マイホームタウン インタビュー つるの剛士 東京新聞 ほっとweb
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今月の水先案内人 今回のゲストはタレントのつるの剛士さん。俳優にラジオ DJ、歌手と幅広く活躍するつるのさんに、観光大使も務める地元、藤沢と江の島について魅力を語っていただきました!

きっかけは単純に「好きな子に振り向いてもらいたい」という気持ちから。

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 俳優やタレント、歌手など幅広く活躍されていますが、この業界に入るきっかけは何だったのでしょう?
「自分の小学校に子役で活躍する女の子がいたんですけど、太秦の撮影所にばかりいるから、普段学校で見かけることは少ないんです。ところがテレビを観るとその子が出ている。当然、生徒みんなが知っている有名人なわけです。学校にいないのに、話題になる彼女の存在に対して、素直に凄いな~、と感じたんですよね。それで、当時好きな女の子がいて、自分も芸能界に入ったら、話題になるかも?という不純な動機です。だから僕は役者になりたいとか、歌手になりたいとかいう明確な目標があったわけではないんですよね…」

 これまでのキャリアのなかでターニングポイントのようなものはありましたか?
「ターニングポイントだらけです(笑)。最初のポイントはやっぱり『ウルトラマンダイナ』ですよね。それと『クイズ! ヘキサゴンII』そして『お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル』に出させていただいたことかな?」

 そもそも『歌うま』に出演されるきっかけは何だっだのでしょう?
「実は、僕はもともと自分の歌にコンプレックスがあったんですよ。ある番組の打ち上げで、カラオケに突入したんですけど、僕だけ歌っていなかったんです。そうしたら同席していたデーモン閣下が『君、歌ってないじゃないか。歌いたまえよ。』と促されまして…。仕方なしに歌ったんですけど、歌い終わったら『君、CD とか出しているのかい?』って言ってくださったんですよね。それで、ちょっと自信がついたというのはあります。 そのあと『歌うま』に出させていただきました。このとき僕の歌を聞いていた観客が泣き出していて、びっくりしたんです。基本的に役者というのは、物語の『起承転結』を通して視聴者や観客の心に訴えかけるというアプローチですから、映画なら1時間半から2時間かけて泣かせるわけです。ところが歌だと1分半で泣かすことができる。こんな直接的な表現方法は、自分の中になかったんですよね。それがとても新鮮だったし、何より楽しかった。でも自分の持ち歌をもっていないですから、カバー曲を出さないかと打診を受けた時、すぐに飛びついちゃった。
 でも実は、活動する前に島田紳助さんに相談したことがあったんです。紳助さんは生粋の芸人さんですから、はっきりと反対されました。曰く『芸人でいえば、他人のネタで舞台に立つということだぞ!』と。でも僕は、歌い手という表現方法に惹かれてしまっていたので、『やっぱり歌いたいんです』とお伝えしたら、『歌いたいんなら歌えばえ~やん。やりたいことを無理に反対はせんよ』と最終的には後押ししてくれました。」
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    不純な動機で業界入りしたと話されるつるのさん。ある意味、とても純粋な動機だと思います。

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    これまでのキャリアを振り返ると「一貫性が全くなくて、自分でもびっくりします」

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    歌が苦手だったと言うつるのさん。「デーモン閣下に褒められたら、自信もっちゃうよね」

自分の職業が何なのか、正直自分でもよくわからないんです(笑)。

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江の島の入り口『青銅の鳥居』前でパチリ。撮影中も行き交う人たちと言葉を交わしたり、気取らない人柄のおかげで現場は混乱寸前!?

 『ウルトラマンダイナ』で主人公アスカ・シン役で世のお母様方を虜にし、深夜ラジオ番組『BPR5000』では若者を中心に熱狂的な人気を獲得。さらに、『クイズ! ヘキサゴンII』ではおバカタレントとしてブレイクを果たしたつるの剛士さん。近年では歌手活動に加え、育メンのパパタレとしての地位も確立されています。いったいどの姿が、実際の"つるの剛士" なのでしょう?

「そもそも明確な目標があったわけではないので、すべてのキャリアがご縁があってのことなんです。もともとキャラを使い分けられるような器用さも持ち合わせていませんから、どれも僕自身が100%反映されていると思います。そのときとそのときの自分がやりたいことに全力でぶつかった結果が今。だから、実は僕自身も僕の職業が何なのかわかっていないんです。ただ、昨年の確定申告の職業欄には"タレント"と記入しました(笑)。
 本当に一番しっくりくるのは、職業が"つるの剛士"という位置づけなんだと思います。でも、これって格好つけているみたいで恥ずかしいから、絶対書かないでください(笑)」
……書いちゃった。

 最後に今後の目標や展望があれば教えて下さい。
「特に計画や計算高く活動しているわけではないので、これまで通りのスタンスで活動していくと思います。とはいえ、この業界に入ったときは『好きな女の子に振り向いてもらいたい』という、たった一人に向いていたベクトルが、キャリアを重ねるごとにたくさんの方に向けたものへと変わってきました。
 自分が立つステージによって、観客だったり視聴者だったり、リスナーだったり、読者だったりと、伝えたい人、伝えたいことも変わりますよね。
 これからも、いろんなものに挑戦していくなかで、やっぱりいろいろと変化していくとは思うんです。その変化が"成長"として受け止めてもらえるように頑張りたいとは思います。
 つまり、僕自身はいろいろ変わっていくかもしれませんけど、変わらず応援していただけたら嬉しいです!」
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    前日の雨が嘘のように晴天となった撮影日。「僕は晴れ男だから、だいたい大丈夫なんですよ」

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    仲見世通りをあるくだけで、何十人と声をかけられるつるのさん。

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    観光大使だけあって、4日前もここで撮影をされたそう。「もう完全に自分の家の庭です(笑)」

写真:ボクダ茂

PROFILE

マイホームタウン インタビュー つるの剛士 プロフィール つるの剛士( つるの たけし)
1975年5月26日生まれ、福岡県出身。
将棋、釣り、楽器、パソコン、ゲームなど趣味も幅広く、好きなことは何でもとことんやらなければ気が済まない多彩な才能の持ち主。二男三女の父親。
『ウルトラマンダイナ』のアスカ隊員役を熱演し、一躍人気俳優の仲間入りを果たすものの一方で自身がMCをつとめる深夜ラジオ番組『BPR5000』で持ち前のマシンガントークが絶賛され、どっぷりバラエティの世界へ…。
現在は俳優、タレント、歌手など多方面に渡り活躍中。