今月の街先案内人

今回のゲストは元衆議院議員の杉村太蔵さん。 北海道から上京してきて以来の拠点地が、ここ外苑前なのだとか。 議員になる前から慣れ親しんだ街は、彼にとって第2の故郷ともいえるべき存在。そんな外苑前の魅力を、たっぷり語ってもらいました。

東京は、広く日本人が集う場所だと実感。

 「実は、議員になる前は、外資系の証券会社に努めていたのですが、その会社がこの近くにありました。だから、就職してから今まで、私にとって東京での生活=外苑前といっても過言じゃないほど身近な街なんですよ」そう語るのは元衆議院議員の杉村太蔵さん。ここ、外苑前は国会議事堂や議員宿舎からもほど近いため、政治家としても住みやすいエリアなのだとか。
「それに明治神宮外苑には、テニスコートもあるでしょ? それも気に入っている理由のひとつ。居心地がよくて離れがたいから、今も事務所は外苑前ですよ」
実は杉村さん、高校時代にテニスの男子ダブルスで国体優勝を果たしたほどの腕前です。しかし、オンもオフも外苑前ということは、本当にこの付近ですべてが済んでしまいますね。
「そうなんです。だから、このあたりは私との遭遇率が高いはず(笑)。
ここは、まさに東京の魅力が詰まった街ですよね」


東京の魅力というと、どんなことですか?
「まず、見た通りの大都会。それなのに、緑に溢れているでしょ? そのどちらもあるのが、すごいですよね。 渋谷や六本木などの繁華街へ行きやすいのに、イチョウ並木の広場や運動場といった憩いの場所もある。飲食にしたって、高級店はもちろん、昔ながらの庶民的なお店もたくさんあります。極端にいえば、ライフスタイルが気取った人でも、気負わない人でも受け止めてくれる“懐の深さ”が魅力なんです。」
治安もいいから、独身の人だけでなく、子育て中の家族も住みやすそうですね。
「東京って、全国から人が集まってくる場所。いわば“日本人”が最も多い街ですよね。外苑前は、それだけ人が集まる魅力に溢れています」

外苑前の魅力について熱く語る杉村さん
外苑前の魅力について熱く語る杉村さん。独身時代から慣れ親しんだ街は、家庭を持った後も、違った魅力を与えてくれるのだとか。

毎日の積み重ねが、明日の自分へとつながる。

 2005年、時の小泉政権の下で初当選を果たし、“小泉チルドレン”と呼ばれたのも、約10年前。現在はバラエティ番組にも多数出演され、世間では人気タレントとして認知されている杉村さん。意外にもご自身でタレントと名乗ったことはないのだそう。
「よく、肩書きは何なのですか?と聞かれるのですが、私は自分がタレントだと思ったことはないんですよ。というのも、タレントとして活動しようと思ったことがないんです。そもそも、私は芸能事務所に所属しているわけでもないですし…。正直、以前の選挙で落選したあと、途方にくれていました。そんなときに、ある番組から声をかけていただけました。それ以来、他のお仕事でも声をかけていただけているだけなんです」
そう伺うと、人とのつながりって大切ですね。

「そう思います。実は私の人生って、自分が思った通りにいったことが一つもありません(笑)。でも、ビルの清掃員から証券会社に入ったのも、政治家からバラエティ番組に出演するようになったのも、人から声をかけてもらえたから。それに、株の投資でうまくいったのだって、証券会社での知識と、議員時代に世の中の動きを意識することが身についていたからです」
自分の思い通りではなくても、全ての経験が活かされて、今につながっているんですね。
「これから先のことを具体的に考えるよりも、今を大切に積み重ねていくことが重要なんです。不意に訪れたチャンスを掴んだり、失敗を取り戻せるかは、自分次第。政治家らしく言うと“日々精進”が自分の進む道ですね」

撮影当日は、まさにイチョウのシーズン真っ盛り
撮影当日は、まさにイチョウのシーズン真っ盛りで、並木通りは色づいたイチョウのトンネル状態。その絶景にうっとり。
あまりの人ごみの多さに、撮影時も注目の的に
あまりの人ごみの多さに、撮影時も注目の的に。「ちょっと恥ずかしい」と、苦笑いの杉村さん。今も都民に愛される存在です。

写真:加藤峰暁

 
杉村太蔵
Myprofile
杉村太蔵(すぎむら・たいぞう)

2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で、自由民主党から出馬し、初当選を果たす。議員時代には主に若者の非正規雇用問題の改善に取り組んだ。 議員辞職後は全国で講演活動を行うのみならず、バラエティ番組への出演や、さらには作家活動と幅広く活躍中。また、外資系証券マンという経歴を活かし、投 資家としても知られる。
Information

【公式HP】
http://www.sugimurataizo.com/

【書籍】
『バカでも資産1億円 /「儲け」をつかむ技術』
小学館
2014年10月6日 発売 
定価1,200円+税

【コラム】
雑誌『女性セブン』(小学館)にて
「バカの作法」連載中

バカでも資産1億円