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  • 足立区 竹の塚 (あだちく・たけのつか)

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  • 東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の竹ノ塚駅
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イラストマップ: なかだえり

  • 東京どんぶらこweb版 今昔記
  •  竹ノ塚駅の南側、足立区六月(ろくがつ)に炎天寺という灼熱(しゃくねつ)を思わせる古刹(こさつ)がある。平安末期の創設当時、異常な日照りが続いたことから命名されたという。境内に小さな池があり、ほとりに江戸後期の俳人小林一茶の句碑がひっそりと立つ。「蝉(せみ)鳴くや 六月村の炎天寺」「やせ蛙(がえる) 負けるな一茶是(これ)にあり」
     そのころの六月村はひなびた村で文人墨客が住み、一茶もたびたび訪れたという。俳諧に明け暮れ、五十歳過ぎて結婚した一茶。だが安穏はつかの間だった。長男を授かるがわずか一カ月で病死。続いて長女、次男も夭折(ようせつ)する悲運に襲われる。そして妻までも…。
     代表作「おらが春」には、幼い長女を失った悲しみを中心に日常風景などが俳文で淡々と綴(つづ)られている。三度の結婚は死別と失敗、病と苦闘する晩年、肉親との葛藤…。名声とは裏腹に壮絶で悲運多き人生だった。(哲)

2019年6月29日(土曜日)掲載分

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