今月の街先案内人

今回のゲストはタレントの篠原ともえさん。歌手としてデビューしてから、タレントに女優、デザイナーなど幅広く活躍されていますが、その意欲的な活動の原動力はいったいどこにあるのか?ご本人に伺ってみました。

音楽業界での仕事が服飾へと繋がっていきました

 篠原ともえさんといえば、90 年代にシノラーブームを引き起こし、当時の女子中高生からカリスマ的な人気を博しました。近年はさらに活動の場を拡げて、衣装デザイナーとしても活躍されています。そもそも、この業界に興味をもったきっかけは何だったのでしょう?

「小学4年生の頃にバレエを習っていて、その発表会のステージで拍手をもらったとき、人に注目される心地よさを感じました。恐らく、それがこの業界へ興味をもつことになったきっかけだと思います。そのあと、中学3年で歌手のオーディションを受けて、ご縁がありました。その後ボイストレーニングを続けてからデビューしたんです。


仕事の上でのターニングポイントは、やっぱり『LOVE LOVE あいしてる』という番組。ライブでの生音にこだわる番組でしたから、収録以外の音作りの段階でも勉強になりました。まるで音楽の専門学校のような感覚ですね。

 しかも先生は、吉田拓郎さんやKinKi Kids さんをはじめとする、業界の最前線で活躍する一流の方ばかり。今考えても、とても豪華な番組だったと思います。

 そこで出演者の楽屋を訪問するコーナーを担当させていただいたんですけど、コーナーの性質上、どうしてもカメラが自分の後からついてくるので、私は後ろ姿ばっかり映ることになります。それだと、背中もカラフルに彩りたいですよね。そこで生まれたのが、赤いランドセルのアイデアなんです。それに、当時の女性ディレクターが顔のアップを多用してくれる方だったので、頬のところに星印をいれてみたり、動き回っているのを強調するためにジャラジャラと音をたてる小物をたくさんぶら下げたり。実は、後の シノラーと呼ばれるスタイルは、自分なりのアイディアで、できあがったものなんですよ。」

オリジナルの衣装で登場してくれた篠原さん。
オリジナルの衣装で登場された篠原さん。ピンクのワンピースにはデザインした星座柄がたくさんちりばめられていて、かわいらしさ満点。
「あの」シノラーが、しっとり落ち着いた大人の女性に。
自分らしさを表現することにこだわり続けて20 年。キャピキャピした可愛らしい女の子から、しっとりと落ち着いた女性へ変貌を遂げてました。

日暮里はハンドメイドを志す人にとってオアシスなんです

 2013 年には松任谷由実さんのコンサート衣装をデザインされた篠原さん。その服飾への活動のきっかけも音楽番組にあったというのは、とてもオモシロイですね。

「私は衣装をデザインする時には、生地にそれぞれテーマを決めて作成するんです。例えば、今着ている衣装は「星座☆物語」というタイトルです(笑)
自分のイラストを生地にプリントして、そのタイトルに併せた衣装をデザインするという流れにしています。

 衣装って、ファッションだけでなく、女性にとってコミュニケーションツールでもあると思っています。だから、明確なテーマやタイトルをつけることで、自分が伝えたいことが言葉以上に伝わると思っています。

私にとって生地選びというのは、そういう意味でとても重要な過程なんです。

 はじめからイメージが決まっているときもありますけど、実際に生地店で素材を見てからイメージが膨らむこともありますよね。だから、たくさんの種類の生地を一度にみることができる日暮里の繊維街は、私にとってアイディアのオアシスのような存在です。和風の柄を専門に扱うお店や、とにかく種類が豊富なお店、厚手のカーテン地やカーペット地など、とにかく何でも揃っています。特に目的がなく訪れても楽しいし、インスピレーションを与えてくれる存在に出会うこともしばしばあります。手作りの創作意欲が湧く街なんです。


 もちろん、繊維街以外にも駄菓子の問屋さんがあったり、谷中方面へ向かえば下町の雰囲気も楽しめます。駅前には電車オタクの撮影スポットとして有名な下御隠殿橋(トレインミュージアム)もありますから、意外と守備範囲の広い街なんです。それぞれの魅力を体験してみるためにも、ぜひ一度は足を運んでみて欲しいですね。」

よりどりみどり、日暮里の素材達。篠原さんも目がキラキラ。
大好きな日暮里の繊維街を探索。休日のため、あまりお店は空いていませんでしたが、気になる素材をチェックしてまわります。
「んー、迷っちゃう!」生地に囲まれ迷う時間も楽しい、篠原さんの夢の街、日暮里。
さまざまな種類の生地に囲まれて、新しいアイデアが思い浮かんだ?インスピレーションを呼び起こす街、ザ・日暮里。

写真:ボクダ茂

 
篠原ともえ
Myprofile
篠原ともえ(しのはら・ともえ)

1995 年「チャイム」で歌手デビュー。個性的なキャラクターと、独自の「シノラー」ファッションを生み出し、ティーンの女の子のアイコン的存在に。歳を重ねるご とにその活動の幅を広げ、タレント、女優、ナレーター、シンガー・ソングライター、音楽プロデューサー、デザイナーなど、才能を開花させる。また、 2011 年には天文宇宙検定3級に合格。「宙(そら)ガール」としても注目を浴びる。自身を表現作品とし“作る” ことにこだわりを持ち、枠にとらわれない幅広い活動を展開している。。星の楽しみ方をレクチャーした『星の教科書』、洋裁の基礎から応用までの指南本 『ザ・ワンピース~篠原ともえのソーイングBOOK~』を執筆。手芸用品店『オカダヤ』ではオリジナル生地が発売中
Information

■第3回日本三選星名所「星空サミット」出演!
日程:2015年10月18日(日)開場14:00/開演15:00
場所:長野県南牧村 八ヶ岳高原音楽堂、八ヶ岳高原ロッジ
入場無料 ※事前申し込み制、定員100名
→詳細については、こちら

■「篠原ともえ星空ライブ」in 明石 開催!
・日時:2015年11月7日(土)19:00 開演
  (18:30開場/20:30終了予定)
・場所:明石市立天文科学館 2階プラネタリウムドーム
・チケット:前売り1,200円 ※9月29日より発売開始
・お問い合わせ:078-919-5000
→ライブの詳細については、こちら

■「空宙ガールズミーティング」出演!
・日時:2015年11月14日(土)
・場所:中世夢が原/美星天文台 14:00?
→公式サイトはこちら

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