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    No.39
  • 東京新聞 篠崎北部専売所

  • 東京新聞
    篠崎北部専売所
    【住所】東京都江戸川区篠崎町2-3-2
    【電話】 03-3679-3324
    所長 下村 智治さん
    都営新宿線篠崎駅にほど近い専売所を経営する下村さん。これまで新聞の販売業務には長年携わってきました。来年で15年目を迎える専売所での仕事について、詳しく伺いました。
  • ちょうかんぬ
  • 小学生の時に見ていたドラマが
    今のお仕事にも影響しているそうですね?
 小学生の頃、短い期間でしたが新聞配達をしていたことがあります。新聞の販売の仕事に携わるようになったのは、今思うと小学生の時にNHKで放送されていたドラマ「事件記者」の影響が大きいと思います。このドラマで新聞記者が特ダネを追って奮闘する姿は、今でもよく覚えています。またこの当時は印刷所から鉄道で各地の駅に新聞を配送していたんです。駅には新聞販売店の店主たちが待機していて、届いた新聞を自分たちの販売店に急いで持ち帰る。そして夜が明ける前から各家庭に配達をする。テレビを見て知ったことではありますが、新聞の記事を作り、読者のもとに届けるという仕事は子供ながら苦労も多いけれど立派な仕事だなと思っていました。
 この専売所の店主になる前は、東京新聞の販売店を管理する仕事をしていました。各地で販売店の開店前に、新しい読者を獲得する支援をしたり、経営状態の悪いお店の立て直しに携わるなど、販売店のための様々な業務を手掛けてきました。
 こうした業務をしていたところ、本社からの提案で販売店の店主になったのは2005年のことです。開店当時は駅から離れた場所にありましたが、2年前に今の場所に移りました。
 この地域に知り合いもいなかったので、開店当時は地元の方々と積極的に付き合うことから始めました。床屋さんの常連になってお店の方や他のお客さんと友達になる、自分を知ってもらうことが、この販売店での営業活動の第一歩でしたね。
  • ちょうかんぬ
  • 販売店の所長として
    大切にしていることは何ですか?
 従業員にも「新聞を売るより自分を売り込め」と言っているんですよ。例えば床屋さんでも、飲み屋さんでも、どんな仕事をしているか、自分から言わないようにしています。友達になれば「何の仕事されているんですか?」と聞かれますから。そういう流れを自然につくります。
 個人的な関係を築いた上で新聞を購読してもらった方が、やめてしまうことが少ないんですよ。たまにはお仕事上の関係で、他の新聞に移ってしまうお客さんもいます。でも、自分としっかりとした付き合いのある方なら、大抵の場合、東京新聞に戻ってきてくれます。
 お店では従業員と同じ目線でいることを心掛けています。和気あいあいとした雰囲気の中で働いてもらいたいので、いつも冗談ばかり言っていますよ。どこの業界もそうですが、今は人手不足なので。「人は宝」だと思って従業員にも接しています。
 新聞の販売店は、薄暗くてちょっと汚れているというイメージを持っている方も多いかと思います。それだと気軽に入って来られないですよね。だから店内も明るくして整理整頓を心掛けています。配達に使うバイクも、店の外には置かないようにしているんです。今の店舗は駅に近く、お店の前を通る人も多い。だから、今までのイメージを変えて、お客さんに足を運んでもらいやすい新聞販売店を目指しています。
  • 盆踊りの際にお店の名前を入れた提灯を出すなど、地域の活動にも参加し、街に溶け込むことも大切だとか。

  • 火災予防運動に参加し消防署から感謝状を贈られるなど、販売店として篠崎の街に積極的に貢献している。

  • 従業員は現在8名。パート勤務の方が多い。従業員に気づかれないように気を遣うのが下村さん流の仕事術。

  • ちょうかんぬ
  • 販売店のある篠崎は
    どのような街だと感じていますか?
 篠崎は、地元で生まれ育った人の多い街です。斜に構えていない、ざっくばらんに話せる方がたくさんいらっしゃる印象です。いわゆる下町の雰囲気がありますね。
 7~8年前から区画整理をしたお陰か、年齢層の若い住人も増えてきています。江戸川区は住民へのサービスも充実していて、子育てがしやすいと言われていますし、都心へのアクセスも良いところも魅力的です。買物ができる場所も揃っているし、篠崎公園や江戸川などで自然にも触れ合うことができる、一言で言えば便利な街ですね。
 自分は今年で72歳になりましたが、体が動くうちは、この篠崎の街で販売店を続けていくつもりです。販売店の所長を任せられる人材を育てていくことも、大切な仕事だと考えています。この店で働いた後、他店の所長になった従業員もいますよ。販売店の専業として働いている従業員の将来を考えて、これからもこの仕事を伝えていきたいと思います。
チョウカンヌ
東京新聞の次世代研究所で生まれたキャラクター。身も心も新聞でできていて、いろんなことに興味津々。よく「顔が広いですね(面積的に)」と言われ、自分でもそこは気に入ってる。「ユウカンヌ」という名前の妹がいる。

オススメ3大スポット

■篠崎公園(しのざきこうえん)

  • 【住所】東京都江戸川区上篠崎8-4-1、篠崎町8-7-6、西篠崎2-1、谷河内2丁目、南篠崎町4丁目、鹿骨町


    江戸川区民まつりの会場としても活用されている広大な公園。野球場やテニスコート、バーベキュー広場など様々なリクリエーションも楽しむことができる。

■篠崎浅間神社(しのざきせんげんじんじゃ)

  • 【住所】東京都江戸川区上篠崎1-22-31

    木花開耶姫尊を祀る江戸川区最古の神社。7月1日の例大祭では、一年おきに日本最大級の大幟が10本立ち並ぶ。

■春花園盆栽美術館(しゅんかえんぼんさいびじゅつかん)

  • 【住所】東京都江戸川区新堀1-29-16
    【営業時間】10時-17時
    【TEL】03-3670-8622
    【入館料】一般800円

    日本はもとより海外でも著名な盆栽界の巨匠、小林國雄が館主を務める盆栽の美術館。800坪の広大な敷地には1000鉢以上の盆栽が展示されている。
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