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  • 中川翔子×中野

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中野が私のマイホームタウン
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今月の水先案内人中川翔子
今月の街先案内人
オタク界に綺羅星の如く舞い降りたアイドル "しょこたん" こと、中川翔子さん。生粋のアニメオタクで特撮オタクでもある彼女に、しょこたんのルーツとも呼ぶべき中野の街の魅力をご紹介いただきます。
"好き" と "憧れ" の力が導いてくれた芸能界への道。
 "オタク" という言葉にネガティブなイメージが持たれていた当時、自らをオタクと称し堂々と活躍するしょこたんは、後のオタク界に大きな影響を及ぼす元祖オタクアイドルでした。

 現在の活動は通常のアイドルの域を越え、歌手・マンガ家・デザイナー・女優と幅広く活躍されていますが、そもそもこの業界に入ったきっかけは何だったのでしょうか?

 「自分でも説明するのが難しいくらい色々な要素と、出会い、タイミングの積み重ねですね。 そもそも極度の人見知りで、人前で出ていくこと自体が苦手なので『芸能人になろう!』という決意があったわけではないんです。むしろ、芸能人で早くに亡くなった父への反発心から『絶対、同じ道は歩まない!』と決意していた時期があったくらい。
 ただ、その反面でアニソンを歌う人になりたいとか、戦隊モノのヒロインをやってみたいという、自分の "好きなもの" への憧れもありました。
 直接的なきっかけは、プライベートで訪れた香港でジャッキー・チェン様が経営されていたレストランで御本人にお会いしたことですね。
 憧れの彼に会えたことで感動しすぎて、泣き出した私に神対応していただきました。その対応にまた感動して(笑)。それがご縁でジャッキー・チェン事務所に所属することになりましたから。それが芸能人としてのスタート地点です。
 自分の性格と気質は芸能界とはかけ離れていましたけど、私の "好き" や "憧れ" の力が導いてくれた結果が、今の私なんだと思います。
 正直に言えば、私自身も現在の自分の姿を想像できませんでしたね。あれだけインドアだった自分が走り込みをしたり、家に友人を招いて料理を振る舞ったりと、厄年を迎えたあたりを境に大きく変化してきています。3 年前の自分だったら髪の毛が抜け落ちるくらいの出来事ですよ(笑)。」


観客に全幅の信頼を寄せているから、ライブでは自分をさらけ出せる。
 歌手や俳優といったパフォーマーとして活動するときと、イラストやデザインといったクリエイティブな活動をしているときで、違いや心がけていることはありますか?

 「いま、BEAMS さんとコラボして『mmts( マミタス)』というブランドショップを中野ブロードウェイに出店させていただいているんですけど、デザインやイラスト類は自分がそのときに好きなものや、楽しいことを落とし込むことが多いですね。ですから "やらないといけない" という状況は苦手かもしれません。
 そもそも『mmts』を立ち上げたきっかけも、特撮のクイズ番組に出演させていただいて、その決勝で戦ったのが BEAMS さんの広報の方だったから。収録後に『中野ブロードウェイにお店を持つのが夢』という話しになったときに、『面白そうだからやってみましょう!』とお声がけいただいたからなんです。ですから、"好き" とか "面白そう" というところからスタートしているんです。
 クリエイティブな活動は、基本的に私個人で完結することですけど、お芝居やライブとなると他人と合わせる必要が出てくるじゃないですか? 一人っ子で、女子校で、20代まで中川翔子として生活してきたことで、頑なになってしまった自分と他人との隔たりを埋める作業が、最近になって楽しく思えるようになりました。新しいことを教えてくれるのは、いままで知らなかった人たちなんですよね。そういう心境になれたのも、厄年を迎えたあたりからです(笑)。
 心がけていることといえば、やっぱり自己管理。以前、ライブの途中にお尻を骨折して、観客に『尻が痛い~っ!』って叫びながら自分をさらけ出していたんですけど、パフォーマーとしてはあってはならないことですよね。それ以来、常に全力を尽くすためにも自己管理には気を配るようになりました。
 私はライブの観客には全幅の信頼を寄せているので、自分をさらけ出すことに躊躇はありません。お互いが忘れられない瞬間として冒険の書にセーブできたら嬉しいですね。」
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    中野ブロードウェイを移動中も、商品の物色に余念がないしょこたん。

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    書店の歴史を「戦隊シリーズ」で説明しているあたり、中野らしさに溢れている。

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    自分をさらけ出せる“ライブ”について熱く語るしょこたん。

写真:ボクダ茂
PROFILE
  • 中川翔子プロフィール
  • 中川翔子

    1985年5月5日生まれ、東京都出身。
    2002年芸能界デビュー。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターなど、活動は多岐に渡る。
    2020年のオリンピックに向けた「マスコット審査会」のメンバーへ選出。音楽活動ではアジアでのコンサートツアーなども行い、その人気は海外にも広がっている。
    女優としては、2016年に初舞台となるミュージカル「ブラック メリーポピンズ」にてヒロイン役として出演、2017年4月期TBSドラマ「あなたのことはそれほど」に『横山皆美』役として出演し、4月より放送のNHK金曜ドラマ10「デイジーラック」では「讃岐ミチル」役として出演が決まっている。