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  • 「ニュースあなた発」始めました。

    「ニュースあなた発」始めました。

    編集局社会部ニュースデスク 中山洋子

記者のつぶやき
石原真樹

「ニュースあなた発」始めました。

編集局社会部ニュースデスク 中山洋子

若手記者のころ勤務した支局には、いろんな電話がかかってきました。記事の間違いを指摘するものが多いんですが、夏休みの終わりには慌てて日記を書き始める親子から8月の天気を知りたいという電話も。携帯電話もまだ普及していない時代。「何でも新聞社に聞けばいいと思って…」と文句を垂れながら、調べたことを思い出します。
思えばあれは、新聞が地域の人々から信頼されていた幸せなときの名残でした。今は、スマホを使って何でも簡単に自分自身で調べることができます。それはとても素晴らしいことですが、ウソに振り回される危険も高まってきました。
東京新聞が11月から始めた「ニュースあなた発」は読者からの情報提供や取材依頼を受けて記者たちが調べる企画です。初回の記事では、首都圏の幹線道路に落ちている尿入りの「黄金のペットボトル」を追いました。西日本新聞の人気企画「あなたの特命取材班」や全国の地方紙とも連携し、地域に根差した新聞の再生を目指しています。
フェイクニュースの海を泳ぐあなたに、新聞という浮輪の存在を思い出してほしいと考えています。もちろん、浮輪の性能は千差万別。新聞が頼りにされなくなった原因は新聞社自身にもあることを悔しく思っています。それでも、使わない手はないのです。あなたに、「新聞」を再発見してもらいたいと願ってやみません。
※執筆記者の所属は2018年12月26日時点のものです。