ほっとWebHOME > 記者のつぶやき > 放送芸能部記者 酒井健
  • 酒井健
  • 「人間社会を描く」映画監督の話に感心

    「人間社会を描く」
    映画監督の話に感心

    放送芸能部記者 酒井健

記者のつぶやき
石原真樹

「人間社会を描く」映画監督の話に感心

放送芸能部記者 酒井健

「普遍的な人間社会を描くのが映画。 『ご当地映画』とは呼んでほしくない」
放送芸能部に着任し、映画担当になって半年。
地方を舞台にした邦画の監督インタビューで、監督から聞いた言葉が印象的だった。

作品は、関西の酒どころを舞台にした恋愛映画。
自然な方言や美しい風景など、丁寧なつくりに感心し、「地方での映画製作」の極意を聞いていた。

「地域性を掘り下げていくと、普遍性につながる」と監督は説明した。
「方言と標準語のニュアンスの違いは、メンタリティーの違い。そのメンタリティーを表現することが、世界に通じる」。
地方で撮った映画も、その地方だけのものではない。万人に共感してもらえる作品を目指しているという意味だ。

映像で物語をつくる映画監督は、哲学的な話をする人が多い。人間の内面から神の存在に至るまで、自由に思索を広げて答える。
社会問題や社会現象を主に扱ってきた新聞記者の感覚とは、ひと味違う面白さだ。

その一方で「人間社会とは何か」という問いや「万人に通じる普遍性」を求める姿勢は、新聞記者にとっても大切だと感じる。
情報が氾濫する時代に、自分が書くニュースが「なぜ重要なのか」を読者に分かってもらうために。
※執筆記者の所属は2019年1月30日時点のものです。
上へ戻る