• File09
  • ジャズ喫茶 DUG

オッサンズからの卒業を目指し、
お笑いトリオ“東京03”が未知なる世界の扉を開く!

  • アラフィフのお笑いトリオ「東京03」のメンバーが、これまでのこだわりを捨て去り、新たな価値観に触れながら“立派な紳士”への道を目指す人気の連載!
    未知なる世界を体験するため、東京03探検隊が新たな冒険の旅へと旅立ちます!
  • 東京03
なんとなく敷居の高いお店というのは世の中にたくさんありますが
「ジャズ喫茶」もその内のひとつではないでしょうか。
独特の雰囲気があるお店で上手に女性をエスコートできれば
「紳士」であることをアピールできるはず。
そこで今回は老舗のジャズ喫茶DUG(ダグ)で
お店での過ごし方を教えてもらいました。
ジャズを聴いている男はカッコいい?



新宿の雑踏から地下へと下るとムーディな空間が広がっていました。




意外に明るい店内。
ちなみに写真左上に写っているのは大きなスピーカーの一部です。



「あんまり緊張しなくても良さそう。
とりあえず安心した」

「いらっしゃいませ。
マスターの中平穂積です。
今日はゆっくりしていってください」

「こ、今日は!
一見さんお断り、みたいなお店ではないんですね」

「初めまして東京03です。
3人ともジャズ喫茶に来るのは生まれて初めてなので
よろしくお願いします」

「はい、よろしくお願いします。
ご注文は何にしますか?」




コーヒーを飲みながらマスターの中平さんの話に耳を傾ける3人。
スピーカーは大きいですが音量はお客さん同士で会話ができるくらいで決して爆音ではありませんでした。



「お店の中は私語厳禁って訳ではないんですね」

「昔はね、そういうことを言う方もいましたけど
ジャズに対する気持ちが真面目ならば
話しても構いませんよ」

「女性と一緒に来ても問題ないですか?」

「昔は女性のお客さんはほとんどいませんでしたね。
硬派なイメージがあったようで。
今は女性連れのお客さんもいらっしゃいます」

「昔と今ではお店の雰囲気が違うみたいですけれど
DUGがオープンしたのはいつなんですか?」

「開店したのは1961年のことです。
今とは場所も違って名前もDIGでした」




60年近い歴史を持つお店に敬意を表しモノクロームのカットを掲載。
フォトグラファーになるために東京で学生をしていた頃からジャズのレコードを収集していた中平さんは26歳の時にDIGをオープンした。



「中平さんの学生時代ならレコードも高かったと思うんですが
どうやって集めていたんですか?」

「写真の勉強をしていたから父親に『カメラが必要だから』って言ってお金を送ってもらっていましたよ」

「えっ!?」

「ナイスなアイデアですね!」

「コラコラ!良い子は真似しないようにって言うところだよ」

「でもそのレコードのお陰でお店をオープンできたんだから。
結果的には良かったですね」

「でも趣味でジャズを聴くのとは違って
お店をやっていくのって大変じゃありませんでしたか?」

「最初の半年間はお店がガラガラで大変でしたね」

「そこでまたお父様に頼ったんですね!」

「そんな訳ないだろう!」

「まぁ開店する前から知り合いだった植草甚一さんにも
『ジャズ喫茶だけはやるな』と言われていたんですが
実際、開店してから毎日のように足を運んでくれて。
そういう熱心なお客さんに助けられたんでしょう」

※植草甚一(1908〜1979年):アメリカ文学、映画、音楽などの評論家。
エッセイ集「ぼくは散歩と雑学が好き」などで日本にサブカルチャーを根付かせた人物として知られている。


ということで、DUGの長い歴史の中で生まれたエピソードは後半で!



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