vol1.
食卓の名脇役 ホテルのサラダ


 食卓を彩る名脇役のサラダ。紹介するそれぞれのメニューは、すべてホテル開業当時から続く伝統的なサラダで、脇役ながらも、存在感たっぷり。食材へのこだわりや、ドレッシングの味も、さすがホテルのお味といった逸品ぞろいだ。

シンプルに上品に
伝統のシェフサラダ(京王プラザホテル)


 1971年の開業当時から続く、シンプルな見た目と味。レタスやミックスリーフの周りを、太めにカットしたスティック状のボンレスハム、タンハム、チキンハムなどで囲い、トマトが彩り、アクセントにオリーブ、アンチョビーなどがのぞく。
 ドレッシングは、野菜の味を邪魔しないようにと作られた、クセがないさっぱりとしたフレンチドレッシング。サラダオイル、おろしタマネギ、フレンチマスタード、オイルビネガーなどを使った上品な味わい。
◇1800円。本館2階・オールデイダイニング「樹林」。新宿区西新宿2の2の1。(電)03・3344・0111

大正から続く絶品
伝統のポテトサラダ(帝国ホテル東京)


 こちらは、大正時代から続くサラダ。ほくほくのジャガイモの食感と絶妙なクリーミー感が、すばらしくおいしい。男爵イモを皮付きで茹(ゆ)で、熱いうちに皮を剥(む)きスライスし、フレンチドレッシングを絡ませる。冷めたらマヨネーズと塩もみした薄切りタマネギをあえたもの。
 ビュッフェ式で、配膳時はホールケーキと見まがうばかりのかわいい形。1階の「ガルガンチュワ」で、持ち帰り(150グラム、540円)も。
◇ランチ平日6050円。本館17階「インペリアルバイキング サール」。千代田区内幸町1の1の1。(電)03・3504・1111

お皿の上は「市場」
マーケットサラダ(リーガロイヤルホテル東京)


 器から、はみ出すほどの山盛りサラダは、同ホテル(大阪)料理特別顧問・宮川栄治さんの考案で、野菜や肉、魚などがたくさん並ぶ市場で思いついたもの。1975年に「ランチョンサラダ」で登場し、今も続く人気メニューだ。野菜の上に、フライドチキン、スモークサーモン、ローストビーフ、キウイフルーツなど“冷と温の食材”がのる豪華な一品。
 フレンチドレッシングは、隠し味に醤油(しょうゆ)が入り、さっぱりなのにコクがあり、こちらの量もたっぷりだ。
◇2200円、パン付き。1階「ダイニング フェリオ」。新宿区戸塚町1の104の19。(電)03・5285・1121