好きファン対談


FILE14
好きファン対談!!
歌手生活40年を超え、いまなお日本の音楽界を牽引するさだまさしさんが、今回お招きした対談ゲストは歌手の岩崎宏美さんです。 岩崎さんがその圧倒的な歌唱力、音楽センスに惚れ込む一方で、岩崎さんもご自身のことを「まさし教の信者」と言うほどの岩崎さんファン。 お互いに歌手としての実力を認め合い、公私ともに付き合いの長いお二人が繰り出す軽妙なトークをお楽しみください!
若旦那 さん
さだまさしさん

日本を代表するシンガー。作家としても多くの作品を発表している。

さだまさし さん
岩崎宏美さん

圧倒的な歌唱力と存在感で、根強い人気を誇るシンガー。

さだまさし さん
「本物の歌姫がやっと出てきた」
相思相愛のお二人
■さださん 僕ね、ホントに岩崎さんのファンなんですよ、大ファン!


■岩崎さん やめてくださいよ、くすぐったいでしょ(笑)。

■さださん いえね、対談のお相手を僕が指名していいっていうんで誰にしようか考えてたとき、ふっと宏美の名前が浮かんでさ。電話して話したじゃない。あのとき宏美なんて言ったか覚えてる? 「あら、そこで私の名前が出るなんてちょっとうれしいじゃない」だって!

■岩崎さん ふふふっ、そりゃそうです。私にとってさだまさしは生き神様ですから。 楽曲も歌詞も、人間性も仕事への姿勢もすべて尊敬しているし、こだわりがある生き方をしていると思うし……むしろ私がファンって言った方がいいんじゃないですか?

■さださん それでいて僕のこと普段は「まさし」って呼び捨てだからね(笑)。ただ、番組で一緒になったりご飯を食べたりすることはあるけど、こういう対談ってカタチで話をするのは初めてだからさ。いい機会だと思ってお互いの考え方とか今後のビジョンなんかを楽しくお話をさせていただければなあと……。

■岩崎さん なるほど。

■さださん まあ10代から知ってるからね。長い付き合いの中で安心して話したい、僕がこの人のファンだと思える人といえば岩崎宏美に会いたいなと。コレはホントの気持ちよ。だから今日はよろしくね。

■岩崎さん 光栄です(笑)。たしか最初の出会いは歌番組ですよね。私が昭和50年デビューだから……。

■さださん ああ、グレープだと『精霊流し』のころか。僕らが48年デビューだからほとんど同期なんだよね。宏美に会ってまずびっくりしたのは歌のうまさ。ちゃんと歌えるアイドルっているんだなって思ったよ。大変恐縮だけど、「やっとこういう本物の歌うたいが出てきてくれたか」って、すごくうれしかったのを覚えてる。

■岩崎さん 私もグレープが大好きだったし、番組で随分一緒になったものね。あとはあれよ“総武線”。当時私は錦糸町に住んでて、まさしは市川だったでしょ? 同じ沿線つながりってことで勝手に親しみを感じてたのね(笑)。


■さださん すごいところから共通点を見つけてくるね(笑)。当時から時間のない中、僕のコンサートをずいぶん覗きに来てくれたもんね。客席からじゃなくて、舞台袖でリハーサルを聴いてた宏美に「リハでもちゃんと歌ってよ!」って怒られたことが何度かある(笑)。

■岩崎さん そのころからまさしはすごいなーって思ってた。ただの歌うたいじゃなくて、本気で自分が楽しんで本気でお客さんを楽しませようとしていたのが伝わってきたし、一本芯が通ってる人だなと。曲のイントロからバイオリン弾いてる時点でちょっと違うじゃない?(笑) コレっていうジャンルにしばられない、なんだか不思議な立ち位置にいる人だなって想いがいまも続いてる。


■さださん 僕自身、たまに自分が何をやってるのかわからなくなることがあるけど、肩書に関してはあまり気にしてないかな。ある人にとっての僕は「小説家」でいいし、またある人にとっては「夜中にテレビでしゃべってる人」でいいんじゃない?

■岩崎さん それは「さだまさし」の人間としての強さでしょう。見習わなくちゃ。

■さださん だんだんと<歌手 さだまさし>が消えていっちゃうかもね。

■岩崎さん それはないでしょ!

■さださん もう最近じゃすっかり小説家だよ。ってのは冗談だけど、小説を書くようになってから、それが音楽活動にもすごくプラスに働くようになって本当によかった。日々の生活の中で得られる気付きや感動、感情のアウトプットが、歌や歌詞だけじゃなくなったからさ。

■岩崎さん 表現する手段が一つ増えたってことですよね。

■さださん そう。これは歌かこれは小説かって、主たるテーマが浮かんだ段階で入れる“袋”が2つに増えたの。これは作り手っていう立場からすると、表現の幅を広げることができて本当によかった。

■岩崎さん 表現の幅か……。デビューから今年で40年。時が流れるにつれて人も曲も熟成されるものでしょう? 月日が経っても色あせることなく、聞いてくれる方に自然と寄り添うような歌を歌い続けたいな。

■さださん それは昨日今日でできることじゃないからさ、お互いにいい歳のとりかたをしていきたいよね(笑)。

さだまさし
さだまさし (シンガーソングライター・小説家)
4月10日生まれ
長崎県出身


1972年、フォークデュオ グレープを結成し、翌年10月にシングル『雪の朝』でデビュー。76年10月よりソロ活動をスタートさせ、数々のヒット曲を生み出す。2012年4月、60歳の誕生日を記念して、さいたまスーパーアリーナにて「The Birthday Party in Masashi Super Arena」を開催。13年7月にはソロコンサート4000回を達成。音楽活動以外にも、小説家としても多くのベストセラーを次々に発表。
Information
▼さだまさしオフィシャルサイト
http://www.sada.co.jp/
▼自身書き下ろし短編小説、待望の映画化!「解夏」(幻冬舎文庫)収録の小説「サクラサク」今春、映画化が決定!
4月5日(土)公開
オフィシャルサイト:
http://sakurasaku-movie.jp/index.html
▼5年ぶりのシングル待望のリリース!映画公開に先立ち、主題歌「残春」
4月2日(水)発売!
※初回限定盤DVDは同映画の監督・田中光敏氏によるミュージックビデオを収録!
オフィシャルサイト:
http://www.u-canent.jp/masashi/zanshun/
▼デビュー40周年&ソロコンサート4000回記念ベストアルバム発売中!「天晴(あっぱれ) ~オールタイム・ベスト~この歌が、いつも隣にいてくれた。
▼オフィシャルサイト:
http://www.u-canent.jp/masashi/all_time_best/
※現在、フルオーケストラとの共演によるコンサートツアーも開催中!詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。