マイホームタウン インタビュー 原田龍二 東京新聞 ほっとweb
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今月の水先案内人 今回のゲストは俳優の原田龍二さん。ドキュメンタリー番組で海外の未開の地へ訪れたり、バスで全国の温泉を巡ったりと、俳優以外の活動でも活躍する原田さんに、地元 "浦和" の魅力を語っていただきました。

未開の土地に滞在すると、今とはまったく違う価値観をもつようになります。

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 ドラマ『水戸黄門』で 5代目佐々木助三郎として長年人気を博してきた俳優の原田龍二さん。ドキュメンタリー番組やバラエティ番組でも活躍し、禁断の「お盆芸」でお茶の間の話題をさらっていったのは記憶に新しいところですが、そんな原田さんにいろいろと伺ってみました。

 まず最初に、デビューのきっかけは何だったのでしょう?

「19歳の頃に渋谷でスカウトされたのがきっかけです。はじめは芸能界に興味がなかったのでお断りしていたのですが、先方の熱意にほだされて、挑戦してみることにしたんです。
 22歳でデビューして、コンスタントにお仕事をいただけていたんですが、如何せん演技の下地がありませんでしたから、求められたものを返せない。できないとやっぱり恥ずかしいじゃないですか。 だから『自分は役者は向いていないんじゃないか?』という葛藤が何年も続きました。役者としての自尊心を自覚できるようになったのは、10年後くらいからですね…」

 それを克服するきっかけは何だったのでしょう?

「これ!といったきっかけではないんですが『世界ウルルン滞在記』という番組の存在は大きかったですね。いわゆる秘境とか未開の地と呼ばれるようなところを訪れて、現地の方と生活を共にするというドキュメンタリー番組なんですが、そこでの経験はこれまでの価値観を覆すことばかりでした。いろんなところで、そういった経験を重ねていくうちに、自分のなかでいろんなものが培われたという感じでしょうか?自分の人生というか、バックボーンが太くなったと思えます。
 その経験すべてが自分の演技に影響を与えているのは間違いないので、芝居を通して克服したというよりも、そういった経験を重ねる中で、徐々に自信をもてるようになったんだと思います。」
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    原田さんの後ろには埼玉県のマスコット、コバトンが。インタビューは埼玉県庁の敷地内にあるコバトンカフェで行われました。

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    写真はお店オススメのマルゲリータピザ。ランチとディナーではピザの生地の種類も使い分けていると本格派。

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    ひとつひとつの質問に対して、すごく丁寧に応えてくれる原田さん。イメージ通りの誠実な人柄です。

時代劇の楽しさを知ると、なかなか抜けられそうもありません。

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県庁の敷地内にある広場でちょっと一休み。「緑が多い場所って、こころが安らぐというか、体によさそうだと思いませんか?」

  これまでお仕事をされた中で特に印象に残っていることは何でしょう?

「いろいろあるんですけど、やっぱり未知の世界を知ることができた『ウルルン滞在記』をはじめとするドキュメンタリー系の撮影ですね。自分の価値観をひっくり返される体験というのは、それほど多くないと思いますから。それと、役者として印象に残っているのは、高倉健さんとご一緒させていただいたことですね。 映画『ホタル』で共演させていただいたんですけど、とても緊張しました。残念ながら亡くなられてしまったので、再共演することも叶いませんから…改めて貴重な体験だったんだと実感しています。」

 お仕事をされる際に意識していることはありますか?

「う~ん。実は僕は役者が一番楽だと感じているんです。冗談ではなくて、大変なのは現場のスタッフの方たちなんじゃないかと。だって、役者は照明を当ててもらえなければ、顔は真っ暗ですし、音声さんに声を拾ってもらえなければセリフも聞こえないわけでしょ? いろいろとやってもらって、はじめて成立する立場なわけです。だからスタッフを大切にしようという気持ちは常にもっています。あと、ファンの存在もありがたいです。応援していただいているからこそ、今の立場でいられる。そういう感謝の気持ちを忘れないようにしていますね。」

 今後の展望はありますか?

「やっぱり時代劇をやりたいという気持ちはあります。昨今は時代劇が少なくなってきてしまっているので…。時代劇は現代劇と違って、「さあ、やってみて」といわれてもできないんです。ただ刀を差して歩けばいいというわけでなく、時代にあった所作や当時の文化の背景から想像しなければいけないことがたくさんあります。その時代の人に見えないといけないわけですけど、江戸時代、安土桃山時代、戦国時代と、装束もカツラのスタイルも違いますから…。これまで培ったものを活かせる作品に出会えたら、役者としては嬉しいですよね。」
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    浦和駅のすぐ近くでも、こんな落ち着いたお寺の参道が。「いろんな顔を見せてくれる街です。」

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    浦和といえばレッズ。J リーガーを目指す息子さんへの気遣いもあって浦和に移住されたそう。

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    「普段歩いていないエリアもあるので、取材で歩くと新鮮な気持ちになりますね。」

写真:ボクダ茂

PROFILE

マイホームタウン インタビュー 原田龍二 プロフィール 原田龍二(はらだりゅうじ)
1970年10月26日生まれ。東京都出身。
1992年7月TBS系「キライじゃないぜ」でデビュー。
1996年3月23日 日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。
近年の主なテレビドラマ出演作・「狩矢父娘シリーズ」「相棒 season15」「水戸黄門スペシャル」など多数。
近年の主な映画出演作・2014年
「キカイダー REBOOT」「相棒 ー劇場版ー II」「交渉人 THE MOVIE」

レギュラー
旅番組 「日本の旬を行く!路線バスの旅」準レギュラー(BS-TBS)
「5時に夢中!」金曜日 MC(TOKYO MX)