電子と2次元の聖地“秋葉原”に
忍者の末裔が人知れず活動しているらしいっ!



かつては電気の街として世の無線マニアに愛されていた“秋葉原”。
電気製品の人気がパソコンへとシフトし、さらにはパソコンのゲームソフト、
ゲームからキャラクターへと、求められるものが徐々に変化したことで、
街自体が“秋葉原”から“アキバ”へと変貌を遂げたのがここ20年程のこと。
そして近年は、2次元のキャラクターからコスプレをした女の子へと、
人気の対象が3次元に移行してきているようだ。

そんなメイドカフェがひしめくアキバの一角に、
人知れず忍者が活躍しているらしいという噂を聞きつけた探検隊。

「これはいって確認せねば!」
というわけで、意気揚々と馳せ参じたのであったが……





実は取材二日前に右足を骨折してしまった角田隊員。
探検隊として、日頃から鍛錬を怠らない角田隊員は、
その厳しい訓練中に負傷してしまったのだっ!
むむむ、今回の探検は前途多難な予感が……





なれない松葉杖に苦戦しながら階段を登ると、
そこには忍者とは思えないような歓待が待ち構えていた! 
忍びなのに全然、忍んでないし……





「お殿様のおな〜り〜。
当店は始めてのご利用でござりますか?」


まずは席に案内され、おしぼりをいただく探検隊。
どうやら客は“お殿様”という設定らしい。




「それでは当店のシステムを説明するでござる」





「ござる…」


「ござる…」


「語尾に無理矢理ござるつけているだけだな……」




「初回に限りまして、はじめの30分は300円。それ以降は30分毎に1000円かかるでござる。」





ドリンクやフード以外にも、忍者ちゃんのステージや瓦割りの鑑賞、忍者ちゃんの口上や忍者ちゃんとの撮影など、それぞれメニューがございます。
お得なセットメニューもご用意してございますので、お勧めでござる。





ちなみに、接触行為(頭をなでる等、忍者ちゃんにふれる行為)や、忍者ちゃんに電話番号やメアドを聞く行為、さらに、忍者ちゃんへの店外デートの誘いや卑猥な会話、忍者ちゃんが嫌がる行為はお控えください。





困惑の表情を隠せない隊員たち…
複雑すぎて一度じゃ覚えきれないようだ。






「詳しくはHPをご参照いただくか、
直接お店に遊びにきてくださいね!」



とりあえず、注文がむずかしそうだったので、
ドリンクとフードに忍者ちゃんのサービスがセットになっているものを、
組み合わせで注文!
慣れない環境に緊張して、喉がカラカラな探検隊一同なのだっ!



いなり寿司とソフトドリンク!
ハンバーガー&ビール!
瓦やきそば&特製ドリンク!
  



「当店では、ドリンクをお出しするとき、
美味しくなる忍術をかけるでござる!」





これで美味しくなっているはずなので、
とりあえず乾杯してフードの味も確認してみることに。




「うん。いなり寿司は思った通りの味。普通に美味しい。」

「焼きそばって聞いてたけど、つけそばだな……。」

「想像以上にデッカい(笑) これはおすすめだね!
あと、昼間からのビール最高っ!」




忍者なのに口上があるですと?



黙々と食事を続けていると、新たな忍者が登場したではありませんかっ!
どうやらセットについていた忍者ちゃんの口上を聞けるという特典のようだ。





「ご指名いただきまして、参上つかまつりました。
まずは、拙者の口上、お聞きくださいませ。」







「あっ! ここで素顔が観れるシステムなのね。」




「……。」


「……うん。」


「かわいいんじゃない?。」

ようやく忍者ちゃんの素顔を拝見したにも関わらず、いまいち反応が薄いような。 忍者のマスクはバブル時代の象徴“ゲレンデ効果”と
同じ効果をもっているというのか……。
普通にカワイイのに、失礼な態度をとる隊員たち。

「拙者、生まれは○○。 ○○が××で○○と申しますが、××から人呼んで琴美と申します。 ○○○○で××××でござんすが、以後お見知り置きをお願い申し上げやす。」

自主規制にて一部伏せ字にてお送りします。
何と言っているのか知りたい人は、お店へGo!
決して想像以上に口上が長かったから、
編集部が覚えきれなかったのをごまかしているわけではありません(笑)

「思ったより本格的だよ!
寅さん並に流暢で、聞き応えある口上じゃん!」



「いや、確かに上手いんだけどさ、
忍びが、自分の生い立ちを人前で語っていいの?」


忍者たるもの体術だってお手のもの。
最大5枚の瓦割りを披露してもらえるらしい。


突如、店内のステージ上に現れたブロックと瓦。
どうやら瓦割りの実技が行われるようだ。



「拙者が瓦割りを披露いたしまする!
瓦は最大で5枚までご注文いただけますけど、
何枚いきましょう?」





「うん。君なら5枚だね。 確実に割れそうだもん。」





「5枚だな。骨格的に5枚はイケるに違いない。」





「なんか褒められていないような……
まあ、それでは参ります! 押忍!!」




「マジかっ!」
「おぉ!」
「普通にすげ〜っ」
  

実際に目の前で瓦割りを観ると、なかなかの迫力!
正直、驚きを隠せない隊員たち。
するとそこへ、あの忍者ちゃんが再び現れた!

「続いて拙者も割らせていただくでござるっ!」


琴美
「はいっ!もっと盛り上げて〜」

探検隊
「あいつまた出てきたぞ」
基本的に同じ内容であることと、
今回は瓦3枚とショボくなっていたため、以下割愛……


ちなみに、割った瓦の破片にサインとコメントを入れたものを記念として持ち帰ることが可能なのだ!
足を骨折した角田隊員への応援メッセージ入りですね。
そんなメッセージ入りの破片なんて他の隊員は要らないので、
全員一致で角田隊員に進呈。

もはや忍者というよりアイドル、 略して“忍ドル”参上!
瓦割りを楽しんだのもつかの間、今度はステージに煙がモクモクと
発生しているではないか!
そして、その煙が晴れると、そこには新たな忍者ちゃんが登場!



「次は拙者の歌とダンスをお楽しみください!
ちなみにライブのときは、呼吸が苦しいから
マスク外しますよ」



事前にコール(MIX)のタイミングと内容が記されたメモを渡され、
ライブがスタート!
さすが忍者、期待以上にダンスが上手いぞ!



他の忍者ちゃんたちもヲタ芸とコールで、ステージを盛り上げる!



盛り上げる!



盛り上げる!


盛りあがったっ!







臨場感あふれるライブに角田隊員はノリノリ!
そしてそれを観て喜ぶ飯塚隊員。
豊本隊員は律儀にコールのタイミングを
図っている(真面目かっ!)
 


「タイガー! ファイアー! …… 」


ようやくタイミングを掴み、ノってきた豊本隊員!




しかしながら、あまりのヲタ芸の激しさに、
最早ステージよりも目を引いている忍者ちゃんたち。
本末顛倒という言葉は、こういう時に使うのだなと妙に納得できたりして。 
 



とてつもない盛り上がりを見せたライブの
最後は、登場時とは反対に煙に紛れて
消えていく忍者ちゃん。 
 




と思ったら……






三たび登場の琴美ちゃん!




「また来た…」


「また来たね…」



「正確には"またまた来た"じゃない?(笑)」

「はい、そこ静かに〜。 他のお殿様よりご注文いただいたので、拙者も歌うでござるよ」




なるほど、お目当ての忍者ちゃんのパフォーマンスを観たいときは、
自分で注文するのが確実だが、
他のお客さんが注文したパフォーマンスも観ることができるらしい。
混雑したときは、一人の忍者ちゃんとのコミュニケーションは薄くなっても、
より多くのパフォーマンスを楽しむことができるというわけか。

質より量。量より質。とそれぞれの好みにあわせて
来店時間を調整するのが通の楽しみ方ということなのだろう。






すでに3回目の登場となった琴美ちゃんに、イロイロと突っ込みながらも、
なんとなく親しみが湧いてきている隊員達。
直前のライブで会場がいい具合にあったまっていたこともあり、
ステージはクライマックスへ向けて最高潮へ。



殿様気分も満喫できる写真撮影!



比較的お手軽に忍者ちゃんたちの素顔を覗きたい場合、
「チェキ」での記念写真撮影というサービスもあるようだ。




できあがった写真にも、忍者ちゃんのあたたかいメッセージが。


ん? 裏をよく見てみると、またも角田隊員への応援メッセージ!
ぐぬぬ。撮影直前に骨折しておいて、
取材の美味しいところを全部持っていくとはっ!




「うん。角ちゃんが持って帰りなよ……」

「折ったもん勝ちか……なんか納得できないような(笑)」



いかん。このままでは探検隊の結束力に陰りが……。

それならばと、取材という大義名分のものと
全員で記念撮影を無理強いしてみたところ





あっさりOKいただけました!




最後は忍者ちゃんたち全員でお見送りをしてもらって、
探検隊は一路帰途へとついたのであった…







忍者の末裔を求めて秋葉原を訪れた探検隊は、
もはや探検という言葉の意味さえ忘れて、
普通にお店を楽しんでいただけなのだが。
一応、今回の検証から導き出された結論は……




当たり前なのだが、ガチな忍者がホイホイと人前に姿を現すことなどなく、
そこにいたのは、とてもがんばり屋さんな“忍者ちゃん”たちだった。
そのひたむきな姿勢にあてられて、思わず応援してあげたくなる人は多いはずだ。

だが、調子にのると店をでたときの
お財布の軽さに軽く震えてしまうぞ!



今回の探検エリア
「秋葉原忍術道場 不忍カフェ sinobazu(二号店)」
現代に生きる忍者が切盛りする忍者カフェをコンセプトとしたお店で、喫茶をメインとした本陣と、ライブやショーなどパフォーマンスを取り入れた2号店を展開。今回お邪魔したのは、ステージを完備した2号店。単なるメイド喫茶とは一線を画するエンターテイメントカフェです。

東京都千代田区外神田1-5-7 宝ビル2F
TEL 03-5207-2828 月曜定休