。

(東京都 今井麻理)

愛する玉子~オーギョーチィ~

2016/03 味・グルメ(23区エリア / 台東区)

日暮里駅から舎人ライナーを背にして谷中霊園の中を散歩する。道の両サイドから伸びる木々の木漏れ日が風の甘みを誘い出す。日展新会館が見えてくる。思わずギャラリーに入りそうになるが少し歩くと喫茶愛玉子はある。時は春の午後、場所は台東区上野桜木2-11-8。更にまっすぐ進めば東京藝大がある。私は大切な友人や久々に会う人を必ずここへ連れてくる。店構えの不思議さ、台湾スイーツという珍しさだけではない。肩の力をフッと抜くことができる空間だからだ。谷根千界隈は芸術や文化の色も濃いが、そこに古くからあるこの台湾スイーツのお店はこの界隈の顔なのである。友人はオーギョーチィを注文、私はオーギョーチィと氷オーギョーチィの2つを注文、いつもそうだ。オーギョーチィは寒天のようでゼリーのようで何とも不思議な食感であり味付けはレモンシロップ。このほっとする味は感性をゆるゆるにし、友人との会話は弾むのだ。ぜひお試しあれ!

(埼玉県 小西徹郎)

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