• vol.03
  • 銀座木村家

女優・宮﨑香蓮が東京を拠点とした老舗をご紹介!
女優・宮﨑香蓮が、インタビューから原稿まで全て自身でこなし、受け継がれている歴史や今もなお愛され続けている秘訣に迫ります。宮﨑香蓮の新境地を切り開いた新連載。
香蓮お姉ちゃん。東京・銀座に日本のパン文化を切り開いたというパン屋さんがあるって知ってる?
なんですって?
老舗の企業をリポートしている私としては、
とっても気になる情報ね!!
香蓮お姉ちゃんと一緒に、
リポートするためにも情報をリサーチしてるのよ!!
ミルミルちゃん…….
何てグッドパートナー(泣)!
銀座木村家さんへHere we go!

あんぱんの元祖“銀座木村家”の誕生秘話

  「銀座木村家」といえば?あんぱん!「あんぱん」といえば?木村家!
 そんな“相思相愛”を感じる「銀座木村家のあんぱん」わたしも差し入れで頂いてからその美味しさの虜です。
 平日で5000個!週末にはその倍近く売れるという大人気商品!150年続く老舗のこだわりお聞きしました!
 150年ということは創業明治2年!火災などにより何度か移転をよぎなくされたようですが、基本はずっと「銀座」の街で続いてきたお店です。
 明治7年に、“酒種あんぱん”が誕生。
 イーストがない時代、当時はホップを使ったパンが主流でしたが、食感が固くて日本人にはあまり好まれなかったのだそう。そこにビジネスチャンスを感じた2代目の英三郎氏が、酒まんじゅうをヒントに開発されたのが酒種あんぱんです。そして試食をしたのは、以前より親交のあった山岡鉄舟氏。幕臣で思想家であった氏のお墨付きとなった“酒種あんぱん”は、たちまち巷で評判の人気商品となります。
  そんな木村家のあんぱんがさらに有名になったのは、翌年、明治8年。
 従来のあんぱんに桜の塩漬けを乗せた“桜あんぱん”が明治天皇に献上されたことがきっかけでした。そう!今でも看板商品のあの“桜あんぱん”です!
 このきっかけも、山岡鉄舟氏の助言によるものなのだとか。
 木村家さんでは、献上された4月4日を「あんぱんの日」とし、今でも大切にされているそうです。
 このあんぱんは、完成までは険しい道のりだったそうです。それだけ練られた製法だけに、実は今もほぼ同じ製法で作られているんですって!
 酒種でつくられる生地は味がしっかりしているため、それに負けないよう、あんこは少し甘め。あんことパンが1:1という比率も試行錯誤の賜物です。
 変わらない美味しさへの安心感が、愛され続ける秘訣なんでしょうね。
  • 今回お話を伺った、広報の上野さん。木村家の歴史を、詳しく教えていただきました。

  • パンに込められた情熱は、今も冷めることなく銀座で輝いていました。

  • パンの香ばしい薫りに包まれて、幸せを噛みしめる私。全部美味しそうなので、目移りしちゃう。

  • 創業当時から変わらないデザインの半纏。時代は変化しても、接客の姿勢は変わりません。

銀座の街で守り続けられた
“銀座木村家”の今後の展望とは?

 
銀座の街で日本人が作り、守り続けてきたからこその新たな試みについてもお聞きしました。
 それはずばり「海外進出」! 海外での出店を考えているそうです。日本人が作ったパンが海外でどのような反応があるのか、楽しみですよね!
 守り続けられてきた“木村家”の味。150年変わらずに続けてきたことは、これからも後世に残していく。その中で新しいパンの開発や、季節に合わせた味の提案も積極的に行っているそうです。
 “変わらないもの”と、“変えていくもの”の融合。聞いているだけで、「オラ、ワクワクしてきたぞ!」です。 

 ちなみに、これまで暖簾分けしたお店は数あれど、同じ味を維持できているのは銀座の本店だけなのだそう…。当初は同じ味で出店していても、長く続けていくうちに、仕込みからパンになるまでの作業が大変のようです。
 同じ味を維持することが、どれだけ困難なことなのかが伺えますね。
 「銀座」という街だからこそ成り立っていることにも感謝して、周りにあるお店と150周年の節目にイベントができないか!とも計画しているらしいので、皆さんお楽しみに!
 銀座で愛される木村家、そして銀座を大切にする木村家。ここでも“相思相愛”を感じたのでした。
  • 人気商品が揃い踏み。甘いモノは別腹といいますが、焼き立ての薫りも別腹だと思います!

  • お店のラインナップは、入れ替わりで常時約120種類!何を食べたらいいのか悩んじゃいますよね。

  • 昨今、人気の“あんバター”は、伝統の味に現代の味覚をプラスした傑作。ホント美味しい!

  • 製パンの国際的企業ピュラトスの発酵種ライブラリーに、木村家さんの酒種も登録されています。

銀座木村家の人気パン、TOP5をご紹介!

  • 1位:桜あんぱん

    明治天皇に献上されたパンとして、不動の人気です。こしあんの上品な甘みに塩気のある桜がアクセントとなり、いくらでも食べられる逸品。

  • 2位:小倉あんぱん

    創業時からある粒あんのパン。昔からパンは“粒あん”、和菓子は“こしあん”で作られていることが多かったそう。その名残なのか、粒あんは今も人気。

  • 3位:あんバター/大人のあんバター

    あんことホイップバターの絶妙なハーモニーが大人気。大人のあんバターは、ジャマイカラムが加えられたもの。焼き上がり時間には行列も!

  • 4位:酒種ジャムパン

    あんずのジャムが入っているのは、木村家系の中でもここ銀座木村家さんだけの商品。昔ながらの懐かしさ溢れるパンを求めて購入される方も多いそう。

  • 5位:酒種メロンパン

    木村家の代名詞ともいうべき“酒種”の生地を使用したメロンパン。ほのかに洋酒の香りが残っていて、甘さを抑えた大人の味を楽しめます。

  • 広報担当上野さんおすすめパン
    番外編:アップルキューブ

    可愛いキュービック型の菓子パン。デニッシュの中は、カスタードクリームとリンゴの甘煮。ちょうど良い大きさと上品な甘味が人気の秘密。

取材後記

取材後記
取材後記
「銀座」ってハードルが高い感じがしませんか?「どやっ!」て感じがしませんか?私はそうだと思っていました(笑)。
しかし!働いている方々は「商店街のような雰囲気なんですよ」とのこと。木村家さんも銀座の周りのお店と助け合いながら続けてきたそうです。私がびっくりしたのは「近くにパン屋さんができてもウェルカムです」とおっしゃっていたこと!「結果として銀座の街に人がたくさん来てくれるからいいんです!」ですって!長く続けてきたからこその謙虚な姿勢、銀座という街のアットホームな一面を感じさせてもらいました。お忙しい中ありがとうございました。
DATA

銀座木村家

今年で150周年を迎える老舗中の老舗。ベーカリーからカフェ、レストランが一つのビルに入っていて、買い物から食事、休憩までと幅広く要望を満たしてくれる魅惑のスポットとしても人気を博します。酒種の出来立てパンが、食べられるのはここ銀座4丁目にある銀座木村家だけです!常に賑わう店内は、国内外を問わずにパンを求める人々が集う、まさにパンの楽園(パラダイス)。日本の伝統を守りつづけている味を堪能できます。
住所:東京都中央区銀座4-5-7
営業時間:10:00~21:00
定休日:無休(大晦日・元旦を除く)
電話:03-3561-0091

  • 宮﨑香蓮プロフィール
  • 宮﨑香蓮(みやざき かれん)

    1993 年 11 月 20 日生まれ。2006 年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」演技部門賞を受賞し、女優として活動中。NHK 大河ドラマ『花燃ゆ』ではヒロインの幼馴染・入江すみ役として出演する など、いま活躍を期待される若手女優の代表格。
■2018年度NHK「おもてなしの基礎英語」ドラマパートレギュラー
■テレビ朝日「遺留捜査」滝沢綾子役レギュラー
■島ぜーんぶ映画祭第11回沖縄国際映画祭
■地域発信型 出品作品「BENTHOS」主演

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