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    読書も好きですよ

    編集局読者部 奥野 斐

記者のつぶやき
奥野 斐

読書も好きですよ

編集局読者部 奥野 斐

「え?読書部?」「いえ、『読者部』です」。
 取材先で何度かそんなやりとりをした。それもそのはず。「読者部」の取材記者は、全国でも東京新聞だけではないだろうか。

 東京新聞は題字下に「読者とともに」と掲げている。それを体現するのが読者部。紙面への意見・問い合わせを受け付ける読者応答と、投稿欄「発言」の編集が部の主業務で、それらに加えて2016年の読者部発足と同時に取材班ができた。私を含め社会部、経済部出身の記者3人が取材にあたっている。読者から寄せられた声、情報、疑問を端緒に取材するのがこの部の特徴だ。

 読者一人一人、それぞれの人生がある。末期がん患者、不妊治療の経験者、LGBTなどの性的少数者…。さまざまな読者が持つ体験や疑問をもとに関係先へ取材を重ね、掘り起こした事実を記事にしている。

 「発言」投稿の深掘り取材もする。「朝刊『首相の一日』欄を切り抜くのが日課」との投稿を寄せてくれた読者の女子中学生を取材したところ、切り抜きから「安倍首相はソフトクリーム好き」と分析していたと聞き、記事にした。

 育児で励みにしている言葉を紹介する水曜朝刊4面の投稿欄「わたしの糧ことば」では、投稿者に確認の電話をしながら、子育て中の私自身が励まされ、取材のヒントを得ることも。そんな双方向のやりとりから、社会を少しでも良くする記事につなげたいと思っている。
※執筆記者の所属は2017年12月27日時点のものです。