東京都足立区千住元町27-1 03-3881-2660 営業時間/15:00~23:30 金曜定休
今回の銭湯は、ドドーンと宮造り千鳥破風の堂々たる構えをした 「タカラ湯」さん。
北千住駅から徒歩20分と少し離れてはいますけど、煙突からもくもく煙りが出ているのを見ながら路地を進むと、住宅地を抜けて突然あらわれたのは、昭和13年に建てられたという神社造りの銭湯。
期待を裏切らない「ザ・銭湯」がお出迎えしてくれました。
これまで、やたらとキレイに改装された近代的な銭湯ばかりだったので、昔ながらの銭湯が、逆に新鮮に感じられます。
さて、今回はちょっと注意が必要です。
なぜかというと、ここは“キング・オブ・縁側”の異名をもつマニア絶賛の銭湯なのですが、その縁側が、男湯側にしかないから…。でも、縁側がない分、女湯の方が脱衣場も浴室も広いらしいので、それはそれでアリかな?
というわけで、男湯側には受付から浴室まで、手入れの行き届いた日本庭園が広がっています。
浴室も庭側と脱衣場側が前面ガラス張り。
開放的な自然光の中で入るお風呂は最高に気持ちがよさそうです。女湯の浴室も、残念ながら庭は見えないけれど天井が高いので、本当に開放的。それと湿気が全然ありません。湿気対策として、天井の高さは7mもあるのだとか。
お風呂は、気泡風呂、赤外線風呂、超音波風呂、電気風呂、薬湯、ラジウム温泉と色んな種類が用意されています。さらに、女湯にはサウナも完備されていて、1日ゆっくり楽しめそう。
脱衣場も広く、昔ながらの体重計やパーマをかけられそうなドライヤー、着替え用のカゴなど、初めて訪れた人にも懐かしさを感じさせてくれる要素がたくさんありました。
身も心も満たされた銭湯体験。
ふわっと軽い足取りで帰宅すると、夜には深い上質な睡眠が取れました。癒されたんですね~。
皆さんも、疲れを癒しに訪れてみてはいかがですか?きっと何かモヤモヤを解消してくれるような気がします。
ちなみに足立区の北千住は銭湯パラダイスで、地域で銭湯押しの活動をしているようです。
千住 ( せんじゅ ) → 1010 ( せん・じゅう ) → 1010 ( せん・とう ) ?なんて関連付けしてるんですって!確かにその一体感を感じた瞬間がありました。
番頭のお父さんが表に出ると、前を通るご近所の方々が常にご挨拶されていました。
仲の良さを感じる、まさに地域密着の愛される銭湯ですね!素敵です。