東京新聞ほっとWeb > ドSグルメ > トマトソースと肉が甘いと感じた瞬間痛い!ハバネロの肉詰め
ハバネロの肉詰め

▲完成したハバネロの肉詰め

激辛トウガラシを丸ごと食べる
 東京・四谷にあるメキシコ料理の老舗、エル・アルボルを訪れ、激辛の名物料理「ハバネロの肉詰め」(1300円、税抜き)を食べた。ひと口食べると、トマトソースと肉の甘さを感じた次の瞬間、辛いというより、ヒリヒリした痛みが口の中に広がった。
 ハバネロの肉詰めは激辛トウガラシの実を丸ごと使う。半分に切り、ひき肉とチーズを入れて、まず揚げる。その後、トマトソースで煮込む。つまりハバネロを丸ごと食べる料理なのだ。
 激辛に強いという生活部の長壁綾子(写真下)が挑戦。1、2個目は「おいしい。辛い」と涼しげな顔だったが、3個目に「あっ、これはやばい。当たり! 実によって辛さが違う。まるでロシアンルーレット」と一瞬、涙目になる破壊力だ。筆者は2個で撃沈した。
 エル・アルボルは創業して42年。オーナーの手代木(てしろぎ)光明さん(73)は「店を始めたころはメキシコ料理はほとんど知られてなく、タコスがタコ酢と思われてました」と振り返る。ハバネロの肉詰めも「最初のころは、罰ゲームで食べる人が多かったですが、日本人もだんだんと本場の辛さに慣れ、今はお客さんの多くが注文する人気メニューです」と話す。
(文・清水孝幸、写真・戸田泰雅)
◀︎「エル・アルボル」オーナーの手代木光明さん
◀︎激辛に強いという東京新聞生活部の長壁綾子
エル・アルボル

SHOP DATA

◀︎オーナーの手代木さんがメキシコで購入してきた小物が至る所にある店内
住所東京都新宿区四谷1-7 第2鹿倉ビル1F
TEL03-3357-6868
営業時間平日・午前11時~午後11時、土日祝日・午後3時~午後11時
定休日不定休
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ハバネロ

近年まで辛さ世界一に君臨!
メキシコのユカタン半島が主な産地
 近年まで世界一辛いとギネスに認定されていたトウガラシの一種。メキシコのユカタン半島が主な産地で、米国や中南米でも作られている。最近は日本でも栽培され、家庭菜園用に苗や種も販売されている。
 実は緑色だが、熟すと、オレンジ色などに変わる。強烈に辛いだけでなく、フルーティーな香りもして肉料理との相性がいい。主にチリソースの材料になるが、生のままピクルスにしたり、刻んでサルサソースにも使う。
 日本では激辛スナック菓子「暴君ハバネロ」で有名になった。エル・アルボルの「ハバネロの肉詰め」もこの菓子メーカーに頼まれてできたメニューという。

2019年9月25日(水曜日)東京新聞夕刊掲載分

 

※この企画は一度食べたら忘れられない「ドS」な料理を紹介。毎月第二、第四水曜日に東京新聞夕刊で掲載しています。

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