ようこそマイホームタウン FILE 29 柴田淳 × 祖師ヶ谷大蔵


今月の街先案内人

今回のゲストはシンガーソングライターの柴田淳さん。
元祖“ブログの歌姫”として知られるものの、メディアへの露出が少ないことから神秘的なイメージを持つ彼女の、プライベート情報を公開しちゃいます!

大切なのは「やろう!」という気持ちだけでなく、行動に移すこと。

読者プレゼント用にいただいたサイン色紙。抽選で1 名様なので、ご応募おまちしております!
読者プレゼント用にいただいたサイン色紙。抽選で1 名様なので、ご応募おまちしております!

 インターネット黎明期、プライベートな情報を発信できるブログが爆発的に流行しました。芸能界においては真鍋かをりさんや中川翔子さんが“ブログの女王”なんて呼ばれた時代です。
 そんななか、音楽界で圧倒的な人気を博したのが“ブログの歌姫”こと柴田淳さん。今回はそんな柴田さんに、生まれ育った街「祖師ケ谷大蔵」でいろいろとお話を伺ってきました。

 そもそもシンガーソングライターになろうと思ったきっかけは何だったのでしょう?
「小さい頃からピアノを学んでいたからか、相対音感をもっているみたいで伴奏がなくても歌えたんです。それに気づいたのが中学生の頃。友達と歌詞カードをみながら歌い合っていたら、まわりの人たちはどんどん歌が不安定になっちゃうんです。 そのとき『あれ?もしかして私って歌が歌えるのかしら?』って、思ったのが最初のきかっけですね。
 それで押し入れに布団や座布団で囲んだ自作の防音室をつくって、毎日歌いまくってました。その勢いでレコード会社のオーディションを受けようとしたんですけど、未成年は保護者の承諾が必要だったんです。
ウチはそういうことに反対というか、相手にしてくれないような環境だったので、20 歳を超えるまで素直に待つことに。ところが満を持して受けたオーディションでは『需要がない』と断られる始末(笑)。
 純粋な歌い手としては、20 歳を超えていると商品価値が低くなってしまうということでした。それなら自分に付加価値をつけよう!と曲を作り始めたんです。」

自分に付加価値をつけよう!と曲を作り始めたんです。
ステージに立たせていただいたことで、自分の甘さを認識できました。

 影響を受けたミュージシャンはいますか?
「多感な時期を過ごした80~90 年代って、洋楽も邦楽も勢いがある時代でしたから、いろんな音楽に影響されたと思いますね。邦楽なら織田哲郎さんを始めとしビーング系が天下を取っていた頃です。洋楽だとジェイ・グレイドンとかTOTO(トト)、エリック・クラプトンなんかをよく聴いてました。
 でも影響を受けたいうと『Sing Like Talking』の佐藤竹善さんですね。個人的にもいろいろとアドバイスをいただいたりしていたので、恩人のひとりです。
 それと、今の柴田淳を語る上で外せないのが、当時『オルケスタ・デ・ラ・ルス』のピアノをされていた塩谷哲さん。彼が主催する『ソルティッシュナイト』というイベントに参加させていただいたことがあるんです。
 実力派ミュージシャンが塩谷さんとセッションするという構成なんですけど、言い換えれば同じバンドでボーカルだけが入れ替わるということなので、いわば超絶本格的な『プロによるのど自慢大会』みたいなものです。それまでの私はシンガーソングライターだから、歌はそこそこでも許されるんじゃないか?という甘えがありました。実際、私へのファンの評価も1に声、2 に歌で、あまり歌唱力を褒めてもらったことはありませんし(笑)。
 でも、そんなステージに立たせていただいたことで、自分の甘さを認識できました。それ以降“歌い手”としての自分を磨くことを含めて、ちゃんと地に足をつけて音楽と向き合うようになったと思います。ほんの少しずつだとしても確実な成長を感じられるようになったかな?」

生まれ故郷である祖師ヶ谷大蔵は、やっぱり“いつか帰りたい街” ですね。

あいにくの雨にも関わらず、久しぶりに訪れた故郷の地でややハイテンション気味な柴田さん。「撮影とは反対ですけど、あっちも覗いてみたい!」
あいにくの雨にも関わらず、久しぶりに訪れた故郷の地でややハイテンション気味な柴田さん。「撮影とは反対ですけど、あっちも覗いてみたい!」

 子供の頃の思い出は、不思議なほど鮮明に覚えていることが多いもの。柴田さんが語る思い出も、とても細かい描写まで含まれていて、聞いているだけでその光景が思い浮かぶようなものばかり。
「オオゼキになっている場所は、かつて長崎屋だったんです。エスカレーターは当時のままですね。そこの2階にあがると小さなラーメン屋さんがあって、そこのお子様セットとソフトクリームが大のお気に入りでした。というよりも、私と姉がそこで食べている間、母親が買い物を済ませるための託児所みたいにつかっていたんですよね(笑)」

 当時の商店街とはかなり店構えが変わっていると思いますけど、久しぶりにもどってきてみてどんな感じでしょう?
「お店は変わっていても通り自体は変わっていませんし、雰囲気は同じですよね。そういえば、ここの通りは母が体調を崩したときに姉といっしょにうどんを買いに来たときの通り道!雪の降る夜だったので、ドキドキしながらおつかいしたのを思い出しました。今考えると、相当危ないような気がしますね。夜中のイメージっだったけど、うどんが買えたんだからそんな遅くなかったのかな?
 でも歩くたびに当時のことを思い出してきて、記憶の引き出しがガタガタ揺れていますよ(笑)。さっきから、アチコチに当時の私が走り回っていて、どこをみても私の面影が見える。あ~、ここは私の故郷なんだなぁ、と改めて実感しています。」

自分の記憶と照らし合わせなら商店街を探索中。「雨じゃなかったら、
もっと遠くまで確認しにいきたいのになぁ…」
自分の記憶と照らし合わせなら商店街を探索中。「雨じゃなかったら、もっと遠くまで確認しにいきたいのになぁ…」。

 柴田さんからみて祖師ヶ谷大蔵の魅力とはずばり何なんでしょう?
「ん~。難しいですね。場所が便利といっても、引っ越してしまった今となると、なにか用事がなければ寄ることもなくなっちゃう場所ですよね。でも望郷のイメージが強いですから、私にとってはとても落ち着ける街なんです。何しろ柴田淳の原点があるわけで。地元の住人の方に対しても、一方的に親戚感覚をもっちゃうくらい“自分の街”という気持ちが強いですね。
 久しぶりに訪れたら、気持ちがリセットされたのか創作意欲も湧いてきた気がします(笑)。初心に帰るって、こういうことなのかな?なんて。街の活気に包まれていると、元気を分けてもらえるのかもしれませんね。
 実は今年デビュー15 周年なんですけど、最近はちょっとお休みしていたので、早くみなさんに新作をお届けできるように頑張りたいな!」

 ファンには嬉しい意気込みを伺えました!個人的にも、一部のマニア間では名曲(迷曲?)として名高い『王子様シリーズ』の続きが気になるので、ぜひ新作を楽しみにしています!
「あのシリーズって、実はストーリー構成はすでに出来上がっていて、全部で10 話の予定なんです。ちなみに次回作で王子様は法廷に立つことになっちゃうんですよ。でも肝心のメロディーが出来ていない(笑)。ちょっと気長にお待ちいただけると嬉しいです。ちゃんと作りますからっ!。」

撮影中も回想はとまらずに、次々とエピソードを披露してくれる柴田さん。「あのお店は昔からあった気がします!」
撮影中も回想はとまらずに、次々とエピソードを披露してくれる柴田さん。「あのお店は昔からあった気がします!」

写真:ボクダ茂

柴田さん
柴田 淳
Myprofile
柴田 淳( しばた じゅん)

幼少の頃よりピアノのレッスンを受け、20 才の頃より作詞作曲を始める。2001 年10 月31 日デビュー。これまでに10 枚のオリジナルアルバムをリリース。シンガーソングライターとしての活動の他にも、楽曲提供、ナレーション、ラジオパーソナリティなど幅広く活躍している。

楽曲提供
CHEMISTRY 「 月夜」(作詞)/ Album「 Second to None 」
中島美嘉 「 声」(作詞作曲)/ Album「 VOICE 」
坂本真綾 「 秘密」(作曲)/ Album「 You can' t catch me 」
Information

デビュー15周年記念
「All Time Request BEST ~しばづくし~」


デビュー15周年にちなんで15日間の投票受付期間内に、しばじゅんがメジャーデビュー以降にリリースした全オリジナル楽曲の中から、ファンが思い思いの楽曲3曲を選んで投票。
その集計結果をもとに、本人自らが選曲したベストセレクションです。ファンから投票を受けた珠玉の名曲24 曲に、インディーズ曲3 曲、新録セルフカバー2曲を加えた2枚組全29曲と、サブタイトルどおりの“しばづくし” な内容!

http://www.hmv.co.jp/fl/167/594/1/

バックナンバー

つるの剛士 × 江の島
恩師の言葉が人生の転機に…。つるの剛士が地元・江の島で語る!!つるのさん“らしさ”が伝わるエピソード満載です!
恩師の言葉が人生の転機に…。つるの剛士が地元・江の島で語る!
片桐 仁 × 下北沢
“コント職人”片桐仁が語る、劇場の街・下北沢の魅力とは?多方面で才能を発揮する彼が、劇場にかける熱い想いを語ります!!
“コント職人”片桐仁が語る、劇場の街・下北沢の魅力とは?
塚地武雅 × 東高円寺
“オモロイおっさん”に憧れ上京!? 塚地武雅が半生を語る!!東高円寺のマニアックなおすすめスポット情報もお届けします。
“オモロイおっさん”に憧れ上京!? 塚地武雅が半生を語る!!
はるな愛 × 三軒茶屋
まるで東京の「新世界」!? はるな愛さんが三軒茶屋を語る!!界隈を知り尽くす彼女ならではの、おすすめスポット情報も!
まるで東京の「新世界」!? はるな愛さんが三軒茶屋を語る!!
内田理央× 渋谷
寝ても覚めてもオシャレ三昧?!文化の発信地“渋谷”の魅力とは?“お尻だけじゃない!”内田理央さんの素顔にも迫ります!!
寝ても覚めてもオシャレ三昧?!文化の発信地・渋谷の魅力とは?
又吉直樹×吉祥寺
又吉直樹の“本職”は一体何?思い出の吉祥寺で本音を語る!!芥川賞の感性は吉祥寺仕込み?!独得の街紹介エピソードも満載。
又吉直樹の“本職”は一体何?思い出の吉祥寺で本音を語る!!