東京ほっとコラム


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母なる川の始まり

2009/12 レジャー・観光、名所(その他のエリア / 羽村市)

上水のお話です。
上水とは上水道の略、つまりかつて生活用水として使用されていた、人工の、水の通り道のことです。

江戸時代の江戸の主な上水は、神田上水と玉川上水でした。前者は井の頭池が主水源。そして後者が、ここ、羽村の取水堰で多摩川から分水される、玉川上水です。
玉川上水の全長は43キロ。
羽村から三鷹を経由し、四谷大木戸(現在の四谷四丁目付近)まで下ります。かつてはそこで分水され、江戸市中の広域に渡り給水されていました。また、明治になり完成した東京初の近代浄水場・淀橋浄水場にもこの水は給水され、長らく都民の生活を支え続けました。
このように東京都民にとって、玉川上水は大きな意味を持つ川なのです。羽村取水堰はさながら母なる川の始まりと言えないでしょうか。

日々の瑣末な出来事に身動きが取れなくなったとき……そんなときは、ここ、羽村取水堰から、また、歩き始めてはいかがでしょう。

(埼玉県 安藤大智)


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