今月の街先案内人

今日のゲストは浅草出身“下町のプリンス”東貴博さん。生まれ育った浅草なら、新旧メジャーな観光地から路地裏の名店までおまかせあれ! 伝統、グルメにエンターテインメントなど、多彩な文化が集まる浅草の魅力を、生粋の浅草っ子・東MAXさんに伺いました!

ボクと浅草のふか~い関係

「仲見世通りも雷門もボクにとっては通学路だったからなあ。この界隈だったら目ぇつぶってても歩けるよ」と豪語する東さん。この日のロケはあいにくの雨模様。途中から雪が降りだし、撮影場所の確保に右往左往するスタッフを尻目に東さんがひと言「ココいいんじゃない?」と薦めてくれたのが、雷門の正面に建つ浅草文化観光センター。「雷門の目の前だけど、2階スペースが案外穴場でさ」とドヤ顔が炸裂。
「いまや浅草って世界基準の観光地でしょう? 小さいころはなんでみんなお寺を拝みにくるのかわからなかったけど、最近じゃナットクだね。世界中をロケで回って、『ああ、ココって浅草っぽいなあ』ってのは南ローマの裏路地ぐらいだったもん。


シャレれててノスタルジックで、地元住民が自分らの街のことを自慢げに語るってのが似てるんだな……あ、まさにいまみたいな状況ね」
芸人という道を選んだのも、浅草が発する上質の熱気に導かれて。暮らしの中に映画館があり、演芸場があり、街を歩けば職人に当たり、食も演芸も工芸も、さまざまなジャンルの文化が根付くこの街で“一流の芸”を磨きたかったそう。
「芸人の息子だから芸人になったというよりも、地元のそば屋さんでも出入りの酒屋さんでも、そこに暮らす人たち、つまりは街に「芸人」として育てられたって感覚だね。だからおなかがすいたり人に会いたくなったらすぐに帰ってきちゃう。気持ち的にいつでも近い街なんだ、浅草ってのはさ」

東さん幼少時代の想い出写真
「お祭りは“縦社会”だからさ、芸能界の礼儀作法なんかはこのころから鍛えられたよ。それにしても……カワイイねえ~♪」(※東さん幼少時代の想い出写真です)
景気がいいと人が増えて、その逆の時はパッタリ。浅草は日本経済の“ものさし”なんじゃないかな
「景気がいいと人が増えて、その逆の時はパッタリ。浅草は日本経済の“ものさし”なんじゃないかな」
仲見世通りのにぎやかさを見ると、どんなときでも元気が湧いてくるよね
仲見世通りのにぎやかさを見ると、どんなときでも元気が湧いてくるよね
 
東貴博
Myprofile
東 貴博 (あずま たかひろ)

1969年、東京都台東区浅草生まれ。94年、お笑いコンビ「Take2」を結成。テレビ、ラジオ、舞台、映画などの出演多数。特に最近は日本全国を飛び回っていることから“ロケ芸人”とも呼ばれる。江戸文化歴史検定2級。台東区の初代「たいとう観光大使」も務める。父はコメディアンの東八郎さん。